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ビッグキーワードとは、Googleなどの検索キーワードのうち、1カ月当たりの検索数が1万回以上など、とても多くの人が検索するキーワードのことです。多くの場合、ビッグキーワードは「1単語または1連語で構成」されており、類似の検索ニーズはその一語に集約されて検索されるため、とても多くの人が検索します。
例えば「保険」などです。
ビッグキーワードは「高価な商品名」・「業界名」・「キャッチフレーズ」・「キャッチコピー」や有名な「ブランド」、「商品カテゴリ」、「商品名」、「人名」、「流行」を示すような検索語が多く、検索結果に表示される競合となる相手も多いため、このビッグキーワードで表示されることが、業界でナンバーワンの信用力があるように見えます。加えて知名度のさらなる向上、売上の拡大に役立つことから、ビッグキーワードでの上位表示を多くの企業が狙っています。
これらの背景から多額のSEO投資が行われ、ビッグキーワードでの上位表示難易度は格段に跳ね上がります。
ビッグキーワードの難易度と準備の量
ビッグキーワードの難易度
ビッグキーワードの上位表示が難しい理由はいくつかありますが、主に準備の大変さによるところが大きいです。
ビッグキーワード対策に必要な準備
ビッグキーワードのSEO対策をするためには、そのキーワードで検索をしている方の検索ニーズを把握し、そのニーズに応える情報を掲載する必要がありますが、言葉の意味が広くあいまいであるために、そのニーズに応えるために必要な情報の量も多くなります。
例えば、「SEO 価格」というキーワードの対策であれば、
・SEOの種類
・その種類ごとの価格
・相場、事例
・その価格でサービスを提供している事業者一覧
といった価格に関するトピックに範囲が狭まった記事の内容が、そのキーワードのニーズに応えるために必要な内容になりますが、
その一段上の概念の「SEO」というキーワードの対策となると、
・SEOという言葉の意味の説明
・SEOの具体的な事例
・SEOはどこまでやればいいのか
・SEOの初心者向けの説明
・SEOキーワードの決め方
・SEOの手順
・SEOの種類
・SEOの価格
・SEOのメリットデメリット
・SEOの事業者一覧
・SEOの基本
など、このほかにも「SEO」という言葉で検索者が知りたいニーズを幅広くカバーし、サイト上で分かりやすく文章にして、ニーズに応えるために幅広い調査と的確な回答をサイト上、ページ上で行う必要があります。
これには文章(コンテンツ)を用意するための多くの調査、企画構成力、文章を的確に表すための表現力そして何よりユーザーに価値ある情報を提供しようとする執念が必要になり、これらを満たすには大変な時間(コスト)とスキルが必要になります。
実際、ビッグキーワードの1単語(1連語)で上位表示されているサイトは、関連する多くのスモールキーワードでも1位を取っていることが多いです。これは、それぞれのスモールキーワードの記事で、既に検索エンジンから良い評価を得ていることで、ビッグキーワードでも評価されやすくなっていることが多いためです。
このように、ビッグキーワードで上位表示をするためには、調査力、検索ニーズの把握力、記事執筆力、SEOスキル、投資継続するための資金を含めて、多くの準備が必要になります。これら条件を満たすことが至難のため、ビッグキーワードのSEO対策難易度は非常に高くなっています。
スモールキーワードとは
対して、スモールキーワードは「SEO 事業者 渋谷」など、テーマや地域を絞った、問い合わせが見込めそうなキーワードを指します。
地名や切り口キーワードを含めると対策難易度は大きく下がります。例えば、ターゲットとなる県名を入れたキーワードにするだけで、
競争相手を日本全国から1県に絞ることができます。結果、47分の1の難易度になるわけです。
同じように、市区郡、村、駅名、価格、期待される付随サービス等の切り口をキーワードに含めると、よりSEO難易度を下げることができます。
スモールキーワードの難易度と準備の量
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