検索ボリュームとは、特定のキーワードが検索エンジン上でどの程度検索されているかを示す指標のことです。この指標は、SEO対策を行う上で重要な役割を果たしますています。なぜなら、検索ボリュームを確認することで、検索するユーザーのニーズを把握できるからです。ユーザーニーズを満たした記事を執筆し、サイトに掲載することは、SEO対策において欠かせないものです。
検索ボリュームを調査する際は、ツールを使う必要があります。ツールは、無料のもの・有料のものの、両方がありますので、予算の都合も踏まえて利用するツールを選ぶのがおすすめです。
ビッグキーワード
目安として、月の平均検索ボリュームが、10,000回を超えるキーワードを指します。この検索ボリュームはあくまで目安であり、狙うジャンルによってはもっと少ない検索ボリュームでも、ビッグキーワードと判断する場合もあります。
ビッグキーワードの基準としてどのぐらいから、という具体的な基準の話は、キーワードごとに検索ボリュームが大きく異なるため一概には言えません。
通常、ビッグキーワードは上位表示に成功すれば多くの検索ユーザーに閲覧してもらうことができるという期待の大きさや、競合の数が多く、狙っても上位表示しにくいという難易度の高さなどから分類されています。
ミドルキーワード
目安として、月の平均検索ボリュームが、1,000回から10,000回ほどのキーワードのことです。ビッグキーワードよりも検索ボリュームが少なく、ロングテールキーワードよりも検索ボリュームが多い、SEO対策難易度も中間のキーワードが多いことが特徴といえるでしょう。
ロングテールキーワード
目安として月の平均検索ボリュームが、1,000回以下のキーワードです。ロングテールではなく、スモールキーワードと呼ぶこともあります。具体的なキーワードが多く、競合サイトも少ないのが特徴です。
検索ボリュームを調査し、SEO対策を行う際は、これら3つの検索キーワードの分類についての考え方も意識することが大切です。
ただし、検索ボリュームだけにこだわるのは危険です。あくまでも検索ボリュームは、参考であり、それだけで戦略を決めることはできません。例えば、検索ボリュームが多くても、競合が多すぎる場合は、せっかくSEO対策を行っても上位表示が難しいこともあります。また、検索ボリュームが少なくても、独自性のあるキーワードであれば、ターゲットユーザーにアクセスされる可能性があるでしょう。
検索ボリュームを参考にしつつ、対象のキーワードがどのような人々にアクセスされるか、どのような意図でそのキーワードを検索するかを深く理解し意図に応えるコンテンツを用意するなどの対策をする必要があります。