SEOの戦略

SEOの戦略は、ホームページの種類や目的によって変更しましょう。
ホームページの種類や目的に沿ったSEO戦略を選択しましょう。

SEO戦略はホームページの種類や目的によって適切なものを選択しましょう。

資本と時間に余力がある大企業なら、幅広いトピック毎の専門ページを網羅的に作成し、検索されているトピックを幅広くカバーすることで、検索者を網羅的に取り込む戦略を取ります。

資本も時間も余裕がない中小企業なら、この範囲なら勝てるという強みがある範囲のトピックで、一番の専門性を持たせた内容を記載します。

ECサイトなら、販売の効率化のために、1.露出量の向上、2.販売効率の向上、3.営業、受付時間の24時間化、4.商品説明品質(顧客体験)を均一化。

サービスサイトなら、メリット理解からの問い合わせを増やすために、1.わかりやすい説明、2.サービスのメリットデメリット説明、3.差別化ポイント、5.場所、営業時間、価格。

ブランドサイトなら、イメージ向上と利用シーン想起、認知度向上のために、1.好かれるイメージ訴求、2.記憶に残るキャッチコピー、3.生活上の必要性、4.活用事例、5.拡散。

など、ホームページの目的に合わせて、SEO戦略を選択しましょう。

大企業のSEO戦略

大企業のSEO戦略は、割合が多いユーザーニーズに応える作業を行い、改善を続ける、ある意味、最もSEOとして正しい姿です。

流入キーワードを分析し、検索ニーズの多いキーワードから順にニーズに応えるページを作成して、ページを増やしていきます。

解析を続けていくと、コンテンツを追加するたびに新しい流入キーワードが増えていきます。この流入キーワードに対応する専用コンテンツを増やしていくことで、ニーズに応えるコンテンツを増やし、流入を増やしていきます。

大企業のSEO戦略 特定キーワードのトピックのカバー率を増やす

SEO戦略 特定キーワードのトピックのカバー率を増やす

自社サイトで提供している、検索流入が多い特定キーワードのトピックについて、初心者向けの解説をするコンテンツを増やすことを優先的に行います。

初心者向けに、というところが大切で、問い合わせに至る前に、どのような悩みをどうやって解決してくれるのか、どのような商品、サービスなのか。といったことを理解できるコンテンツが用意されていると、そのトピックについての理解が進み、市場を広げたり、問い合わせを誘導しやすくなります。

中小企業のSEO戦略

SEO戦略 ドメイン内ページ数を増やす

ドメイン内のページ数があまりにも少ない場合(10ページ未満)と比較すると、ドメイン内のページ数が多いことも重要になってきます。そこで、戦略的にページ数を増やすことが大切になってきます。

また、サービスや商品の説明が詳細であり、会社概要、連絡先、責任者氏名など、サービスや商品の提供を受ける際や返品の際に重要となる、具体的な情報が掲載されていると、信頼につながりやすくなります。

ECサイトのSEO戦略

中小企業のECサイトのSEO戦略は、購入アクションに近い(購入意欲の高い)具体的なキーワードを狙いましょう。

悪い例 「財布」
※競合が多くこだわりが少ない(または調査段階のため購入するかどうかもまだ決まっていない)ため商品の価格競争になりやすいキーワード
良い例 「〇〇革 長財布 色」
※購入したいものが決まっていて、こだわりがあり購入意欲が高く、比較的競合が少ない上、価格競争になりにくいキーワード

SEO戦略 具体的なキーワードを狙う

自社サイト上で取り扱い面積(PR量)が多い主力商品の具体的な商品名から対策を行います。

サイト上で販売していないキーワードを使用しても、評価されにくいことがわかっています。もしオリジナルの商品名でしたら、比較的早く検索結果上位に表示されます。「オリジナル商品名+通販」などです。

こうした具体的な指名検索で1位など、検索結果上位を取れるようになると、徐々に周辺のキーワードでの評価が高くなります。そうなったら次の段階です。より幅広い検索ニーズがあるキーワードを狙って、対策を行いましょう。

「カテゴリー名」のような、あいまいなキーワードを検索しているユーザーは、具体的に購入したいものが決まっていないため、まだ事前に調べている状態であることも多く、数万点の豊富な商品がないと結局購入されないということが起こります。また、こうしたあいまいなキーワードは、サイトの構成上どうしてもポータルサイトなどのページ数が多いサイトが有利で、上位に来やすくなっています。

※ポータルサイトが、あいまいな検索から探したいというニーズを満たすつくりになっていることが多いためです。そのため、大手ポータルサイトに対抗できる十分な予算がない場合は、こうしたキーワードから対策を着手すると、結果が出るまでに時間がかかるため、避けた方が良いです。

※大手ポータルサイトを超える商品点数、詳細な説明ページの数を用意できる場合は、この限りではありません。

サービスサイトのSEO戦略

サービスサイトの目的は、サービス内容をわかりやすく的確に伝えることです。

サービスサイト内では、検索されたニーズ(キーワード)に対して、何を答えるのか(それはどのようなものか、など。)を以下の例のように、的確に示します。

例:「Find-A」は、SEOサービスです。検索エンジン最適化を目的としたSEOコンテンツを作成いたします。

SEO戦略 わかりやすい説明

サービスサイトでは、具体的なサービス内容がわかりやすいことが求められます。ホームページを見ても何のサービスを提供しているのかわからない、といったWEBサイトも、残念ながら存在します。

どんなサービスを提供しているか、サービスのメリットやデメリット、他社との違い、提供している場所、営業時間、サービスの価格、使い方といった、まだそのサービスを利用したことのない方でも、わかりやすく明確に欲しい情報が伝わる説明を書くことが重要です。他社には掲載されていない、利用者の役に立つ情報が充実していると、便利に利用してもらうことができます。

SEO戦略 サービス入手方法の明記

サイト上にサービスを受けたくなった場合の連絡先の記載がない場合や、購入をしたくてもできないケースがあります。

サービス情報の入手が目的である場合は目的が完遂できるのですが、購入したい場合、問い合わせたい場合だと、ニーズに応えられないということになってしまいますので、購入ニーズや問い合わせニーズにも応えることができるよう、わかりやすく入手方法が明記されているか確認し、配慮します。

SEO戦略 連絡先の明記

組織の名前を宛名にした郵便物が届く、具体的な現実にある住所(バーチャル住所ではなく、実体がそこにある住所)を明記します。

連絡先の記載がない場合や、正確な情報が掲載されていない場合、他のサイトと比較して、信用されにくくなってしまいます。通常、登記住所や、他のサイトに掲載されている住所、あるいはグーグルマイビジネスの認証済み住所(認証はがきが届いた住所)、または国税庁法人番号公表サイトに登録されている住所と正確に一致する住所をホームページ上で使用していると、正確な住所が掲載されていると考えられて、信用されやすくなります。

※例

会社名 GMOソリューションパートナー株式会社
住所 〒150-8512
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー 6F
TEL 03-5428-6621
FAX 03-3780-5288

ブランドサイトのSEO戦略

ブランドサイトでは、見た目がよく、ブランディング対象(ブランド自体、会社、サービス、商品など)を好きになってもらうためのイメージ(ストーリー(物語性)、映像、画像、キャッチコピーなど)が重要です。

SEO戦略 ブランドイメージを損なわないようにテキストを使用する

SEOを行うためには当然、検索をしたときにその目的である情報が掲載されていること(検索可能にするために、テキストで情報があること)が重要です。しかし、ブランドイメージを伝える際はテキストが多いと邪魔になる場合があります。

イメージ画像や映像は、商品の特徴を文字よりも直感的に理解してもらうために役立ちます。また、キレイな映像は好意を寄せてもらうためにも重要です。

そこで、トップページのイメージには、商品・サービスの特徴が伝わる動画や画像を、シンプルに掲載しておくことが大切です。しかし、初回ご利用者様へのイメージ訴求の場合は、画像であれば1枚。映像の場合は5秒から15秒以内(おすすめは8秒以内。)の短い時間で閲覧ができるものがおすすめです。

これは、イメージが多かったり、動画が長いと閲覧を途中でやめてしまうケースが多いためです。また、詳細を見たい、知りたいという意欲的な方向けの場合の映像は、詳しい説明の場合、30秒から2分。理解を深めるための学習や説明映像であれば30分程度の長さにしても大丈夫です。

※ただし長めのイメージは、トップページに掲載するのではなく、詳細が知りたい方向けの場所に置いておきましょう。そして、完全にテキストが無くてよいというわけではありません。イメージだけでは伝えきれないことも多くあります。

そこで、イメージの補足として、可能な限りシンプルに説明テキストを入れましょう。素晴らしいイメージと素晴らしいテキストの説明は、わかりやすく印象に残る素晴らしいコンテンツになります。