Web担当者であればnoindexタグについて知っておく必要があります。
noindexタグとは、特定のWebページを検索結果に表示させないように、インデックスに指示を出すためのタグです。
インデックスさせたくないときってあるんですか?
サイト移管時など結構noindexを使う場面はあるんだよ!
ここでは、noindexのSEO効果や、エラー「送信されたURLにnoindexタグが追加されています」の内容と対処方法を解説します。
この記事で学べること
- noindexタグとは
- noindexタグとの関係は?「送信されたURLにnoindexタグが追加されています」の概要
- noindexタグと関係あり!「送信されたURLにnoindexタグが追加されています」の対処方法
noindexタグってなに?
はじめに、noindexの仕組みとSEO効果を解説します。
noindex とは
noindexはメタタグの一種で、Googleなどの検索エンジンに対して、特定のWebページをインデックスさせないように指示する役割があります。
noindexを設定したWebページは、どのようなキーワードで検索されても、検索結果に表示されません。
そもそも、検索エンジンがどのように表示順位を決めているのか、Webページが検索結果に表示されるまでの流れをおさらいしておきましょう。
検索結果に表示される流れ
Webページが検索結果に表示されるまでには、3つのステップがあります。
STEP1.クロール
クロールでは、検索エンジンのロボットの「クローラー」が、世界中のWebページを巡回して情報の収集を行います。
STEP2.インデックス
インデックスとは、クロールで収集したWebページの情報を、データベースに登録することです。
STEP3.ランキング
インデックスされたWebページの情報をもとに評価を行い、ランキングを決定します。
noindexタグを設定すると、検索結果に表示される流れをインデックスの前で止められます。
インデックスさせない指示を出すことによって、クロールが行われても、インデックスは行われないため、noindexタグが設定されたWebページは検索結果に表示されないのです。
SEO効果
noindexタグを適切に使うことで、SEO効果が期待できます。
例えば、低品質なコンテンツがインデックスされてしまうと、どれだけ多くの高品質なコンテンツがあっても、Webサイト全体のSEO評価は下がってしまうでしょう。
noindexタグを使って、低品質なコンテンツがインデックスされることを止めれば、SEO評価が下がることを防げます。
重複コンテンツやコピーコンテンツ、情報量が極端に少ないWebページやエラーページなどは、検索エンジンに低品質なコンテンツと見なされる恐れがありますので、noindexタグを設定してインデックスさせないようにしましょう。
noindexタグを使えば、SEO効果が上がるというわけではありません!
基本的にはマイナス評価を受けないために使用します。
エラー「送信されたURLにnoindexタグが追加されています」の概要
Googleサーチコンソールを使っていると、様々なエラーが出ることがありますが、noindexタグと大きく関係しているのが、「送信されたURLにnoindexタグが追加されています」です。
どのようなエラーなのか、エラーの内容と原因を解説します。
送信されたURLってなに?
エラーに含まれる「送信されたURL」とは、自身のWebサイトからGoogleに送信したURLのことです。GoogleのクローラーにWebサイト全体をわかりやすく伝えるためには、XMLサイトマップを送信することが一般的です。
そのため、ここでいう「送信されたURL」は、送信したXMLサイトマップに記載されているURLのことです。
URLがインデックスされなければ、検索結果に表示されないため、URLを送信してインデックスを促します。
サイトマップとは!?作り方とSEO効果を徹底解説!
サイトマップの目的や役割など基礎知識を含めて解説します。
エラー内容と原因
XMLサイトマップは、Googleにインデックスして欲しいときに送信します。
インデックスさせることを目的に送信したURLに、インデックスさせないようにするnoindexタグが追加されているため、矛盾が生じていることをエラーで教えてくれているのです。
つまり、「インデックスさせたいサインを出しているにもかかわらず、インデックスさせないサインも出している」という状況になっています。
矛盾した指示では、「インデックスさせる」「インデックスさせない」のどちらの指示に従えばいいのか、検索エンジンは判断できません。
このようなエラーが出た場合は、どうすれば良いのか、対処法も確認しておきましょう。
エラー「送信されたURLにnoindexタグが追加されています」の対処方法
「送信されたURLにnoindexタグが追加されています」の対処方法は、インデックスさせたいかどうかによって異なります。
エラーとなったURLを確認
まずは、エラーとなったURLの確認から始めましょう。エラーはGoogleサーチコンソールの「ページ」のレポートで確認できます。
インデックスさせたいWebページの場合
エラーの対象が、すべてインデックスさせたいURLの場合は、noindexを削除してください。
削除後、サーチコンソールでのインデックス再申請を忘れずに!
インデックスさせたくないWebページの場合
エラー対象のURLの中に、インデックスさせたくないWebページがある場合は、該当するURLをXMLサイトマップから削除する必要があります。
「Google XML Sitemaps」と「All In One SEO」の、XMLサイトマップから削除する方法を紹介します。
「Google XML Sitemaps」の場合
また、個別で設定する方法もあります。
All In One SEOの場合
- WordPressのメニューの「設定」→「All In One SEO」を開きます。
- 「一般設定」→「noindex 設定」を開き、設定に問題がないか確認します。
- 特定のWebページの種類のみが問題となっている場合は、プラグインの管理画面でWebページ全体をnoindexで 設定したり、XMLサイトマップから除外したりしましょう。
最後に「修正を検証」ボタンをクリック
すべての修正ができたら、「修正を検証」ボタンをクリックして、Googleに修正したことを伝えましょう。
検証が終わり次第、修正が反映されます。
意図していない設定をしていないか再度確認してみます!
まとめ
noindexタグを適切に使えば、重複コンテンツやコピーコンテンツ、情報量が極端に少ないWebページやエラーページなど、検索エンジンに低品質なコンテンツと見なされるコンテンツを、インデックスさせないようにできます。
また、「送信されたURLにnoindexタグが追加されています」のエラーが表示される原因は、Webページをインデックスさせないようにするために、noindexタグを使用しているにも関わらず、そのWebページがXMLサイトマップに含まれているからです。
エラーの対処方法は、インデックスさせたいかどうかによって異なります。
エラーが出ているのが気になる場合や、インデックスさせたいURLにエラーが出ている場合は、早急な対応が必要ですので、Googleサーチコンソールから発信されるエラーメッセージには、常に注意を払うことが大切です。