SEO
読み:エス イー オー
正式名称:Search Engine Optimization
読み:サーチ エンジン オプティマイゼーション
SEOは、「検索エンジン最適化」のことで、Search Engine Optimizationの頭文字を取った略語です。
検索エンジン最適化を簡単に説明すると、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを活用して特定のキーワードを検索した際に、検索結果の上位に自社サイトを表示させるための戦略的な対策です。
検索エンジンを利用しているユーザーに 、特定のキーワードで検索した際に、上手く自社サイトに訪れてもらうために、多くの会社がSEO対策を行っています。
主なSEO対策の方法としては、サイト内の情報を最適化する「内部対策」が主流です。
適切なページタイトル付け、適切なページの説明文の作成、URLの付け方、ユーザーが求めている価値のある情報の掲載、分類のためのタグ付け、情報量のカバー、通信量の削減、セキュリティの向上などがあります。
SEO対策は、サイトを見てほしいと考えている法人もしくは個人が行います。
検索結果の上位に表示されることで、多くの検索ユーザーの目に留まり、ユーザーがサイトに訪れる可能性が高くなります。
その結果として売上アップや会社の成長、知名度アップなどが期待できます。そのため、多くの会社及びサイト運営者がSEO対策を行っています。
このような背景から、ネット上は雑多なコンテンツが増えやすい環境にあります。しかし、それではユーザーが本当に必要な情報を見つけることが難しくなってしまいます。
そこで、GoogleやYahoo!などの検索エンジンは独自のガイドラインを設け、検索ユーザーの意図に応える、品質の高いコンテンツを上位に表示させています。そのため、SEO対策では、検索エンジンの基準を満たす品質の高いコンテンツの作成が求められます。
コンテンツの品質は、インターネット全体で比較して、このコンテンツがどれだけユーザーが知りたいことがわかりやすく、詳しく、信頼できる内容が書かれているかの順位評価で決まります。
コンテンツの品質の指標の種類として、Needs Met(ニーズメット)とE-A-T(イー・エー・ティー)があります。
Needs Met(ニーズメット)とは、ページで言及する内容について、検索している人のうち多くの割合のユーザーを満足させることができるかどうかの評価です。
評価が高い順に、FullyMeets(ほぼすべてのユーザーが満足) > HighlyMeets(品質が高く多くのユーザーが満足) > ModeratelyMeets(役に立つ部分はあるが、十分ではない) > SlightlyMeets(ずれている、一般的ではない、不正確な部分がある) > Fails to Meet(不正確、有害、攻撃的、差別的、事実と異なる)となっており、コンテンツの内容が、キーワードに対して求められているものを的確にわかりやすく提供することができているかを評価しています。
E-A-T(イー・エー・ティー)とは、Expertise(エキスパーティーズ:専門的な知識)、Authoritativeness(オーソリテェーティブネス:権威)、Trustworthiness(トラストワーゼィネス:信頼性)のそれぞれの頭文字(イニシャル)をつなげた造語です。
このような品質評価を得るために、ページの内容に、専門知識や権威、信頼性が含まれるようにします。
SEO対策の基本は、Googleが掲げる方針である「ユーザーファースト」です。
この考え方は、サイトが評価されるために最も重要な要素であり、Googleが示すサーチクオリティガイドラインなど、品質が高いと認められる条件を多く満たすサイトが品質の高いサイトとなります。
Yahoo!もGoogleと同じシステムを採用しているため、Googleの基準に沿うと、自然とYahoo!での検索順位も上がります。具体的な評価基準は公開されておりませんが、基本的には検索ワードに沿った情報がわかりやすく掲載されている、利便性の高いサイトが品質の高いサイトとみなされます。
例えば、情報説明の文章だけでなく、図・表や動画、音声で補足されていると情報量が増えるだけでなく、ユーザーにとって情報がわかりやすくなるため、評価があがります。
SEOに強いページタイトルのつけ方を解説します。
わかりやすくするために、当社で実施しているSEO対策のテストサイトをもとに、事例を交えてご説明いたします。
<title>渋谷のおすすめSEO業者一覧</title>
こうすることで、タイトルとページ内容が一致するため、利用者にとってわかりやすいページが作成できます。
そして、2~3週間経過すると検索エンジンにクロールされ、検索エンジンのデータベースが更新されると表示順位が以前より良くなっているはずです。
タイトルタグの設定及び記述方法は以下の通りです。
titleタグの設定は、HTMLソースコード上のheadタグの中に、下記のように<title></title>で囲んで記述をするだけです。
<title>渋谷のおすすめSEO業者一覧|GMOソリューションパートナー</title>
ページの説明文となる文字であるディスクリプションタグは、タイトルタグと同様、SEO対策において重要な要素です。
この説明文は検索結果に表示され、これから見るページの内容はどのようなものかを説明することで、検索者が検索結果からページ内に移動するかどうかの一つの判断基準になります。
そのため、ページ内の情報が簡潔にまとめられていて、欲しい情報がそこにあるという確信が得られる書き方をします。
以下にディスクリプションタグの例を記載いたしますので、こちらもカスタマイズしてお試しください。
<meta name="description" content="渋谷にあるSEO業者をご紹介します。SEO対策の依頼をする際の参考にしてください。">
SEO対策を行う前にまずは、対策を行うキーワードを決めます。
SEO対策のキーワードを探すときは、Googleのサジェストキーワードや、検索結果の関連キーワードリンク、あるいはGoogle広告キーワードプランナーなどの、検索数を調べるツールを駆使して調査を行います。
このとき、気を付けるポイントは3つあります。
キーワードを選ぶ際には、グローバルな大企業でない限り、単純な検索ボリュームよりも、エンゲージ(自社が検索ユーザーのニーズにしっかり応えるサービスを提供しているかどうか)を意識してキーワードを選ぶことが大切です。そうすることで、対策にかける手間・コストと、上位表示できる可能性のバランスが良くなります。
また、具体的な参考価格やオプションの有無、サービスの購入方法、連絡先など検索ユーザーが知りたい内容に応えられるコンテンツを用意することも重要です。
SEO対策を行うキーワードを探す際にはほかにも、「具体性」など気を付けるべき優先順位があります。
以下をキーワード選びの参考にしていただければ幸いです。
このように、自社サイトが検索ユーザーにとって、利便性の高い状態にあるか、定期的に他サイトと比較を行って、確認することが重要です。
他のサイトよりも利便性が高い状態を保つためには努力が欠かせませんが、検索エンジンはこのようなポイントを評価しています。
SEO対策では、Googleが掲げる「ユーザーファースト」を念頭に置いて考える必要があります。
それはユーザーが求めている情報をわかりやすくサイトに掲載すると言うことです。その工夫を行うことが最大のSEO対策になります。
キーワード設定においても、設定したいキーワードではなく、検索ニーズに応えられるキーワード選びが重要です。また、コンテンツではしっかり検索ニーズに応えた内容が記載されていることが重要です。
例えば、情報のカバー範囲として、「東京の特産品」というキーワードに対するコンテンツとして、東京全ての特産品情報がすべてカバーされているサイトと、1つしか記載されていないサイトでは、全てカバーしているサイトの方が高い評価を受けやすくなります。
そのため、カバー範囲が広いキーワードを対策ワードに選んでしまうと、そのカバー範囲全てについて詳細を書かなければならなくなりますので、自社がそれをカバーしているのかどうかをしっかり検討して、十分ニーズに応えることができる範囲のキーワードを選択することが大切です。