SEO会社とは何か?何をしてくれるのか。

SEO Company / What Do They Do?

SEO会社とは何か?
何をしてくれるのか。

SEO会社とは

SEO会社とは、SEO対策を行いたいクライアントの代わりに、SEO対策を行う会社です。改善のための分析・企画・立案・提案を行う存在ですが、その支援範囲やアプローチは、SEO会社によって大きく異なります。

SEO会社によって違う支援範囲

多くのSEO会社はサイトの現状分析や施策のアドバイスを行いますが、「実行・改善サイクルの運用代行」まで踏み込む会社もあれば、助言のみに留めるコンサルティング特化型の会社もあります。

SEO会社は、いわば「ウェブサイトのお医者さん」のような役割を担い、「検索エンジンと利用者の双方にとって最適な状態」を熟知しています。しかし、全てのSEO会社がこうした「本質的な改善」を重視しているわけではありません。 中には、リンクするだけやメタタグのコーディングだけといった、本質的な改善が手薄なケースも見受けられます。

こうしたSEO会社が悪いわけではなく、このように部分的な支援を必要としているクライアント向けのサービスを、総合的な支援が必要なクライアントが価格の安さで選んでしまってうまくいかないといった場合があるため、SEO会社が支援する内容が本質的なものかを見分けられる知識をここで身につけましょう。

多くのSEO会社は、ウェブサイトを良い状態に近づけるために、必要な情報が欠落していないか、ユーザーのニーズによく応えていて存在意義が高いか、利便性が高いか、冗長ではないか、信頼性が高いか、間違っていないかといったチェックを行います。

そのほかにも、サイトオーナーが気づいていない箇所を、ノウハウに基づいて改善します。具体的には、例えば以下のような内容です。

  • ウェブサイトは画面下にスクロールしないと内容も問い合わせ先も分からない状態ですが、ユーザーは一切スクロールしていない
  • ウェブサイト上に正確な連絡先が掲載されていない(住所の番地・部屋番号がカットされている)
  • 24時間問い合わせ履歴が残せるチャットや問い合わせフォームがない(電話のみで留守電にならず、ユーザー側に一番時間のある休日深夜の問い合わせや予約ができない、履歴が残らない)

SEO会社は、こうしたサイトオーナーの課題解決や、最適な対策キーワードの分析や選定、対策施策の立案・実行、伴走支援を行うことが多いです。

SEO会社の組織力とスタイルの違い

本記事の内容はすべてのSEO会社に当てはまらない可能性がありますが、SEO会社は基本的に、個人の経験則に頼るのではなく、組織として蓄積した膨大な分析データや業界横断的な上位表示実績の高い施策を組み合わせて、重要度の高い施策を効率的に行うことで、SEO効率を最大化します。

SEO会社に依頼する理由

ノウハウの蓄積

SEO会社にはSEO対策の依頼が集中するため、さまざまなノウハウやテクニックがたまります。依頼する一番のメリットはこのノウハウの蓄積が多いことで、短時間で効率的な対策ができることにあります。

業種別の課題解決方法を把握

SEOには通販サイト特有の課題や、宿泊サイト特有の課題、求人特有の課題、不動産特有の課題など、業界によって、クリアしなければならないSEO課題が異なります。

これらを把握していて、クリアできることはもちろんのこと、検索結果でほかのサイトよりも評価されるようにするためにはどうする必要があるのかを、ケースごとに検証、把握しておく必要があります。

例えば、通販サイトでは実際に同じドメイン内で購入が完了しない作りになっていると評価されにくいことや、来訪型ビジネスではビル名表記はしているけれど、地図がないとユーザーがお店にたどりつけないことがあり、離脱してしまっているという事実もあまり知られていません。

長年の変遷を経験してきたか

SEOは対策の変遷を経験してきていないと、「何がよくて何がNGなのか」ということの判断を間違いやすく、その間違いやすい箇所がたくさんあります。ずっとSEOのニュースを追っていてエラーをたくさん経験してきている会社ならわかるのですが、SEO会社でない限り、そこが本業ではない組織にとっては、「25年以上の膨大な変遷や、重要なポイントがどこかの学習コスト」が大きくなりすぎて、学習期間を年単位とってもプロには追いつけなくなってきています。

そこで、相談できるパートナーとして、信頼できるSEO会社に頼み、コミュニケーションをとって伴走支援を受けながら効率的に学習を行いつつ、インハウス化(徐々に社内チームで実施)していく流れがでてきています。

なぜSEO会社に頼むのか。自社だけでは難しいのか

  1. 社内リソース不足

    自社のビジネスにマーケティングや広報のチームがいる場合、重要性の高さと効率の良さからSEOはほぼ実施されますが、このような人材投資が行えない環境の場合、SEOは行うべきことが多いため、自社のリソースを割くことが難しいということが多いです。

  2. 最新情報のアップデートの速さに追いつく執念・意欲の高さ

    検索エンジンのアップデートは告知されないものを含めると毎日のように行われており、進化しています。クライアントのために説明ができるまでに最新情報の徹底分析と検証・確認を行うのは、SEOを事業として行っている会社以外、執念・意欲を燃やす重要な場所がそこではないため、最新情報に追いつけていないということが多いです。

  3. 学習期間が長い

    検索エンジンとその対策であるSEOはともに改善を繰り返し、すでに29年ほどの歴史があります。

    すでに、今からSEOに取り組む新人ウェブ担当者には「細かいルールがなぜそうなったのか」を追うことはできず、興味の対象でもありません。しかし今も確実に検索エンジンは進化を続け、その学習に費やす時間は長期化し、詳細を含めると追いつくことができないレベルになっています。

    今から学習をしても、長期にわたってアルゴリズムの変遷に業務として対応してきたベテランに実務対応力で追い付くことが難しいため、とりあえずSEO会社に依頼したほうがずっと効率が良い状態になっています。

  4. 分析可能なデータ量の違い

    手元に集まるデータ量はSEO会社側に優位性があります。

    自社サイト1つの分析を自分の考えのみで行っていても、ぶつからない壁があります。SEO会社なら、例えば抱えている100サイトの課題を、「クライアント側が考える特殊な条件で起きている壁」という形で、「さまざまな業種業態商流ごとの、考えによるさまざまな壁にぶつかっている」ことで起きている問題と改善すべき課題があり、それを解決する方法のデータがたくさん得られます。

    このデータを貯められた量がノウハウになるわけですが、SEO会社側ではその壁の超え方はわかっていても、個人や1サイトの分析では貯まるデータ量が少なく、自分がぶつかる壁としては初めてで、この壁を超えるまでに調査・分析・検証し知人に聞いてもわからず、解決までに時間がかかるといったことが起こります。

    SEO会社では既に解決方法がわかっていることが多いということは、「調べたり悩んだりこれから検証したり」という時間を、まるまる全てカットできることが多く、課題解決に対して大変効率的なため、このような時短もSEO会社に頼むメリットになります。

  5. 難易度判定の簡単さの違い

    SEO会社では、データ量の多さによるものですが、どのぐらい時間とお金を投資すればどのぐらいの評価が得られる、このワードは上がりやすい、上がりにくいといった難易度判定がしやすくなっています。

    難易度が高いキーワードにいきなり取り組んでも、膨大な投資労力と対策結果の得られなさから、SEOは効果がえられないという誤った判断をしてしまいがちです。SEO会社では多数の類似キーワード対策の経験から、このキーワードはあの会社より簡単、難しいといった判断がしやすいため、効果が出にくいことに延々と取り組むといった無駄を大きく省きやすくなっています。

    これらのさまざまな取り組み難易度の高さの観点から、これから初めて取り組むという場合は、SEO会社への依頼を検討することがおすすめです。

SEO会社は具体的に何をしてくれるのか

SEO会社は、提供するサービス内容によって、実施できること、価格は大きく異なります。

以下では、SEO会社の主なサービス内容をおおまかに区分けして解説します。詳細については、各SEO会社に直接問い合わせて確認するようにしましょう。

現状分析・SEO対策コンサルティングを提供する会社

解決できる課題:専門知識が欠如している場合に依頼します。

改善アドバイスに特化したサービスを行うSEO会社です。アドバイスを受けて実際に手を動かして実装を行うのはクライアント側のチーム。という形をとります。かなり詳細な分析レポートと、ビフォアアフターの提案を受けられることが多いですが、自組織にその提案をうけて実際にサイトに反映するための担当者が必要です。

具体的な悩みがあり、個別の解決策を具体的に相談し、提案が受けられます。高額・長期契約になるケースが多いです。

既存ページへの内部対策を提供する会社

解決できる課題:検索エンジンになぜか評価されにくい。

今あるページに対策したいキーワードに合わせた内部コーディングを実施するSEO会社です。かかるコストは比較的安価ですが、改善力はコンテンツSEOと比較すると影響力が劣ります。 また、もともと対策したいワードとかなり強い関連性があるサイトなのに、なぜかSEO順位が低いサイトに向いている対策です。

コンテンツSEOを提供する会社

解決できる課題:ユーザーが知りたい情報がサイトに不足している。

上位表示させたいキーワード専用のSEOコンテンツを作成してクライアントサイトに設置することで、クライアントサイトの検索結果を高めるサービスを行うSEO会社です。比較的、自由度の高いSEO対策を行うことができます。

テクニカルSEOを提供する会社

解決できる課題:ホームページ管理環境に問題があるが気づけていない場合のコンサルティングと解決。

サーバー環境や使用するCMS(コンテンツ管理システム)、HTMLの書き方、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)など、技術面のインフラを最適化することで、SEOを行うSEO会社です。閲覧者がレスポンスよくサイトを閲覧できるように改善する会社です。

アクセスの集中がしやすいサイトや動作が重いサイトなどは大きな改善が見込める場合がありますが、大きな順位変動にはつながりにくいSEO会社です。

社内のリソース不足を解決するSEO会社

相談・指示をすることで、SEO対策を代行してくれる会社。

これを活用することで、組織内でSEOを担当する人材を用意できなくても、外部リソースを活用して対策をすすめることができるようになります。競合が対策を行って有利に事業を進めている中、なにもしないで見ていることしかできない状態にならず、自組織も他の競合に対して優位性を作るための改善を進めることができるようになります。

ひとくちにSEO会社といっても、提供する内容には差があります。このほかにも、さまざまなSEO会社がありますので、自組織が解決したい課題、費用感など内容を相談しましょう。

SEO会社の施策例

SEO会社の施策例を示す図

検索データベースへの登録のされやすさ(クローラビリティ)改善

SEO会社は、どうやって検索エンジンに見つけてもらうかを知っています。

クロール(検索エンジンがサイトを見つける方法)しやすいように、ユーザーが探しているキーワードをサイト内に加えます。この時に、sitemap(サイトマップ)というファイルを修正追記して、新しく作ったページを、検索エンジンが認識しやすくします。

検索エンジンにデータを正確に認識させる(構造化データ)改善

SEO会社は、検索エンジンがクロールで取得したデータを、文字列としてどう認識するかを知っています。

検索エンジン側がデータを正しく取得できないケースを減らすために、構造化データを設定して、このサイトは何屋さんで、何が得意で、なんという名前かという情報を正確に認識させる書き方に沿って記述し、適切に認識させます。

探されている情報を分析して提供(文章の追記)

SEO会社は、検索エンジンを使ってユーザーが何を探しているかを分析します。

探しているものを情報化、文章化して自社サイト上で提供するに改善することで、検索でヒットするようにしたり、検索結果で上位表示させるようにしたりすることができます。

上記はわかりやすい例ですが、SEO会社が行っていることはこのほかにも多数あります。何をどこまで行うのかはSEO会社によって異なりますので、詳細はお問合せください。

SEO会社に頼むときのよくある失敗・注意点

SEO会社を選ぶ際の注意点を示す図
  1. 提供内容の確認

    SEO会社は、サービス内容によって提供内容が異なります。やりたかった内容を提供していないといった失敗をしないように提供内容は何か。複数ある場合は一覧をもらうなど確認しておきましょう。

  2. SEO実施目的の共有

    SEO会社は、検索結果の上位表示を最優先課題として取り組みますが、クライアント企業はそれよりも優先することがある場合もあります。例えば、SEO会社では、上位表示を優先するために、デザイン変更やレイアウトの表示順、サイト上の重要部分の文章修正を提案する場合もありますが、クライアントはそれを望まないといった形で、上位表示を優先するか、ポリシーを優先するかという相談をすることがあります。

    上位表示を優先するあまり、自社のポリシーにそぐわないといったお互いの時間を失ってしまう失敗を避けるために、実施目的と優先順位のバランス・考え方を事前に共有することで、スピーディーに満足度の高いSEO対策を行うことができるようになります。

  3. 自社で行う範囲の確認共有

    SEO会社によっては、SEO会社で行う範囲とクライアントが行う範囲が分かれている場合があります。

    場合によっては、アドバイスは行いますが、分析や実際の対策はお客様が自分で行う、といったアドバイス型のサービスや、分析ツールは提供してもその他はお客様が考えるといった場合もありますので、SEO会社の提供内容と自社で行う範囲、自社で修正していい内容などを事前に確認しておきましょう。

  4. 自社に合ったSEO会社の選び方

    SEO会社は「クライアント企業の規模感やチーム体制」「提供内容」によって、最適な形がそれぞれ異なります。ざっくり規模感別に、以下の通り分類します。

大規模 数千ページ〜数十万ページ 
自社マーケティングチームあり

クライアント企業内に自社チームがいる場合、SEO会社には現状分析と改善アドバイスをもらい、自分たちでコンテンツを作成し、反映する形がお勧めです。技術的なアドバイスをもらいながら、修正箇所が明確になり、自分たちの想い、方向性、品質を的確に反映しやすい体制です。

中規模 100ページ〜数千ページ 
担当者1〜5名

クライアント企業に担当者として動けるメンバーが数名いる場合、SEO会社には現状分析と改善アドバイス、改善の提案・反映をしてもらい、自分たちで監修、修正、チェック行う形がお勧めです。ベースの作成は任せて、修正は自分たちで行うことで、コストを下げつつ、専門性の高い施策を実施しやすい体制です。

小規模 0ページ〜100ページ 
担当者無し〜1名

クライアント企業に担当者はおらず、社長自らが制作をしている場合、SEO会社に伴走してもらい、企画〜制作〜設置〜改善をしてもらう体制がお勧めです。サイトの対策内容や追加文章について事細かなニュアンスコントロールは社長自らが修正を行わない限り難しいですが、分析に基づく専門的なSEO対策を進めることが可能になります。

SEO会社に依頼する場合の費用感と成果が出るまでの期間

SEO会社への依頼費用は、サービスの種類・支援範囲・サイト規模によってかなり幅があります。

月額数千円台のツール提供のみのものから、月額30〜100万円以上のコンサルティングからコンテンツ制作、代理設置、分析、再対策まで行う伴走型まで幅広く、価格と実施内容にも違いがあります。

小規模サイトで内部対策とコンテンツ作成を依頼する場合、月額5〜15万円前後が現実的な相場感です。成果が出るまでの期間については、競合の少ないキーワードなら早いと2〜3ヶ月で順位変動が確認できることもありますが、競合が強いキーワードでは分析・検証や追加対策の実施、その結果を見ての更なる対策を含めて、6〜12ヶ月を見込んでおくとよいでしょう。

「すぐ1位になれる」と断言するSEO会社は要注意で、誠実な会社ほど「おおよそ数ヶ月後に手応えが見えてくる」という形で期間感を正直に伝えてくれます。費用と期間、実施内容をセットで確認し、自社の予算と実施したいことに合っているかを確認して判断することが大切です。

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よくある質問

AIOとSEOは別々に対策が必要ですか?
多くの施策は相互に影響があり補完的です。ただしAIOはAIの評価基準に特化した追加施策が必要となり、SEOと並行して進めることを推奨しております。
効果が出るまでどのくらいかかりますか?
SEO・AIの評価データは定期的に更新されるため、施策開始後2〜4ヶ月で初期変化が確認できるケースが多いです。継続的な改善で6〜12ヶ月後に顕著な改善がみられることが多いです。
自社でAIO対策を行うことは可能ですか?
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佐藤 剛(さとう・つよし)
佐藤 剛(さとう・つよし)
筆者・監修者 | SEO/AIO研究チーム兼任 / 成果アライアンスチーム

SEO歴は1998年から。業種横断で2万社以上の支援実績があるコンテンツSEOサービスの立ち上げに携わり、「SEOチェックツール高評価」の監修、「MEOサービス」「成果報酬型SEO」など数多くのサービスを立ち上げ。「AI時代のSEO」ほかセミナー実績多数。

川上 健太郎(かわかみ・けんたろう)
川上 健太郎(かわかみ・けんたろう)
編集・監修 | SEO/AIO研究チーム兼任|Find-Aコーダーチーム責任者

サイト制作チームを経て、Find-Aコーダーチームへ。新サービス「intention AI」の立ち上げに携わり、SEO・AIOに効果的なサービス設計を推進。デザイン・サイト制作・SEOの現場を幅広く経験している。現在はFind-Aコーダーチームの中で、SEO/AIO研究を活かし成果型SEOサービスの運用もリード。