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近年コロナの影響により、おうち時間が増えてきています。
また在宅勤務の増加で、外出する機会も少なくなっているのではないでしょうか。
その影響もあってか、自宅でインターネットを利用する機会が増え、インターネットの利用時間が初めてテレビの視聴時間を上回りました。
普段から長時間インターネットを利用する若者の在宅時間が増えた事が要因のひとつとみられています。
つまり、インターネットがより身近になったと言えます。
▽参考:総務省 令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
https://www.soumu.go.jp/main_content/000765135.pdf
また、インターネットショッピングの利用世帯の割合も2020年5月に初めて5割を超えました。
以後も増加傾向にあり、約3割の方が新型コロナの終息後も利用したいサービスとして、インターネットショッピングをあげています。

▽参考:総務省 情報通信白書令和3年版
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/pdf/n2100000.pdf
インターネット全体で見ても、インターネットトラヒック(インターネットの情報量)は大幅に増加しています。
オンライン消費の拡大以外に、テレワークや遠隔会議、学校の授業などインターネットを使う機会は増える一方です。

▽参考:総務省 情報通信白書令和3年版
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/pdf/n2100000.pdf)
インターネット需要の増加は、WEBサイトをより多くの方に見てもらえる可能性が高まったという事にもなります。
コロナ禍という大変な時期ではありますが、この機会を逃すわけにはいきません。
その機会を活かすべく、WEBサイトをより多くの人に見てもらう方法はいくつかあります。
その手法のひとつにSEO対策があります。
「SEO」という言葉も一般に広く知れ渡るようになりましたので、ご存じの方も多いかもしれません。
WEBサイトを特定のキーワードにて、Google内で上位表示させる施策の事です。
しかしながら、SEOという言葉は知っているものの、次のようなイメージを抱いている方も少なくないのではないでしょうか。
「SEOはお金がかかる。」
「SEO対策を外部に依頼するのは禁止行為。」
「自分で出来る。依頼をする必要はない。」
そのようなSEO対策に対するイメージも、この記事を最後まで読んでいただいたら「うちもSEO会社に依頼してみようかな」となるかもしれません。
SEOとは?
SEO とは「Search Engine Optimization」の略称で、訳すと「検索エンジン最適化」という意味です。
Googleなどの検索サイトにて、特定のキーワードで検索した際に自社サイトを上位表示させるための対策の事です。
検索エンジンにおけるGoogleのシェアは8割近くもあり、SEO対策=Google対策と言っても過言ではありません。
多くのWEBサイト所有者は、検索結果の1ページ目に自らのWEBサイトを表示させようと、一生懸命SEO対策をしています。
一方で「うちはSEO対策なんか特にしていないけど、〇〇っていうキーワードで上位表示しているよ。」という方もいらっしゃいます。
確かにローカルな地域名を入れたり、ニッチキーワードであれば、基本的な対策だけで上位表示出来るかもしれません。
また、長年サイトを運営し、商品やサービス等の情報が大量に蓄積されているようなWEBサイトも検索エンジンに評価してもらいやすいです。
そのようなサイトはひょっとすると、思いもかけないような意外なキーワードで上位表示して、集客につながっているかもしれません。
そのようなキーワードを発見するために調べるツールはWEB上でいくつか出回っています。
その中で最も有名なものは無料で使える「Googleサーチコンソール」です。どんなキーワードでサイトが表示され流入してきているのか調べる事が出来ます。
また、有料であれば「keywordmap」というツールが比較的有名です。こちらは競合比較やキーワード分析などといったより細かな分析が可能です。
より多くのキーワードでサイトを上位表示させるには、大きなテーマを軸にサイト運営していく事が重要です。
テーマから派生した様々な関連キーワードで上位表示させやすくなります。
しかし、いくら検索結果画面で上位表示したとしても、WEBサイトの中身が薄い(ユーザーにとって役に立つ情報が少ない)とユーザーはコンバージョン(問い合わせや購入など)に至る前に、サイトから離脱してしまいます。
そうすると、Googleからの評価が下がってしまう恐れがあります。
もう一度、ご自身のWEBサイトがターゲットとしているユーザー層の需要を満たせる内容になっているか、ユーザー目線でチェックしてみてください。
SEO対策のメリット
SEO対策のメリットを大きく5つに分けてご紹介します。
信頼度の向上
一般的にSEO対策の一番のメリットとして、集客や売上向上につながると思われる方が多いと思います。
しかし今回は敢えて「信頼度の向上」を一番目に持ってきました。
Googleの検索結果で上位表示されるという事は、それだけユーザーにとって有益な情報が発信されているという証です。
結果としてWEBサイト内の情報がGoogleにも認められているとも言えます。
これはWEBサイトや企業の信頼度の向上に非常に大きく寄与します。
信頼度が増せば、これから次の項目で述べる集客や知名度向上にもつながってくるのです。
では、どうやってGoogleがサイトを信頼しているの?と疑問を持たれるかもしれません。
判断するための独自の基準をGoogleは設けています。
「E-A-T」という言葉を聞いた事はありますか?
これはGoogleが作った造語で、
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
の頭文字をとっています。
つまり、次の3点を意識してサイトを運営していく事が重要です。
1.他のWEBサイトには無いオリジナルの情報でかつ専門性が高い事。(専門性)
2.専門家や知識に長けている人が書いている事。(権威性)
3.それらの情報が多くの人々から信頼・支持されている事。(信頼性)
E-A-Tは、Googleの『検索品質評価ガイドライン』においても「ページ品質評価の最重要項目」とうたわれているほど、非常に重要な項目となっています。
集客効果
SEO対策の最大のメリットとして実感しやすいのが、集客効果ではないでしょうか。
効率良く集客を行うには、ユーザーが求めている情報とサイトが提供している情報をマッチングさせる事です。
その為には、WEBサイトの内容と関連性の高いキーワードで上位表示される必要があります。
サイトのテーマを意識し情報を追加していけば、上位表示可能な関連キーワードも増えていきます。
そうする事で、ユーザー側とWEBサイト側の需要と供給が一致し、効率の良い集客が行えます。
また、リスティング広告のように、クリックされるたびに費用が発生するという事もありません。
SEOで上位表示されれば、クリック数に応じて課金される事なく集客につなげられます。
これは新規顧客だけに限った話ではありません。既存のお客様にとってもサイトを見つけやすくなるというメリットがあります。
新規とリピーターのお客様を効率良く誘導しましょう。

知名度・認知度アップ
上位表示されるキーワード数が多ければ多いほど、検索結果の画面上に表示される回数も増えてきます。
例えば、競合サイトと同じキーワードで競った結果、自社サイトの方が上位表示されたとします。
競合サイトより画面上部に表示される事で当然目立ちますし、クリックされる可能性も高くなります。
ただ、クリックされやすくなる要因は順位だけではありません。
もう一つの要因としてあげられるのが、タイトルタグとメタディスクリプションです。
思わずクリックしたくなる魅力的な文章にする事で、ユーザーの興味を引きWEBサイトに誘導させます。
また、一般名詞で上位表示した場合、
「●●というキーワードで検索するとうちのサイトが1番上に出てきますよ」
とアピールポイントとして活用出来ます。
そうすれば、ブックマークをしていない既存のお客様にも簡単にWEBサイトを見つけてもらえます。
コスト削減
検索結果で上位表示すれば、その分広告費を削減できるかもしれません。
実際に、リスティングなどインターネット広告の費用を抑えたいという理由から、SEOに投資する経営者の方もいらっしゃいます。
「SEOで狙ったキーワードで上位表示したから、毎月百万円単位で負担していた広告費を削減できた」というお喜びの声も実際に頂いています。
SEO対策にリスティングのような即効性はありませんが、長期的な視点で見ればSEO対策のほうが有利に働く事もあります。
リスティングとの相乗効果
では、SEOで上位表示していればリスティングをやめてもいいのか?と思われる方もいるかもしれません。
実はSEOとリスティング広告には相乗効果があると言われています。
SEOとリスティング両方の枠に表示されている場合、検索結果画面に占める占有率がアップし、クリックされる率が高まります。
また、SEOで検索結果1位の時にリスティング広告を出稿すると、クリック数が更に50%増えるというデータがあります。
サービスや商品によって、この数値は差があると思いますが、Googleが発表している情報ですので、信ぴょう性は高いです。
▽引用:Google AI Blog オーガニックランキングが広告クリックの増分に与える影響
https://ai.googleblog.com/2012/03/impact-of-organic-ranking-on-ad-click.html
▽引用: SEO JAPAN:SEOが絶好調でもリスティング広告を買うべき理由 (by Google)
https://www.seojapan.com/blog/seo-and-search-ads)
自社SEOの限界?
よくある誤解
冒頭にも述べましたが、「SEO対策を外部に依頼するのは禁止行為だから自社でやっている」という経営者の方もいらっしゃると思います。
しかし、これは全くの誤解です。
Googleは「SEO協力会社を選ぶ場合はこういう会社にしましょう」という情報を、SEO対策の基本方針を示しているガイドライン「Google検索セントラル」にて公開しています。
▽SEO協力会社の選択(Google検索セントラル)
https://developers.google.com/search/docs/beginner/do-i-need-seo?hl=ja
どのSEO協力会社が適切なのか見極める事は難しいかもしれませんが、良いSEO会社を見極めるポイントを別の記事で紹介しています。
是非、SEO協力会社選びのご参考にしてください。
▽SEO対策を任せるならこんな会社!良いSEO会社を見極めるポイント
https://find-a.jp/weagle/anshinseo/
どこまで自社でSEO対策をする?
自社内で、WEB担当者や経営者の方が直々にサイトの更新や、SEO対策を行う事は悪い事ではありません。
ただ「労力や時間をかけて、どこまでの効果を求めるのか」という点を考えてください。
現状の集客で満足しており、これ以上の集客アップは求めていないという事であれば、あえて費用をかけてSEO協力会社に依頼する必要はありません。
しかし多くの企業は業績や集客の向上を望んでいるはずです。
それでも「まだまだうちには余裕があるから社内のSEO対策で頑張るよ!」と思う方もいるかもしれません。
ネットで調べれば、SEO対策の手法は簡単に見つける事が出来ますし、その知識をもとに対策をする事も決して難しい事ではありません。
しかし、今対策をしているキーワード以外に、もっと効率よく集客出来るキーワードが他にもあるかもしれません。
また「これ以上順位を上げるのは難しい」と思っているキーワードもプロの対策によって、もっと上がるかもしれません。
更にはGoogleの突然のアルゴリズム変更に伴い、今までやってきた対策が無効になったり、場合によっては逆効果になってしまうかもしれません。
そのような事に対応するのがSEO協力会社です。
SEO協力会社それぞれに、蓄積したノウハウがあるはずです。それらは大切なノウハウなので、いくらインターネットで検索をかけても出てきません。
また、こうした会社はGoogleがルール変更をしないか、常に目を光らせています。
当社のSEOサービスである「Find-A」も、Googleの度重なるアルゴリズム変更に伴い、サービス内容を柔軟にアップデートしています。
SEO対策の実施方法
SEO対策と言っても、色々な方法があります。
大きく分けると「内部」と「外部」対策ですが、今回は、内部対策の手法のひとつでもある「コンテンツ対策」に焦点を当ててご説明します。
なぜこの方法に焦点を当てるかと言いますと、今のGoogleに対するSEO対策で最も有効であると考えているからです。
SEO対策というと、「サイトの裏側」に入り込み、htmlという部分を専門知識を元に色々変更する」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
もちろん、htmlタグの記述も重要ですが、今の時代はもっと重要な事があります。
それは「コンテンツ」です。

コンテンツとはなにか
「コンテンツ」を直訳すると「中身」という意味です。
すなわち、サイト内の文章や画像全てがコンテンツになります。
今のSEO対策では、サイト内にコンテンツを充実させる事が最も重要です。
もちろん、どんな情報でも良いという訳ではなく良質なコンテンツをユーザーも検索エンジンも求めています。
「良質なコンテンツとは何なのか。」
という事を考えながら作成する必要があります。
例えば、新商品、新サービス、新メニュー、新規事業の紹介など、WEBサイトの所有者ではないと更新が難しい情報も、立派なコンテンツの一つです。
ただ、SEOで効率よく上位表示させるためには、もう一歩深く踏み込んでコンテンツの内容や構成を考える必要があります。
それがSEO会社が作成している「SEOコンテンツ」と呼ばれるものになります。
SEOコンテンツ
SEOコンテンツと言うと、検索エンジン向けという印象を強く持たれる方も多くいらっしゃると思いますが、実際は「ユーザーが求めている具体的な内容」の事です。
ユーザーが何を求めてサイトに訪れたのか、それを解消出来るコンテンツがWEBサイト内に充実していると、Googleの評価を高める事が出来ます。
単純で簡単そうに思えてくるかもしれません。
しかし、このコンテンツを作成する技術やノウハウは、SEO会社がそれぞれ蓄積している強みにもなっているのです。
例えば、一見すると特定のニーズを持つユーザー向けに作られたコンテンツがあったとします。
実はそれが別のニーズを持つユーザーや、検索エンジンに対してもアピール出来るように、綿密に練られた中身になっているという訳です。
当社のFind-Aについては、ユーザーの検索行動を分析した上でキーワードを選定し、クライアントと綿密な打ち合わせをし、コンテンツの作成を進めていきます。
詳しい内容については、当社のノウハウとなりますのであまり言えませんが、どのようなコンテンツを作成しているのか、簡単にご紹介します。
Find-Aで制作するコンテンツ例①~潜在顧客層向けコンテンツ~
無意識のうちに情報や商品に接触しており興味は持っているものの、ターゲットの会社やWEBサイトを知らない顧客層向けのコンテンツです。
サービスや商品を求めているユーザーに対して、「うちの商品やサービスでその要望を満たせますよ」とアピールします。
これにより、初めてサイトを訪れるユーザーが、興味を持ち問い合わせをいただける可能性が出てきます。
例えば、「不動産の査定を依頼する場合どんな知識が事前に必要なのだろう」「査定相場はどのくらいなのだろう」と考えているユーザーがいたとします。
ニーズに応えるべく「査定のメリットやデメリット」「査定する前に知っておきたい価格相場」といったコンテンツを作成します。
結果として、ユーザーの知りたい情報とWEBサイトが提供している情報がマッチします。
このようにユーザーが知りたい知識を掲載する事で、実際にWEBサイトに訪れてもらい、問合せにつなげていきます。
Find-Aで制作するコンテンツ例②~顕在顧客層向けコンテンツ~
サイトに訪れるユーザーは、既に商品やサービスの購入の検討しており、WEBサイトの存在自体も認知している段階です。
また、競合他社とも比較検討している場合もあります。
そこで商品やサービス、会社の強みや特徴をアピールし、購入していただくためのあとひと押しのお手伝いをします。
そのためには、コンテンツ内で商品の魅力をいかに引き出すかが重要なポイントとなります。
それを実現させるために、SEOコンサルタントとクライアント様との間で綿密な打ち合わせが必要です。
例えば、住宅の塗装を考えているユーザーを想定し、価格やサービス、品質など自社の強みとなる部分を強調します。
ユーザーに対して自社サービスが優れている事をアピールする為です。
自社の強みをユーザーの判断材料にしてもらい、最終的に商品の購入やサービスの申し込みにつなげます。
まとめ
今回はコンテンツに主軸をおいてご説明しましたが、SEO対策は様々な手法があります。
また、SEO対策において明確な正解やゴールもありません。
それは、Googleが評価基準を公開していないからです。
アルゴリズムというルールの変更はGoogle自らアナウンスしていますが、何をやれば正解かという点については誰も分かりません。
正解を求めるヒントとして、Googleが掲げる基本姿勢があります。
それは「ユーザーファースト」です。
Googleは、検索ユーザーの求めに応じ、的確に答えを導き出せるように、常に研究と改善を繰り返しています。
その考えを理解する事で正解に近づける事ができます。
SEO協力会社は、過去のGoogleの動向や順位が変動した理由を日々研究しています。
研究結果をもとに効果検証を繰り返し、Googleがどのようなコンテンツであれば評価をしてくれるかという事を考えています。
考えた結果をもとに、お客様のサイトの順位変動と向き合っているのです。
「まだ気付いていないニーズがあるか教えて欲しい」「SEO対策のプロの意見や知識を取り入れたい」「もっと効率的に集客をしたい」「サイトの更新に時間を取られ、お客様対応がおろそかになってしまう」「SEO対策に時間を割く時間よりも本業に集中したい」などのご要望がございましたら、一度ご相談いただけますと幸いです。