逆SEOという言葉をご存じでしょうか?あえて検索の順位を下げる行いを指し、自社サイトの他、他社サイトにも仕掛けられることがあります。
Googleからペナルティを受ける可能性もある危険な行為ですが、実際に行われることがある以上、正しい対処法を身につけておく必要があります。
ここでは、いざという時のためにも知っておきたい「逆SEOの基本」や「逆SEOの対処法」をご紹介いたします。
順位を下げる逆SEO対策とは?意味と目的
SEO対策とは検索エンジンの順位結果を上げるための行動を指し、その反対の行動を「逆SEO」や「ネガティブSEO」、「リバースSEO」ともよびます。言葉どおりの意味で「検索順位を下げること」を指します。
順位が上であるほど人目に触れやすく、アクセス数アップや売上アップなどポジティブなことが増えます。
反対に逆SEOが実施されれば、順位が下がって訪問者数も大幅に減ってしまいます。
逆SEOのメリットは少ないですが、以下の場合には大きなサポートになります。
ネガティブな情報(風評被害など)を避ける
上位表示されているサイトにネガティブな情報が流れてしまうと、爆発的に広まってしまいます。逆SEOを行うとサイト順位が下がり、人目に触れる機会が減少します。
とはいえ、逆SEOを行っても情報の流出は完全に防げないため、掲載サイトや当事者に依頼し、ネガティブな情報の削除依頼をした方が確実でしょう。
サジェストキーワードの削除
検索に文字を入力すると、続いて関連ワードが表示されることがあります。
これをサジェストキーワードといい、ネガティブな言葉が表示されるとイメージダウンにつながります。
ネガティブなワードとあわせて検索され続けると、検索数が増えネガティブな内容が残り続けてしまいます。するとネガティブな内容のページが検索上位となり、被害は長期化します。
ネガティブな内容のページを逆SEOで対策するには、サジェストキーワードの削除依頼が有効です。
Google検索窓の下にあるサジェスト一覧の右下、「不適切な検索候補の報告」を利用する、もしくはGoogle公式サイト内にある「法律に基づく削除に関する問題を報告する」フォームから申請しましょう。
ライバル社の検索表示位置を落とす
ライバル社の検索順位を落とすためにも、逆SEOが利用されます。ですが手法がグレーゾーンであり、気持ちのいいものではありません。
SEO対策は相手を下げるのではなく、自身が成長するために利用したいものです。
逆SEOの方法とは?
様々な事情で逆SEOが必要な場合でも、自社サイトではない限り、該当サイトに直接手は加えられません。
一般的に検索順位を落とすためには、以下のことが行われます。
ミラーサイトを立ち上げる
順位を落としたいサイトとほぼ同じコピーサイトを複数作る手法です。Googleにコピーコンテンツと認識させ、スパムと認定させます。
質の悪いサイトから被リンクさせる
本来、被リンクされると人気のあるサイトとしてGoogleが認識、検索順位がアップするポジティブなものですが、被リンク先が悪質サイトでは、ネガティブ要素となり評価は低くなります。
ライバル社のサイトは直接触れませんが、コピーサイトを複数作ったり、質の悪い被リンクを送ったりと、Googleからの評判が悪くなるようにします。
ただし、大量のコピーサイトやテキストを自動生成するワードサラダで作られたページなどは、ペナルティの対象となるため、近年では有効な手段とはいえなくなっています。
正攻法!素晴らしいサイトを制作し、ライバルの順位を下げる
自社サイトの品質を高め、他社サイトよりも順位を上げる方法。通常のSEO対策、いわゆる正攻法で攻めることで、結果として逆SEO対策になるという考え方です。
上位になるためには、SEO対策に励み、弛まぬ努力が必要になります。
また、上位になれたからといって、そこで終わってはいけません。
上位をキープできなければ、再度ライバルが上がってくる、検索エンジンのアルゴリズムの変化により自動的に順位が下がってしまうなどの問題が発生するためです。
下がってしまったものを再び上昇させるよりも、上位をキープできるようこまめにSEO対策を施すほうが効率的です。
上位を狙い続けるのは簡単な作業ではありませんが、スキルアップやノウハウの習得にもなり、集客増や売上増などポジティブな結果に繋がるでしょう。
逆SEOの手法を知ったからといって、悪意で他サイトの順位を下げる行為をしてはいけません。とはいえ、手法を知ることは逆SEOの被害にあった時や風評被害を受けた際の対策にもなるため、知識として身につけておくことが大切です。
どうしよう!逆SEOが疑われる場合
これまで上位に表示されていたサイトの順位が急落した際、その原因について考えましょう。
自社サイトの運営方法に問題がある場合は改善することができますが、全く説明がつかない場合は逆SEOにあっている可能性があります。
逆SEO対策とは?
逆SEOの一般的な手法は、大量のミラーサイトを作り被リンクを貼ることなので、自社サイトの被リンク状況を確認しましょう。
Google Search ConsoleでWebサイトの被リンクを確認する方法
- GoogleアカウントでGoogle Search Consoleページにログインします。
- サイトを登録し、所有権を獲得します。
- 「リンク」 > 「外部リンク」 とクリックします。
元URLを確認し怪しい外部リンクがあった場合は、そのサイトに対して否認申請を行ってください。
逆SEOはいつ行われるかわかりません。
定期的に低品質サイトからのリンクはないか、チェックしておきましょう。
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正攻法で行われた逆SEOとは?
正攻法の逆SEOとは、ライバルがGoogleに評価されたことで、こちらの順位が下がることです。
これに対抗するには、ドメインパワーを上げていくことです。ドメインパワーが上がるとGoogleに評価されやすくなるため、下がった順位も上向きになるでしょう。
ドメインパワーの上げ方は、良質のサイトを作り上げることです。
正攻法の逆SEO、もしくは通常のSEO対策とほぼ同じであり、コツコツ努力する必要があります。
評価の高いコンテンツや記事を量産し、情報は常に更新、信頼のおける被リンクを増やすなど、内部SEO、外部SEO、コンテンツSEO全てのクオリティを上げられるように取り組むことが重要です。
即効性はなし!逆SEO対策には時間と知識が必要
SEO対策同様、逆SEO対策も効果を得るにはある程度の時間がかかります。
検索順位を下げたいサイトが強力であるほど逆SEOは難しく、知識や技術、時間がかかるため、素人が行い効果を得るには長期戦を覚悟する必要があります。
風評被害など少しでも早く解決したい場合は、SEOのプロへの依頼も可能です。ただし、それでもすぐに結果がでるものではないため、自社サイトのブラッシュアップなども並行して行うことをおすすめします。
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SEO対策を始める際に気になることといえば、やはり効果が出るまでにかかる期間ではないでしょうか?ここでは、SEO対策の効果が出る期間と、できるだけ早く効果を出す方法について詳しくご紹介します。
まとめ
SEO対策とは異なり、検索の表示位置を下げるために行われる「逆SEO」は、ネガティブ情報(風評被害など)を避ける、ライバルの順位を下げるなどが主な目的です。
「コピーサイトを大量に作る」「質の悪いサイトから被リンクを行う」「Googleにスパムと認識させる」など手法は様々ですが、「自社サイトを上位化させる」正攻法で努力する以外は、ペナルティとなる可能性も高いため避けましょう。
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