SERPs
(サープ・サープス)
このSEO用語の重要度
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概念の難易度 | (2) |
SERPs(サープ・サープス)とは、検索を行ったときに検索エンジンから返ってくる検索結果のことです。このSERPsは、大きく2つに分かれます。「リスティング広告」と「自然検索結果」です。
「リスティング広告」とは、検索エンジンで広告を出稿することで、上位に表示される広告のことです。一方、「自然検索結果」とは、SEOの効果によって、自然に上位に表示される検索結果のことです。
つまり、検索エンジンで何かを検索すると、上位には広告が表示されることもあれば、SEOによって上位に表示されることもあるわけです。SERPsを理解することで、自分のサイトのSEOや広告戦略をより効果的に考えることができます。
Web広告には、いくつかのメリットがあります。例えば、広告をすぐに配信できるため、PRしたいタイミングに合わせて広告を配信することができます。また、ターゲット設定ができるため、無駄な広告費をかけずに、狙ったターゲットにアプローチすることができます。
リスティング広告は、特に多くの企業が利用している広告の一つです。この広告は、検索エンジンの検索結果画面の最上部または最下部に表示されることが多いです。
Web広告をうまく活用することで、自社の商品やサービスを効果的にアピールすることができます。また、広告効果をリアルタイムに把握することもできるため、広告運用の最適化にも役立てることができます。
一方、「自然検索結果」は、広告ではなく、検索エンジンの順位決定アルゴリズムによって表示順位が決定されるもので、リスティング広告の下に表示されることが多いです。この自然検索結果は、別名「オーガニック検索」とも呼ばれます。
自然検索結果の表示順位は、様々な要素で決定されます。具体的には、キーワードの選定やコンテンツの質、外部からのリンクなどが影響します。検索エンジンは、これらの要素を総合的に評価し、最適な検索結果をユーザーに提供することを目指しています。
検索エンジンで検索したときに、上位に表示されるほど、そのWebサイトを訪れる人が増える傾向があります。そのため、多くのWebサイト運営者は、SEO対策を行い、上位表示を目指しています。
SEO対策とは、検索エンジンにとって有益な、魅力的で質の高いWebサイトを作ることです。例えば、キーワードの選定やコンテンツの質の向上、外部からのリンク集めなどがあります。これらの対策を行うことで、検索エンジンからの評価を高め、上位表示を狙うことができます。
しかし、多くのWebサイト運営者が同じような対策を行っているため、日々検索結果順位を競っている状況です。上位表示を狙うためには、常に最新のトレンドやアルゴリズムの変化に対応する必要があります。
Webサイトが検索エンジンのSERPsに上位表示されるためには、3つの工程が必要です。「クローリング」「インデックス」「ランキング」です。それぞれの流れについてみていきましょう。
まず、「クローリング」とは、検索エンジンがWebサイトを巡回し、コンテンツを収集する作業のことです。検索エンジンは、クローラーと呼ばれる自動プログラムを使用して、WebサイトのURLを辿り、新しいコンテンツを発見するために定期的にクローリングを行います。
このクローラープログラムに、自社のWebサイトのコンテンツを見つけてもらわなければなりません
SearchConsoleを使用してサイト内のすべてのURLが記載されている「サイトマップ(インデックスさせたいURLが一覧になっているページ)」を登録したり、一般的にカテゴリ分類が適切にテキスト化されていて、リンク先ページが存在するため検索エンジン側に評価されやすい「パンくずリスト」と呼ばれるナビゲーションリンクの最適化といったSEO対策を行うことで、クローラーに発見されやすくなります。
次に、インデックスとは、クローラーが集めたページのURLとそのURLに掲載されているWebページを、検索エンジンが検索対象として使用するデータベースに保存することを指します。
もちろん、インデックスされていない(検索エンジンが検索対象として使用するデータベースに登録がない)場合は、検索しても検索結果に表示されません。
インデックスされたWebページは、検索エンジンの検索対象となり、検索ユーザーが検索を行うと、検索結果画面に表示されます。検索エンジンは、インデックスされたWebページの中から、ユーザーの検索に最も適したWebページを選び出し、ランキングをつけて表示します。
インデックスされるためには、Webページに掲載されているコンテンツが、ユーザーのニーズに適切に応えていることが重要です。また、他のWebページとは異なるオリジナリティの高い情報を含んでいることも、インデックスされるための条件の一つです。
Webサイト運営者は、Search Consoleを使って、サイトマップやパンくずリストの最適化などのSEO対策を行い、自社のWebページがクローラーに発見されやすくなるように努めることが重要です。
最後に、「ランキング」とは、検索エンジンが検索結果の中から、ユーザーに最適なものを表示するために、Webページを評価する作業を指します。このランキングは、様々な要因によって決定されます。例えば、キーワードの選択やコンテンツの質、外部からのリンクなどが影響します。
検索エンジンは、インデックスを終えるとサイトの順位を決める評価プログラムが順位付け(ランキング)を行います。サイトが上位表示されるためには、この評価プログラムで良い点数が取れるように、Googleの検索品質評価者ガイドラインに沿ったSEO対策を行うことが大切です。
SERPsは、SEO同じキーワードで競合しているWebサイトはどこなのかという情報や、上位表示されているページ内容の特徴はどういったもので、自社サイトに何が不足しているのか、などの豊富な情報を含んでおり、サイトの成否に大きく関係します。
そのため、SEO対策をする際は、SERPsの情報も常に絶えず収集しておくことが大切です。検索エンジンの変化に柔軟に対応することが、ビジネスの成長にもつながるでしょう。