ドメインパワーを計測？無料チェックツール・目安・上げ方を解説【2024年最新】

「ドメインパワーが、検索順位にどのような影響を与えるか知りたい」
「ドメインパワーを計測できる、おすすめツールを知りたい」
「自サイト・競合サイトのドメインパワーを計測して、SEO戦略を考えたい」

検索結果の上位表示を目指すあなたに、ドメインパワーの下記項目をわかりやすく解説します。

どのように、ドメインパワーは検索順位に影響を与えるのか？
どの、チェックツールがおすすめなのか？
どうすれば、ドメインパワーを上げられるのか？

「おすすめのドメインパワー計測ツールを早く知りたい」という方は、ドメインパワー計測おすすめツールから、気になるものを比較・検討してみてください。

最初に、ドメインパワーについて前提を確認します。

ドメインパワーとは

Webサイトの権威性・信頼性を測定するための指標

特に、こういう人は要チェック！

特定キーワードでの上位表示を目指して、SEO対策に取り組んでいる人
（自サイトのドメインパワーを知らないと、無駄な労力を費やすことになるかも…）

なぜなら、ドメインパワーは「検索順位に影響を与える」から重要なのです！

【例】キーワード「SEO」で上位表示を目指す場合

例えば、キーワード「SEO」で上位表示を目指すと仮定します。

現状、上位表示をしている競合サイトのドメインパワーを計測すると、以下の数値でした。

競合サイトのドメインパワー平均：80
自サイトのドメインパワー：60

上記のようにドメインパワーの差が大きい場合、以下の仮説ができます。
『いまSEOというキーワードで競合を勝負しても、上位表示を勝ち取るのは難しいかも』

すると、以下のようなSEO戦略を立てることができます。

関連するミドルやロングテールキーワードなどで、上位表示を目指す
長期的視点でWebサイトを成長させ、Webサイト評価（ドメインパワー）を高める
最終的に、狙ったビッグキーワードで上位表示をしやすい状態になる

ここまでをまとめると、以下のような感じですね！

ドメインパワーを知ることは“彼を知り己を知れば百戦危うからず自サイトと競合サイトの現状把握で「上位表示できる可能性があるのか」を判断できる
もし、いま勝負するのが難しい場合は、最終的に上位表示できるような戦略を立てるボトムアップ的戦略、有益なコンテンツとして外部サイトで紹介される（被リンク）など

ドメインパワーと検索順位の関係性

【 Googleの公式指標ではない】
Googleが公表している指標ではないため、SEOに直接的な関係性はない
しかし、ドメインパワーはWebサイトを構成するさまざまな要素の総合的スコア
あくまで一要素であるが、Webサイトの独自性・専門性・信頼性に関わる重要な要素
【検索ランキングの上位に表示されやすくなる】
「ドメインパワーが高い＝高品質なWebサイトだ」と検索エンジンから評価されている
「コンテンツ内容もユーザーのためになる高品質なものだろう」と判断されやすくなる
結果として、ドメインパワーが高いと、上位表示される可能性が高くなる
【 E-E-A-T評価においても重要】
E-E-A-Tとは、Googleが定めた「経験・専門性・権威性・信頼性」の評価基準
ドメインパワーを上げる施策は、E-E-A-T評価の向上につながる
例えば「被リンク」は、ドメインパワー・E-E-A-Tを向上させる共通施策
【 Webページが早くインデックスされやすい】
ドメインパワーが高いWebサイトは、クローラーが頻繁に回ってくる
結果として、インデックスされる速度が早くなる

「今すぐ・無料でドメインパワーを調べたい人」向けに特におすすめしたい、4つのツールを紹介します。

TOOL 1パワーランクチェックツール

画像引用：パワーランクチェックツール

「メインキーワード」を検索バーに入力するだけで、ドメインパワーを簡単に計測できるツールです。

ツール名	パワーランクチェックツール
運営会社	株式会社アクセスジャパン
料金	無料
特徴	ツールそのものが使いやすく初心者におすすめほかにも、キーワードごとのドメインパワーや価値を調査できる
ドメインパワー表記	ツール内表記名：パワーランクツール内数値：1～100
注意点	アカウント登録しない場合、1日1回しか利用できない

パワーランクチェックツールの使い方

STEP 1

パワーランクチェックツールにアクセス

STEP 2

調べたいWebサイトのURLを入力

STEP 3

ドメインパワーや分析結果レポートを取得できる

パワーランクチェックツール

TOOL 2MOZ

画像引用：MOZ

世界的に人気のあるSROツール「MOZ」のLink Explorerでドメインパワーを計測できます。

ツール名	MOZ(モズ)
運営会社	SEOMoz,Inc.
料金	基本無料有料プラン有り ※アカウント登録後、30日間のお試し期間有り
特徴	独自指標「ドメインオーソリティ」を用いている競合サイトの分析（被リンク・キーワード調査）も可能
注意点	無料アカウントを登録することで利用できる分析結果は英語表記

MOZ(Link Explorer)の使い方

STEP 1

MOZにアクセス・ログインする

STEP 2

画面上部「Free SEO Tools」から「Link Explorer」をクリック

STEP 3

調べたいWebサイトのURLを入力し「Analyze」をクリック

STEP 4

ドメインパワーや分析結果レポートを取得できる

MOZ

TOOL 3Ubersuggest

画像引用：Ubersuggest

Moz同様、世界的に利用されている、知名度が高い米国のSEOツールです。

ツール名	Ubersuggest（ウーバーサジェスト）
運営会社	NP digital
料金	基本無料有料プラン有り月額2,999円～
特徴	検索ボリュームやキーワード順位など、ほか要素も確認可能無料登録を行わなくても、ドメインパワーを確認できる
ドメインパワー表記	ツール内表記名：DOMAIN AUTHORITY (DA) ツール内数値：1～100
注意点	–

Ubersuggestの使い方

STEP 1

Webサイトのドメインを入力し「SUBMIT」をクリック

STEP 2

「DOMAINAUTHORITY」を確認

Ubersuggest

TOOL 4Domain Authority Checker

画像引用：Domain Authority Checker

SEO対策に必要な機能がそろっているAhrefsで、ドメインパワーを簡単に確認できます。

ツール名	Domain Authority Checker（ドメインオーソリティチェッカー）
運営会社	Ahrefs社
料金	基本無料有料プラン有り月額12,500円～
特徴	ドメイン評価という独自の指標を持っているドメイン評価（DR）が高いほど、権威性が高いといえる
ドメインパワー表記	ツール内表記名：DOMAIN AUTHORITY (DA) ツール内数値：1～100
注意点	–

Domain Authority Checkerの使い方

STEP 1

Webサイトのドメインを入力し「チェック権限」をクリック

STEP 2

「ドメインレーティング」を確認

Domain Authority Checker

ツールによって数値は異なりますが、ドメインパワーの目安は以下です。

80以上	とても良い
60～79	良い
50～59	企業・公式などであれば合格点
40～49	企業・公式などであれば基準点・個人ブログなどであればとても良い
30～39	継続的な運用・改善が必要
～29	長期的な運用・改善が必要

参考として、以下WebサイトのドメインパワーをSEOタイムズ編集部が調査してみました。

Google：96.7
文化庁：90.7
ホットペッパービューティー：84.0
GMOソリューションパートナー株式会社：66.1

※「パワーランクチェックツール」を使用

目安を用いた、ドメインパワーの判断の仕方は以下などが挙げられます。

「自サイト」と「上記の目安」のドメインパワーを比較「一般的な目安に比べて、自サイトは低いのか高いのか」を確認する
「自サイト」と「競合サイト」のドメインパワーを比較「自サイトと競合サイト、どちらのドメインパワーが強いのか」を確認する

ドメインパワーを上げるには、まず以下の前提を押さえましょう。

前提

短期的ではなく、長期的にドメインパワーを上げる

前提を踏まえ、ここでは、SEOタイムズも取り組んでいる7つの方法を解説します。

METHOD 1質の高いコンテンツを作成する

Googleはユーザーファーストを掲げており、「ユーザーに有益なコンテンツ」を高く評価します。

そのため、ユーザーニーズを満たす質の高いコンテンツを作成することは、ドメインパワー向上において重要です。

SEOタイムズでは･･･

SEOツールや検索結果から検索意図をしっかり分析してコンテンツを作成
検索順位チェックツールで順位を日々確認し、リライトなどで品質を改善

METHOD 2質の良い被リンクを獲得する

被リンクとは、自社のWebサイトが他のWebサイトにリンクされることです。

「被リンクを多く獲得しているWebサイト=ユーザーにとって有益なWebサイト」と検索エンジンに評価されます。

SEOタイムズでは･･･

「SEO」や「Web」関連のWebサイトから被リンクをもらえるよう品質の良いコンテンツを作成

METHOD 3サイテーションを集める

サイテーションとは、他のWebサイトから引用やリンクを受けることです。

被リンク同様、「他のWebサイトから良い評価を得ているという証」になるため、ドメインパワー向上につながります。

SEOタイムズでは･･･

被リンク同様、品質の良いコンテンツを作成
独自ノウハウや経験・データなどを、ユーザーにとって有益な情報を含める

METHOD 4定期的にコンテンツを増やす

質の高いコンテンツの数を増やすことも重要です。

有益なコンテンツが増えることで、「Webサイトへのアクセス数が伸びる」「被リンクを獲得しやすくなる」など、結果としてドメインパワー向上につながります。

SEOタイムズでは･･･

毎日2～3コンテンツを公開し、コンテンツ数を増やしている（更新する頻度）

METHOD 5長期的にWebサイトを運営する

「質の高いコンテンツを定期的に更新する」という前提はありますが、Webサイトは長期的に運営すればするほど、ドメインパワー向上につながります。

SEOタイムズでは･･･

前述の1～4に毎日取り組みながら、1年以上メディアを運営している（運用歴1年以上）

METHOD 6ユーザビリティを改善する

例えば「SEO関連コンテンツ」のWebサイトドメインを設定する場合、どちらのドメインがユーザーにとってよりわかりやすいでしょうか。

① abcabc.co.jp
② about-seo.co.jp

① のドメインからは、Webサイトのテーマが伝わってきませんが、② のドメインは、SEOについて書かれていることが、一目でわかりますね！

このように、ユーザビリティ向上のために、Webサイトのテーマやキーワードに関連するドメインの設定をおすすめします。

METHOD 7アクセス数を増やす

アクセス数が多いWebサイトは「人気がある」と評価されやすい傾向があります。アクセス数を増やすことはドメインパワー向上に有効です。

SEOタイムズでは･･･

ユーザーが思わずクリックしたくなるような魅力的なタイトルをつける
コンテンツ数を増やす

以下2点には、特に注意が必要です。

CAUTION 1被リンクの獲得方法

以下のような被リンクは、いくら獲得してもドメインパワー向上にはつながりません。

自社Webサイトのテーマに関連性がないWebサイトからの被リンク
品質が低いWebサイトからの被リンク

また、検索意図的に被リンクを獲得する行為は、検索エンジンのガイドライン違反でペナルティを受ける恐れがあります。

CAUTION 2中古ドメインの購入

前述のように、長期的に運営しているWebサイトは、ドメインパワーが高い傾向があります。

そのため、中古ドメインの購入を検討している場合もあるでしょう。

しかし、中古ドメインは、以下が懸念されるため購入はあまりおすすめできません。

ドメインの良い評価だけでなく、悪い評価も引き継ぐことになる
ペナルティを受けたドメインが販売されている可能性もある

独自ドメインと共有ドメイン

Webサイトを立ち上げる際、以下のような悩みを抱いたことはありませんか。

「独自ドメイン」「共有ドメイン」どちらを使用するほうがSEO対策に有効なのか

結論からいうと、「Webサイトを運営する目的」によって最適なドメインが異なります。

	独自ドメイン	共有ドメイン
メリット	自由度高くWeb運営できる SEO対策に取り組みやすい	最初からドメインパワーがある noteなど既存プラットフォームを使える
デメリット	最初はドメインパワーなし順位が上がるまでに半年～1年かかる	運用の自由度はプラットフォームによる SEO対策の範囲が限られている
向いている人	中・長期的な運用を考えている人	短期間で上位表示を目指している人