ページレイアウトアルゴリズムをご存知ですか?
WEBページのレイアウト(構成・つくりかた)が検索順位に影響を及ぼすことは、SEO業界では以前から知られていますが、実際にどのようなレイアウトが影響を受けているのか、ご存知でしょうか。
2014年2月6日にマット・カッツが3度めのページレイアウトアルゴリズム更新を行ったことをアナウンスしたため、各SEOニュースが詳細を伝えています。
※英語圏では、ページレイアウトアルゴリズムはトップヘビーアップデートと呼ばれているようです。
ページレイアウトアルゴリズムとは何か
ページレイアウトアルゴリズム(トップヘビーアップデート)とは、大きな意味合いでいうと、「Googleにとって、ホームページ利用者のユーザビリティ(サイトの使いやすさ・わかりやすさ)を高める役割をもった、ホームページのレイアウトに関するアルゴリズム(評価得点の計算手法)」です。
そのため、以下のようなホームページは、影響を受けやすくなっています。
- Above the fold 領域(スクロールしないで見れる画面の表示領域)に過剰な広告が目立つサイト
- たくさんの広告がメインコンテンツの上部に表示されているサイト
- メインコンテンツより前に、読み込みに時間がかかる(広告やその他データ容量がある)コンテンツがあるサイト
読み込みに時間がかかるフラッシュや動画、アニメーション、他のサイトからの読み込みが必要なプラグイン等がメインコンテンツより前にある(先に読み込む順番で配置されている)と、この影響(ペナルティ)を受けることがあります。
上述の例に覚えがあるサイトオーナーは、ページレイアウト改善も視野にいれてください。
上述の表現は、日本人にとって理解しやすいように若干修正を加えています。
どのようなページレイアウトだとSEO対策上、影響を受けるのか
評価されにくいページレイアウトの事例
過剰な広告のページレイアウトの例
広告バナーが多数、ページの上部にレイアウトされているケースです。
このようなサイトは、過剰な広告が目立つサイトに分類されてしまい、ページレイアウトアルゴリズム(トップヘビーアップデート)の影響(ペナルティ)を受けやすくなります。
メインコンテンツの前に、読み込みが遅いコンテンツを読み込むページレイアウトの事例
メインコンテンツの前に読み込みが遅いコンテンツを読み込むページレイアウトの例
閲覧者の画面サイズの都合上、スクロールしないで見れる領域内にメインコンテンツがないケースです。
また、コンテンツよりも先にファーストビュー部分を読み込むレイアウトになっていて、表示に1秒以上時間がかかるケースも同様に影響(ペナルティ)を受けやすくなります。
ページレイアウトはユーザビリティを重視しましょう
ページレイアウトアルゴリズムは他のアルゴリズムと同様に、ホームページ利用者の利便性を考慮したアルゴリズムです。
つまり、Googleでは先にメインコンテンツをスピーディに表示することが、「ホームページの利用者にとって便利で価値があることの一つ」と考えているようです。
この基準に沿って、ホームページのレイアウトを最適化することが、ページレイアウトアルゴリズムによるペナルティを回避する良策と言えるでしょう。
ページレイアウトアルゴリズム対策のチェックリスト
- メインコンテンツを1番先に表示する(ブラウザーで読み込んで表示する順番を指定)ページレイアウトにする
- 過剰な広告が配置されていると誤解されるようなページレイアウトは避ける
- 重要なコンテンツは、閲覧者がスクロールしないで閲覧できる所に配置する
- メインコンテンツよりも先に読み込み時間が1秒を超えるコンテンツを配置しない
- プラグイン・動画・フラッシュを配置する場合は、メインコンテンツよりも後に読み込む
- プラグイン・動画・フラッシュを配置する場合は、読み込み時間が短くなるようにする