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順位チェックツールはSEOの効率を高める手段として大変効果的です。しかし、検索結果順位の測定には、さまざまな費用がかかります。
本記事では、インストール型とクラウド型の順位チェッカーの見えないコストの差について比較し、見えなかった費用を見える化いたします。
インストール型ツールからクラウド型順位チェックツールへの乗り換えをご検討いただくきっかけになりますと幸いです。
インストール型とクラウド型の順位チェックツールには、実は、隠れた大きな費用の差があります。
例えば、以下のようなものです。
PCレンタル費用の差
法定停電対応の差
ライセンス更新手続き費用の差
PC交換・OS・セキュリティアップデート対応
チェックツールの自体の費用の差
各差額を合計すると以下の図のとおり、年間で約17万円以上の大きな金額の差になります。(画像クリックで拡大:ブラウザバックで戻る)
それぞれ分けてご説明いたします。
PCレンタル費用の差
PCレンタルの費用:インストール型の場合
インストール型の場合、インストールをするためのPCやサーバーなど、順位チェックソフトウェアを動作させるための実行機を用意する必要があります。
業務に支障がないように、業務に使用しているPCとは別のPCにインストールして順位をチェックするものと思われますが、その際、PCを準備する一般的な手段はPCレンタルと考えられます。このとき、PCレンタル費用が別途必要になります。
ソフトウェアを動作させる実行機(PCレンタル)の用意
実行機のパソコンレンタルは2022年12月15日現在、1年レンタルの1カ月あたりの月額換算で約9,000円、年間約10万8千円の費用がかかります。
PCレンタルの費用:クラウド型の場合
クラウド型の場合は、ユーザーが負担する費用がありません。
実行機不要
クラウド型の場合はクラウドサービスのインフラを使用するため、管理画面にログインするだけで大丈夫です。
つまり、ユーザーが負担する実行機を別途用意する費用は0円です。
法定停電対応の差
法定停電対応の費用:インストール型の場合
インストール型の場合は、法定停電など、どうしても電源を落とし、再起動が必要になるケースに対応しなければなりません。
オフィスビルで事業を行っている場合、「法定停電」で年次点検を行う場合があります。こうした際には、「無停電電源装置」の購入あるいは、停電後のPCの再起動とツールの再起動の手間が必要になります。
通常土日に実施されることが多いため、休日出勤(実働1日見込み)+交通費と想定し、
前述の人件費で計算すると、(500,000(円)÷20(1日想定)+往復交通費2,000円=27,000円)で想定年間2万7千円の費用がかかる計算です。
法定停電対応の費用:クラウド型の場合
クラウド型の場合は、法定停電は関係がありません。
そのため、無停電電源装置の購入や、対応にかかる人件費・交通費・休日出勤手当などの費用はかかりません。
ライセンス更新にかかる費用の差
ライセンスの更新にかかる手続きの人件費は、契約方法やサービスプランの内容にもよって変わるところですが、検索順位チェックツールを利用する上で考慮するべき点の一つです。
よくあるライセンス更新の悩みについて、事例を紹介いたします。
ライセンス更新の費用:インストール型の場合
インストール型で月次契約の場合、毎月ライセンス更新の手続きが必要になります。この時にかかる費用として、ライセンス更新対応にかかる時間のコストです。主に人件費になります。
ライセンス更新の手続きにかかる人権費(使う時間)
・更新の際、毎月10分×3名(担当者の稟議とライセンス有効化、支払い担当者の支払業務、サービサーの手続き)程度のコストがかります。
・※仮に月間50万円の人件費で計算すると、10分3名で、(500,000(円)÷20(日)÷8(時間)÷6(10分あたり)=1,562)毎月1,562円、年間で18,744円かかる計算です。
注意事項
・ライセンス切れのタイミングが、長期休暇や土日祝日、リモートワーク中にかぶらないように調整が必要。
・ライセンス切れによって、SEO担当者として報告するべきレポートに掲載する順位の取得漏れが起こらないように、更新期日管理は気を抜けない状態が続きます。
ライセンス更新の費用:クラウド型の場合
クラウド型の場合、自動更新が可能です。
・契約更新の事前にメール通知がありますが、継続する際はそのままにしておけば更新は自動で行われるため、都度更新の作業は不要です。
・ライセンス期日の管理をしなくてよいため楽です。(ストレスフリー)
・放っておいても、ライセンス切れがないため、順位の取得漏れが起こりません。
アップデート・再起動などの保守対応
保守対応:インストール型の場合
PCを交換・OS・セキュリティアップデート対応による再起動対応の手間
PCの交換や、OSアップデート、セキュリティアップデートの対応で年に5回程度1時間の対応があるとして、前述の人件費で計算すると、(500,000(円)÷20(日)÷8(1時間あたり)×5(5時間)=15,625円)で想定年間15,625円の人権費がかかる計算です。
PCデータを移行する際の手間
こちらはレアケースと思われますので、計算に入れませんが、PCの故障や、レンタルPCの交換などで、PC入れ替えを行ったのち、順位のバックアップおよび新PCへのソフトウェアインストール、前のPCからの順位データの移行作業などの手間がかかります。
注意事項
・PCの自然故障により、実行不可・過去分データの閲覧不可となってしまった場合、自力で元に戻すのは大変です。
保守対応:クラウド型の場合
保守対応・費用が不要
クラウド型の場合は、セキュリティアップデートやインフラ強化、ツールのアップデート、常時記事同状況の確認など、保守をサービス提供側で行うため、ユーザーが負担する保守費用の人権費は0円です。
PC入れ替えがなく、移行作業が不要(ストレスフリー)
クラウド型の場合は、手元のPCがクラッシュしても、順位データはクラウドサーバーに保管されているため、他のPCやスマホからログインして順位データを閲覧することができます。ユーザーが負担する保守対応・移行作業や費用負担はありません。
順位チェックツール自体の費用の差
インストール型でもクラウド型でも、順位チェックツール自体の利用費用がかかります。
まずは順位チェックのメリットが体感できないと、高額な費用をかけたくないと考えるのが普通です。
高機能かつ高額なツールもございますが、全ての機能を使いこなすのは難しい場合もあるようです。
シンプルに順位チェック機能を満たす安価なサービスを選択することがおすすめです。
◆費用の比較表
タイプ | 月額費用 |
インストール型 | 495円~(GRCなど) |
クラウド型 | 485円~(GMO順位チェッカーなど) |
まとめ
インストール型とクラウド型の場合、ツールの価格以外のところで、大きな価格差や、利便性の差がでます。
こちらのまとめをもとに、PDFへ印刷し、稟議に添付してクラウド型への移行をご検討ください。
タイプ | 想定価格差 | 利便性の差 |
インストール型 | 約500円のツールでも、
労務系費用を考慮すると、 年間約169,489円高い |
・別PC購入/保守の手間
・法定停電対応の手間 ・ライセンス更新の手間 ・アップデート/再起動対応の手間 ・PCクラッシュ時の対応の手間 ・ツールの価格差 |
クラウド型 | 約500円のツールなら、ツール費用のみを考慮すればよく、労務系費用を考慮すると、大きな差がある | ・メンテナンスフリー
・契約更新も手間なし |
◆費用差の詳細な内訳(クリックで拡大画像:ブラウザバックで戻る)
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