SEO対策をがんばっていても、なかなか成果が得られないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、「本当に意味があるのか」とお悩みの方に、意味のあるSEO対策と効果のないSEO対策についてご紹介いたします。
SEO対策は意味がない?とお悩みの方へ
自社ホームページを少しでも活気のあるものにし、売り上げアップや知名度アップに繋げたいと思われる方も多いでしょう。
しかし、サイトが無数に増え続ける今、ホームページを作っただけでは、人目に触れることは難しいのが現状です。
ホームページにアクセス数を集め、目的を達成するためには、検索エンジン上位表示は欠かせません。
そのためには、「検索エンジンのアルゴリズムをもとに、SEO対策が必要!」ということまではわかっていても、なかなか効果が出ないため本当に意味があるのかと不安になることもあるでしょう。
SEO対策に意味はあるのか?
サイトは日々増え続け、検索エンジンのアルゴリズムも変化を繰り返し複雑化しているため、SEO対策を行ってもなかなか結果に結びつかないことが増えました。
そのため、「SEO対策をやっても意味がない」という風潮が、一部には広がっています。
とはいえ、検索エンジンの上位表示には大きなメリットがあり、その位置を勝ち取るにはSEO対策が欠かせないことに変わりはありません。
「SEO対策に意味がない」のではなく、「効果のないSEO対策を続けることは意味がない」のです。
2010年頃の検索エンジン向けの手法を今も実施していませんか?
10年以上前のことですが、現在でもその手法を実行している例は少なくありません。
残念ながらその後Googleの大規模なアップデートがあり、当時の手法では効果がないどころか、ネガティブ要素になることも少なくありません。
SEO対策は時間と根気が必要ですが、あまりにも効果が得られない場合は、意味のない手法を繰り返していないか確認することが大切です。
意味のあるSEO対策を行うためにも、常にネットや書籍などで新しい情報を取り入れるようにしてください。
【最新2023年版】ホームページ集客に必須のSEO対策について初心者にもわかりやすく解説!
「SEO対策」という言葉をよく耳にしますが、具体的な内容をご存じですか?ここでは、ホームページからの集客でお悩みの方にぜひ参考にしていただきたい、SEO対策の必要性やメリット・デメリットなど、知っておきたい基礎知識をご紹介します。
意味がないSEO対策はコレ!
2010年頃までの検索エンジンのシステムと現在のシステムは大きく異なります。
そのため、古くから行われている手法では効果が上がるどころか意味がない、時には悪質だと見なされるようになりました。
「そんな古い手法は使っていない」と思われるかも知れませんが、サイトを長く更新していない部分や、前任者の古い知識、出版年数が古い本を参考にしていると、無意識に利用している可能性もあります。Googleウェブマスター向けガイドライン内でも紹介されていますが、さらに詳しくご紹介いたします。
自作自演の外部リンク
SEOの外部対策として、「被リンク」があります。
他のサイトからリンクされることで、人気があると見なされるのですが、外部からのリンクが欲しいために、自作自演で外部サイトを制作し、リンクさせる手法です。
以前はリンクがあれば効果的でしたが、現在では質の悪いサイトからの外部リンクはむしろペナルティを受けることになります。効果のある被リンクは、あくまで質の高いサイトからのみであることを認識しておきましょう。
自作自演は、「関連のないサイトからのリンク」「WebサイトのサーバーのIPアドレスが同じ」「短期間でも取得」など、すぐにわかってしまいます。
リンクと順位の関係について
SEOを目的として外部サイトからリンクを集めたり、逆に自社サイト内に外部サイトのリンク集ページを作成している方もいらっしゃるかと思います。リンクを設定する事はSEO上効果があるのでしょうか。発リンクと内部リンクの調査を実施しました。
キーワードの詰め込み
以前は、上位表示を狙うキーワードを、タイトルやテキスト内に多用することに効果がありました。特にタイトルタグは有効性が高かったため、必要以上に長く不自然なタイトルをつけたサイトも少なくありませんでした。
現在のGoogleアルゴリズムでは、キーワードの多用に意味はありません。反対に、タイトルにキーワードを多用するとペナルティを受けることもあります。キーワードは多用するのはなく、適切に利用する程度がよいでしょう。
metaキーワード
metaキーワードの設定は、以前は有力な手法でした。しかし、現在ではGoogleがmetaキーワードのサポートを停止しているため、入力しても意味がありません。
長文コンテンツ
検索エンジン上位ページには、ある程度ボリュームがあることは事実ですが、長文コンテンツだから選ばれるわけではありません。
文字数が多ければ情報が多く優良というものではなく、あくまで内容が大切です。無理にキーワードを多用する、とにかく文字数を稼ぐなどのSEO対策に意味はありません。検索ユーザーのニーズを把握し、そのニーズに応えるコンテンツを意識することが重要です。
alt属性
alt属性とは、動画や画像を説明するテキストのことです。
ネット回線が今より遅かった時代には、写真や動画の表示に時間がかかったため記載が必要でした。また、音声ブラウザを利用する際の代替テキストにもなります。
alt属性は、Googleがどのような画像や動画が使われているのかを知る方法でもあるため、これをSEO対策に利用する動きがありました。
必要な画像や動画にのみ利用するだけで充分なのですが、さらなる対策を求めてすべての画像に埋め込む動きもありました。実際には、適切な利用以外は意味のないことなので気をつけましょう。
SEO対策をお考えの方必見!コンテンツ作成の流れと上位表示を意識した文章の書き方
SEO対策では高品質なコンテンツ作りが重要ですが、どのように作成すればいいのかわからない方も多いでしょう。SEO対策を始める方に参考にしていただきたい「コンテンツ作成の流れ」と「上位表示を意識したタイトル・記事の書き方」を解説します。
効果があるSEO対策の方法とは?
SEO対策の中でも、本当に意味のあるものについてご紹介します。
全体的に言えるのは、これまでのような小手先のテクニックでは通用しないということです。日々IT技術が進化しているように、Googleも例外ではありません。
Googleでは、ユーザーの行動を細かく分析できるようになるなど、最適化が急速に進んでいます。
「ここに言葉を埋め込む」「リンクを多数貼っておく」などに注力するのではなく、あくまでも良質のコンテンツを発信することが一番のSEO対策といえるでしょう。
とはいえ、ここではできるだけ実践的な対策をご紹介いたします。
限られた時間内で意味のあるSEO対策を行うためにも、ぜひ参考になさってください。
Googleガイドラインを確認しよう
はじめにGoogleガイドラインを確認し、適切なサイト設計を行いましょう。
サイトマップを登録しよう
検索エンジンクローラーは、無数のリンクを巡回していますが、より効率的に情報が得られるようサイトマップも活用しています。
Googleにサイトマップを登録するには、Google Serch Consoleから行います。サイトマップを送信した後は、「送信されたサイトマップ」一覧でGoogleがサイトマップを認識したかどうかがわかります。
セキュリティは万全か
現在、Googleはセキュリティを最優先事項に掲げています。それはショッピングカートの利用やお問い合わせフォームに限ったことではありません。
WEBサイトのセキュリティは暗号化通信のSSLの利用が基本となります。SSLとは、インターネット上の通信を暗号化して送受信する仕組みのことです。
2014年より、Googleは「HTTPSをランキングシグナルに使用する」と宣言していることもあり、信頼を勝ち取り評価を上げるにはSSLを適用するサイト作りは必須です。
内部リンクを改善しよう
自社サイトの内部リンクは、正しく表示されていますか?
サイトの規模が大きくなるほどどこかが切れている、構造(階層)がおかしいなど、不具合を起こしやすいです。
検索エンジンクローラーは、人ではなくロボットです。サイト内を巡回し、コンテンツを理解する働きがありますが、内部リンクや構造がおかしいと、そこで止まってしまいます。
また、ユーザーが検索エンジンでサイトを訪れる際も、必ずトップページとは限りません。内部ページからの場合、ストレスなく他ページも確認できるようにすれば、全体のページビューもアップします。内部リンクが悪く、他ページに飛べないのでは、せっかくのチャンスも有効に活用できないでしょう。
内部リンクの改善は、検索エンジンクローラーとユーザーの双方にとって大切な意味があります。
サイト全体の構成(階層)を正しく整理し、サイトマップやパンくずリストを利用することで、Googleのガイドラインに適したサイトに整えられるでしょう。
ページタイトルと見出しは適正に
ページタイトルと見出しは、検索エンジンクローラーがサイト内を把握するためにも重要です。空白であっても中身を理解しようとクローラーは働きますが、間違った内容が認識される可能性もあります。
できるだけ早く上位表示を希望するなら、過度にキーワードを詰め込んだタイトルや内容とかけ離れた見出しは避け、適切なページタイトル・見出しをつけるように心掛けましょう。
ファイル名は数字よりアルファベットを
HTMLファイルを制作する際、初期設定では単純に数字のみ(01.html、02.htmlなど)になりますが、そのままにせず内容に合ったファイル名に変更しましょう。例えば、料金ページなら「price」、会社概要なら「company」など。ファイル名も情報としてクローラーに読み込まれるため有効です。
コンテンツの質にこだわろう
SEO対策というと、細部にこだわるあまりページそのものの質に無頓着になることも少なくありません。上位表示を目指すなら、小手先の技術よりもユーザー目線でコンテンツを作成しましょう。
どこかで見たようなコンテンツばかりを量産するのではなく、あくまでオリジナルにこだわってください。こちらが伝えたい内容ばかりを発信せず、ユーザーのニーズを満たすことがSEO成功への第一歩です。
ページの読み込み時間の短縮
近年ではネット環境もよくなっているため、ページの表示時間が問題になることも少なくなりましたが、ユーザーの立場になるならできるだけ短縮させた方がよいでしょう。
時間を短縮するには、画像や動画の軽量化が最適です。
自社サイトでキャッシュを読み込んでいる場合は気づきにくいため、実際の表示速度をGoogleのPageSpeed Insightsなどで確認するようにしましょう。
ページスピードインサイトによるWEBページの表示速度改善について
Googleの調査結果にもあるように、WEBページの表示スピードが遅いと、コンバージョンに達するまでのエンドユーザーを少なくしてしまうことにつながります。
モバイル版の充実
これまで、GoogleはPC版のサイトを軸とした評価をしていましたが、2020年9月以降はモバイル版を主軸とすることが発表されました。そのため、パソコンで検索した場合も、スマホサイトをもとに評価した順で表示されています。
スマホサイトはPCサイトの廉価版ではなく、むしろ充実させることがSEO対策には重要というわけです。
スマホが爆発的に普及した現在では、PCで検索されるよりもスマホからの検索数が圧倒的に多くなっています。スマホユーザーに重点を置いた方がユーザー満足度もアップするため、自然な流れといえるでしょう。
モバイル フレンドリーとユーザビリティについて改めて考える
運営しているウェブサイトは本当にモバイルフレンドリーでしょうか?この記事ではモバイルフレンドリーとユーザビリティにおけるTipsをいくつかご紹介していきます。
まとめ
SEO対策は進捗状況がわかりづらく、結果が出るまでに時間もかかるため、「もしかしたら意味がないのでは?」と不安になる方も少なくありません。
日々検索エンジンのアルゴリズムは変化するため、残念ながら「意味のないSEO対策」は存在します。
これはSEO対策そのものに意味がないのではなく、意味のないSEO対策が含まれるという意味です。数年前までは有効であった手法も、現在では全く意味をなさないものも多いです。
時間は有効です。結果がなかなか出ないとお嘆きなら、SEO対策の中身を確認し、常に情報をアップデートするようにしましょう。効果的なSEO対策は、何よりもユーザー目線で質のよいコンテンツを制作することです。
GMOソリューションパートナー株式会社では、SEO対策支援やSEOに役立つツールを提供しています。
- ホームページからの問い合わせがない
- 長らくSEO対策をしているが順位が上がらない
- 今行っているSEO対策が適切なのかわからない
という方、無料で相談を承っていますのでお気軽にお問い合わせください。