ビッグandスモールキーワード

【SEO】ビッグキーワードとスモールキーワードとは

SEO ビッグandスモールキーワード

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

SEOではビッグキーワードとスモールキーワードのどちらを狙うべきなのか?という話が良く起こります

結論から言うと、資金に余裕(最低でも1,000万円以上)があり、対策期間として2年以上かけられるなら、いきなりビッグキーワードを狙っても良いと思います。

もっと効率的に且つ素早く成果を出しつつ、ビッグワードを狙いたいという場合は、スモールキーワードから始めることをお勧めいたします。

ビッグキーワードとは

ビッグキーワードとは、Googleなどの検索キーワードのうち、1カ月当たりの検索数が1万回以上など、とても多くの人が検索するキーワードのことです。多くの場合、ビッグキーワードは「1単語または1連語で構成」されており、類似の検索ニーズはその一語に集約されて検索されるため、とても多くの人が検索します。

例えば「保険」などです。

ビッグキーワードは「高価な商品名」・「業界名」・「キャッチフレーズ」・「キャッチコピー」や有名な「ブランド」、「商品カテゴリ」、「商品名」、「人名」、「流行」を示すような検索語が多く、検索結果に表示される競合となる相手も多いため、このビッグキーワードで表示されることが、業界でナンバーワンの信用力があるように見えます。加えて知名度のさらなる向上、売上の拡大に役立つことから、ビッグキーワードでの上位表示を多くの企業が狙っています。

これらの背景から多額のSEO投資が行われ、ビッグキーワードでの上位表示難易度は格段に跳ね上がります。

ビッグキーワードの難易度と準備の量

ビッグキーワードのSEO対策難易度は非常に高いです。

GMO順位チェッカーでは、各キーワードのSEO難易度を調査することができますので、SEO難易度を調べる際は、参考になると思います。

また、検索結果の競合数の変化を毎日記録してくれるため、手間を時短できます。

ビッグキーワードの難易度

ビッグキーワードの上位表示が難しい理由はいくつかありますが、主に準備の大変さによるところが大きいです。

ビッグキーワード対策に必要な準備

ビッグキーワードのSEO対策をするためには、そのキーワードで検索をしている方の検索ニーズを把握し、そのニーズに応える情報を掲載する必要がありますが、言葉の意味が広くあいまいであるために、そのニーズに応えるために必要な情報の量も多くなります。

例えば、「SEO 価格」というキーワードの対策であれば、

・SEOの種類

・その種類ごとの価格

・相場、事例

・その価格でサービスを提供している事業者一覧

といった価格に関するトピックに範囲が狭まった記事の内容が、そのキーワードのニーズに応えるために必要な内容になりますが、

その一段上の概念の「SEO」というキーワードの対策となると、

・SEOという言葉の意味の説明

・SEOの具体的な事例

・SEOはどこまでやればいいのか

・SEOの初心者向けの説明

・SEOキーワードの決め方

・SEOの手順

・SEOの種類

・SEOの価格

・SEOのメリットデメリット

・SEOの事業者一覧

・SEOの基本

など、このほかにも「SEO」という言葉で検索者が知りたいニーズを幅広くカバーし、サイト上で分かりやすく文章にして、ニーズに応えるために幅広い調査と的確な回答をサイト上、ページ上で行う必要があります。

これには文章(コンテンツ)を用意するための多くの調査、企画構成力、文章を的確に表すための表現力そして何よりユーザーに価値ある情報を提供しようとする執念が必要になり、これらを満たすには大変な時間(コスト)とスキルが必要になります。

実際、ビッグキーワードの1単語(1連語)で上位表示されているサイトは、関連する多くのスモールキーワードでも1位を取っていることが多いです。これは、それぞれのスモールキーワードの記事で、既に検索エンジンから良い評価を得ていることで、ビッグキーワードでも評価されやすくなっていることが多いためです。

このように、ビッグキーワードで上位表示をするためには、調査力、検索ニーズの把握力、記事執筆力、SEOスキル、投資継続するための資金を含めて、多くの準備が必要になります。これら条件を満たすことが至難のため、ビッグキーワードのSEO対策難易度は非常に高くなっています。

スモールキーワードとは

対して、スモールキーワードは「SEO 事業者 渋谷」など、テーマや地域を絞った、問い合わせが見込めそうなキーワードを指します。

地名や切り口キーワードを含めると対策難易度は大きく下がります。例えば、ターゲットとなる県名を入れたキーワードにするだけで、

競争相手を日本全国から1県に絞ることができます。結果、47分の1の難易度になるわけです。

同じように、市区郡、村、駅名、価格、期待される付随サービス等の切り口をキーワードに含めると、よりSEO難易度を下げることができます。

スモールキーワードの難易度と準備の量

スモールキーワード対策は、難易度を下げ、検索エンジン上位表示の即効性を得るためにはもってこいのSEO戦術です。

地名や業種、求められている切り口に合わせて、自社のゴール(多くは問い合わせや資料請求など)にユーザーが届きやすいような検索キーワード(ユーザーニーズ)を狙って、自分のサイト上で、説明が十分にでき、ユーザーが自分のサイト上で目的を達成できるようにコンテンツを用意しましょう。

このように、まずは即効性の高い、各スモールキーワードでSEO上位表示を目指して、マッチ率の高いユーザーが検索で自社サイトを発見しやすい環境を整えましょう。

スモールキーワードへのSEO対策の準備は、その検索キーワードトピックに関する調査と、充実したコンテンツを用意するだけで済み、幅広いニーズの調査やコンテンツの作成をしなくてよいため、多くの時間を必要としません。

つまり、スモールキーワードで上位表示をするための調査範囲はビッグキーワードに比べると少なくて済みます。

ビッグキーワードとスモールキーワード、どちらを選ぶか

本記事で説明した内容を参考にして、自サイトの戦い方を決めましょう。

(1)まずは堅実に、少ない労力でスモールキーワードで評価を高め、次にミドルワード、次にビッグワードを狙う

・少ないコストと労力で、スモールキーワードのニーズに合ったユーザーからの反響が早めに出る場合があります。また、その状態でミドルワード、ビッグワードの対策に臨めます。

(2)外注・内製を並行して進め、スモールキーワード・ミドルワードまで一気に対策し、素早くビッグワードを狙う

・なかなかのコストと労力がかかりますが、スモール・ミドルワードのニーズにあったユーザーからの反響が早めに出る場合があります。また、その状態でビッグワードの対策に臨めます。

(3)コストも時間もしっかりかけて、ビッグキーワードの対策をする

・かなり高いコストと大きな労力がかかりますが、効果が出るまでの間、なかなか成果が出ない場合があります。しかし、成果が出てからは最も多くの反響につながる可能性があります。

自サイトに合う戦い方を選択しましょう!

また、順位の変動を追うなら、コスパの高い「GMO順位チェッカー」をご利用ください。