
SEO対策を見据えたサイト制作をお考えでしたら、WordPressの活用がおすすめです。
2万社以上のWeb支援実績がある弊社では、SEO対策にはWordPressが最適であると考えております。

WordPressはSEOに強いって聞いたんですが、どういうことですか?

検索エンジンがコンテンツを理解しやすい構造になっていたり、SEO対策のプラグインが豊富だったり、様々な理由があるんだ。

そうなんですね!詳しく知りたいです!
この記事では、WordPressでSEO対策を行いたい方に向けて、WordPressを使うべき理由や具体的な設定方法、注意点まで詳しく解説します。
初心者でも今日からできるWordPress設定を解説するので、ぜひチェックしてみてください。
この記事のレベル
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この記事で学べること
- そもそもSEOとは何か
- WordPressの概要
- WordPressがSEOに強い理由
- WordPressの設定時・投稿時のSEO対策
- WordPressとあわせて使いたいツール
- WordPressのSEO対策時の注意点
そもそもSEOとは?

WordPressの解説の前に、まずはSEOについておさらいしよう!
SEOの意味とは?
SEOは「Search Engine Optimization」の略で、日本語だと「検索エンジン最適化」を意味します。SEO対策とも呼ばれ、検索エンジンで上位表示されることを目指した取り組み全般を指します。
自社のWebサイトやブログなどが検索画面の上位に表示されれば、よりユーザーの目に留まりやすくなり、クリックしてくれる確率が高くなるのです。
SEO対策はアクセス数を増やすことはもちろん、認知度の向上やブランディング、Webサイトを活用した集客の効率化を目的に行われます。
また、検索エンジンにはGoogle・Yahoo!・Bingなどがありますが、日本ではGoogleを利用するユーザーが多いため、GoogleでSEO対策を行うのが一般的です。
評価されるのは「有益な」コンテンツ
SEOで評価されるのは、コンテンツの量よりも「質」である点が特徴です。
コンテンツはユーザーにとって有益であるかどうかが重要で、ユーザーが求める情報とマッチしたコンテンツであれば、評価が上がりやすいです。
Googleで自社のWebサイトの評価を上げたい場合、「Googleが掲げる10の事実」と「E-E-A-T」を意識しましょう。
Googleが掲げる10の事実
Googleが発表しているガイドラインの1つで、Googleの考え方に沿ったコンテンツを作るために重要なものです。
引用:Google について|Google が掲げる 10 の事実 – About Google
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
Googleはユーザーの利便性を第一に考えているため、ユーザーにとって有益な情報か、すぐに読み込めるWebサイトか、目的のページまで素早くたどり着けるか、といった点を重視しています。
こういったGoogleの考え方を把握したうえで対策していくことが、SEOにとって重要なのです。
E-E-A-T(旧E-A-T)
E-E-A-Tとは、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の4つの頭文字をつなげた言葉です。
かつて「E-A-T」として知られていましたが、そこに「Experience(経験)」を加えて現在ではE-E-A-Tとなっています。
E-E-A-Tはサイトの質を高めるために重要な指標で、Google公式も以下のように言及しています。
E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です。
引用:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developer「E-E-A-T と品質評価ガイドラインについて」
E-E-A-Tが優れているコンテンツであれば、ユーザーからの信頼性が高まるだけでなく、間接的なSEO効果も得ることができるのです。

Googleの考え方や、E-E-A-Tを意識したコンテンツ作りが大切なんですね!

そうだよ。無駄にコンテンツをたくさん作るより、ポイントを押さえた高品質なコンテンツを作ることを意識しよう。
検索エンジンとSEOの関係
先ほどもご紹介したように、SEOは「検索エンジン最適化」を意味します。
検索エンジンは、ユーザーが検索したキーワードに該当するWebサイトを表示するシステムです。SEO対策を実施することで、検索画面の上位に表示されやすくなります。
検索エンジンは、クローラーというロボットがインターネット上のあらゆるサイトを巡回し、情報を読み取ってインデックス(データベースに格納)します。ユーザーが検索キーワードとインデックスした情報を照らし合わせて、関連度が高い順に検索結果として表示する仕組みです。
検索結果の順位は、Googleの「アルゴリズム」に沿って決定します。
検索アルゴリズムは数あるWebページをランク付けするために不可欠なもので、その詳細までは公表されていません。定期的にアップデートされるため、SEO対策を行う際は、最新の情報を把握することが大切です。
アルゴリズムではコンテンツの質ももちろん重要ですが、それ以外にもページスピードに問題がないか、デバイスごとに最適化されているか、良質な被リンクはあるかといった様々な項目で評価されます。
そのため、SEO対策では内部対策・外部対策をまんべんなく行い、検索エンジンから評価を得ることが重要なのです。
WordPressとは

そもそもWordPressって、Webサイトを作るためのシステムのことですよね?

そうだよ。でも、Webサイトを作るだけじゃなくて、管理・運用に役立つ機能も豊富なんだ。
WordPressはCMS(コンテンツマネジメントシステム)の1種で、世界で6,000万人以上の人が利用しているといわれています。
WordPressを活用すれば、サイト制作に関する知識がない方でも、Webサイトの制作や管理、運用が可能になるのです。

Web上の43%のサイトがWordPressを使っています
引用:ブログから大規模サイトまで作れる CMS
WordPressの公式サイトを見てもわかるように、Webサイト制作以外にも様々な機能があり、世界中の多くの事業者が実際に利用しています。
個人や企業のWebサイトはもちろん、行政・医療・学校法人など、様々な事業者に活用されているのです。
初心者のSEO対策にはWordPressがおすすめ!
SEO初心者がSEO対策に取り組む場合、サイト制作からコンテンツ制作、サイトのデザインなど、やるべきことがたくさんあります。
これまで2万件以上のWebサイト分析の実績がある弊社では、SEO初心者の方には0から時間をかけてWebサイト制作をするよりも、WordPressを活用した効率的なサイト制作をおすすめしています。
そもそもWebサイト制作の目的は、認知度向上やWeb集客、ブランディングなどです。
そのため、SEOにおいてWebサイトを完成させることはあくまでスタート地点だといえます。
SEO初心者の場合、SEO対策に重きを置くのであれば、サイト制作そのものに時間をかけるのはおすすめできません。よりよいコンテンツを定期的に作り続け、必要な対策を実施することに時間をかけるべきです。
WordPressを活用すれば、初心者でも簡単にWebサイト制作ができるため、SEO対策に割く時間を取ることができます。
WordPressがSEOに強い5つの理由

WordPressがSEO初心者におすすめなのはわかりました!

もちろん、初心者じゃなくても便利に使えるのがWordPressのいい所だよ。

なるほど!ほかにもWordPressがおすすめされる理由ってあるんですか?

理由は色々あるから一緒に見ていこう!
こちらでは、WordPressがSEOに強いといわれる理由として、以下の5つを解説します。
- 検索エンジンを意識した構造
- デザインの自由度が高い
- SEOに強いテーマがある
- 多種多様の拡張機能がある
- スマホ最適化(モバイルフレンドリー)ができる
REASON 1検索エンジンを意識した構造
WordPressは、もともとSEOを意識して開発されています。
先ほども解説したように、Googleはクローラーがサイトの情報を読み取り、インデックスした情報をアルゴリズムにもとづいて順位付けする仕組みです。
そのため、まずクローラーが情報を読み取らなければ、検索結果に表示されないのです。
WordPressを活用すれば、クローラーが理解しやすい構造のWebサイトを作ることができます。難しい設定がわからない初心者でも、検索エンジンを意識したサイト構造を実現できるのです。
REASON 2デザインの自由度が高い
ファンを増やすためには、コンテンツの内容はもちろん、Webサイトのデザインも重要な要素です。
WordPressは初心者でも比較的簡単にWebサイトを作ることができますが、デザインの自由度が高いため、本格的なWebサイトの制作も可能です。
Webサイトに関してある程度の知識を持っている方なら、イメージに合うWebサイトを作ることができるでしょう。

個人で運営するブログはもちろん、企業のコーポレートサイトやSEOタイムズのようなWebメディアまで、様々なWebサイトのデザインが可能です。
REASON 3SEOに強いテーマがある
WordPressには、「テーマ」と呼ばれるWebサイト全体のテンプレート機能があります。テーマを変更するだけで、デザインや構成、機能などを変えることができるのです。
WordPressは最初から検索エンジンを意識した構造でサイトを作ることができますが、さらにSEOに強いテーマを導入することも可能です。
SEO対策のためには様々な手法を取り入れる必要があり、手間と時間がかかってしまいます。SEO対策を強化したテーマを利用すれば、効率的にSEO対策の設定が可能です。
SEOにおすすめのテーマを複数紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
JIN (https://jin-theme.com/)

画像引用:JIN(ジン)|真の使いやすさを追求したWordPressテーマ
JINは、月100万円以上を稼ぐアフィリエイターと、開発者の2人によって開発されたテーマです。
アフィリエイトとSEO対策のノウハウを集めて作られたテーマですので、ブロガーやアフィリエイターはもちろん、SEO対策を意識する様々な方が使用できます。
JINは、「内部SEO対策済み」であることが特徴です。理解しやすいページ階層や、表示速度の速さなど、ユーザビリティ向上のための対策がすでに組み込まれています。
デザインにもこだわっているため、ユーザーにもGoogleにもわかりやすいWebサイトを作ることができます。
SANGO(https://saruwakakun.design/)

画像引用:SANGO | 心地良さを追求したWordPressテーマ
SANGOも、SEOに必要な基本的な内部構造を網羅するテーマです。
メニュー表示のアニメーションをHTMLとCSSのみで構成している点が特徴で、それによってページの軽量化を実現しています。軽量化されたページはユーザビリティ、クローラビリティに配慮しているといえます。
シンプルなデザインが豊富に用意されており、難しい知識がなくてもカスタマイズしやすいテーマです。
Cocoon(https://wp-cocoon.com/)

Cocoonは、前身のテーマであるSimplicityにさらにSEOのノウハウを追加したテーマです。
ページ高速化機能や、モバイルファースト、AMP対応など、SEOのための様々な機能を無料で使用できます。
シンプルなデザインですが無料で活用できるため、ブログを始めたばかりの方などにもおすすめです。

WordPressのテーマには有料のものと無料のものがあるから注意しよう。

JINとSANGOは有料で、Cocoonは無料なんですね。

有料・無料どちらも多くのテーマがあるから、必要な機能があるかどうか、SEOに強いかどうかなど詳細をチェックして選んでみよう!
REASON 4多種多様な拡張機能がある
WordPressは、SEO対策のプラグインも豊富です。プラグインとは、WordPressに新しい機能を追加する拡張ツールのことです。
SEO対策プラグインを導入すれば、テーマだけでは足りない機能を補うことができるのです。
セキュリティ強化、バックアップ、サイトマップ制作、お問い合わせフォーム追加、SEO対策強化、デザイン追加など、様々な機能を追加できます。
機能ごとにおすすめのプラグインとして、以下が挙げられます。
- セキュリティ強化→SiteGuard WP Plugin
- バックアップ→BackWPup
- サイトマップ制作→XML Sitemaps
- お問い合わせフォーム追加→Contact Form 7
- SEO対策強化→All in one seo、Yoast SEO
- デザイン追加→WordPress Shortcodes Plugin
SEO対策におすすめのAll in one seoとYoast SEOについては、以下の記事も参考になさってください。

All in One SEOはSEO対策を効果的に行うための定番プラグイン!SEO専門家が徹底解説!
All in One SEO とは、検索エンジン最適化(SEO)を簡単にするための、WordPressのプラグインです。こちらでは、SEO対策のポイントと合わせて、All in One SEO の導入や設定方法を徹底解説します。

【2023年版】Yoast SEOとは?初心者でもできる初期設定からSEO効果を高める方法について徹底解説!
Yoast SEOは全世界で700万回以上ダウンロードされている、SEO対策に特化したWordPressのプラグインです。今回は、初心者でもできるYoast SEOの初期設定から、SEO効果を高める方法について、詳しく解説します。
REASON 5スマホ最適化(モバイルフレンドリー)ができる
WordPressでは、スマホ最適化の設定も可能です。
スマホ最適化とは、PC用にデザインされたWebサイトを、スマートフォンでも快適に閲覧できるよう最適化することを指します。
Googleの検索アルゴリズムでは「モバイルフレンドリー」といって、スマホ端末に対応しているWebサイトの検索順位を引き上げる仕組みがあります。
そのため、スマホ最適化はSEO対策のためにも欠かせない項目なのです。
WordPressでスマホ最適化を行いたい場合、以下3つの方法があります。
- プラグインでスマホ最適化
- スマホ最適化済みのテーマを使う
- CSSカスタマイズでスマホ最適化
これからサイト制作を行いたい場合は、スマホ最適化済みのテーマの使用がおすすめです。
モバイルフレンドリーについては、以下のページもチェックしてみてください。

モバイルフレンドリーとは?SEOにおける重要性と確認方法を解説
モバイルフレンドリーとは、スマホなどのモバイル端末での閲覧に対応しているWebサイトの、検索順位を引き上げる仕組みです。ここでは、モバイルフレンドリーの意味や対応が必要な理由とあわせて、確認方法や具体例をご紹介します。
初心者でもできる!WordPressの基本的なSEO対策

WordPressの基本的な情報がわかったら、次は具体的なSEO対策方法について知っていこう!
こちらでは、SEOタイムズでも行っているSEO対策に必要なWordPress設定をご紹介します。
POINT 1サイトマップの作成
SEO対策には、xmlサイトマップが欠かせません。
サイトマップとは、サイトを訪れた方や、Googleなどの検索エンジンへWebサイト全体の構造を伝えるための地図のようなものです。
xmlサイトマップとは、検索エンジンへページ構造を伝えるためのxmlファイルを指します。
xmlサイトマップがあることで、検索エンジンの巡回を促し、インデックスされやすくなるという利点があります。
上位表示されるためにはまずインデックスされる必要があるため、SEO対策では欠かせない要素なのです。
また、サイトマップがあればサイトの運営者がサイト構造を把握しやすくなるため、サイト制作やそれに伴う打ち合わせなどをスムーズに進められる点もメリットです。
xmlサイトマップの作成は手作業でも可能ですが、プラグインを活用すれば自動で作成できます。
POINT 2パンくずリストの作成
Webサイトを見ているとき、上部に「TOP>記事>SEO対策」といった表示を見たことがある方も多いのではないでしょうか。これが「パンくずリスト」です。
パンくずリストは、Webサイトを訪れた方が、今どのページを見ているのかわかりやすくするために「ホーム>カテゴリー>サブカテゴリー>タイトル」といった形で、階層を表示したものを指します。
パンくずリストを活用すればユーザーの利便性が向上し、サイト内の回遊率が上がったり、閲覧時間が伸びたりといった効果が期待できます。
パンくずリストはWordPressのテーマ内の機能で設定できることが多いですが、専用のプラグインを活用することも可能です。
POINT 3内部リンクの強化
内部リンクの強化も、WordPressでできる基本的なSEO対策の1つです。
内部リンクとは、記事内に設置した関連性の高いページへのリンクのことです。
SEOタイムズでいうと、記事内に設置した関連記事へのリンクが内部リンクに該当します。

内部リンクを設置することで、ユーザーが追加で知りたい情報を効率よく見つけることができ、サイト内の回遊率アップにつながるメリットがあります。
プラグインを活用して、関連記事や人気記事を一覧で表示するのもおすすめです。
POINT 4表示速度を速くする
Webサイトの表示速度を高速化することも、SEO対策には欠かせません。
表示速度とは、言葉のとおりWebサイトが表示されるまでのスピードのことです。表示速度が遅いと、ユーザーがページの内容を見ずに離脱してしまいかねません。
ユーザーの利便性を向上させるためにも、WordPressでも表示速度の改善は必ず行うようにしましょう。
表示速度の高速化のためには、以下の方法があります。
- 表示速度をチェックする
- いらないプラグインを削除する
- 画像を圧縮する
- キャッシュを有効にする
- 性能がいいレンタルサーバーを利用する
① 表示速度をチェックする
まずは、現状の表示速度を確認しましょう。
Googleが無料で提供しているページスピードインサイトでは、計測したいWebページのURLを入力するだけで、簡単に表示速度をチェックできます。
遅い・普通・速いの3段階で結果が表示されるため、遅い・普通の評価が出た場合は改善を目指しましょう。
② いらないプラグインを削除する
WordPressでは機能を拡張するために、様々なプラグインがあります。しかし、不要なプラグインは表示速度を低下させる原因にもなるため、必要なものだけ残してあとは削除するようにしましょう。
プラグインは無効にすることもできますが、セキュリティ面のリスクも考慮して無効ではなく削除するのが一般的です。
③ 画像を圧縮する
WordPressで作るサイトも、テキストと画像で構成されることが特徴です。
テキストよりも画像のほうが圧倒的にデータ量は多いため、画像が大きかったり、量が多かったりすると、どうしても表示速度が遅くなってしまいます。
そのため、画像が原因で表示速度が遅くなっている場合は、画像を圧縮してサイズを最適化しましょう。
手作業で1枚ずつ圧縮するのは時間がかかってしまうため、画像圧縮プラグインを導入して自動化するのがおすすめです。
④ キャッシュを有効にする
キャッシュとは、一度読み込んだデータを一定期間保存し、必要になったときに高速で表示するための技術を指します。
キャッシュが有効になっていれば、2回目以降はデータの読み込みに時間がかからないため、高速表示が可能です。
キャッシュの有効化も、プラグインを利用して設定できます。
⑤ 性能がいいレンタルサーバーを利用する
高性能なレンタルサーバーであれば、表示速度を上げるだけでなく、Webサイト運営の効率化も可能です。
レンタルサーバーを利用する場合は、性能面もきちんとチェックして選びましょう。
POINT 5SEO対策テーマを利用する
先ほどいくつかご紹介しましたが、最初からSEO対策に注力したテーマを導入するのもおすすめです。
SEO対策済みのテーマであれば、基本的な内部対策やユーザビリティ向上のための機能が備わっているため、初心者でもSEOに強いWebサイトを制作できます。
特にブログやメディアサイトを運用したい方は、ぜひSEO対策済みのテーマをご利用ください。
POINT 6拡張機能を導入する
初期状態のWordPressには、基本的な機能しか備わっていません。そのため、WordPressで足りない機能は、プラグインで追加することが可能です。
WordPressはプログラミングでコードを入力してカスタマイズすることも可能ですが、専門的な知識が必要になるため初心者には難しいです。
しかし、プラグインであればインストールするだけで必要な機能を追加できます。
プラグインの導入方法に関しては、以下のページをチェックしてみてください。

【WordPress】プラグインとは?SEOに有効な5選をわかりやすく解説!
プラグインとは、ソフトウェアの機能を拡張できるプログラムです。WordPressに導入することで、SEO対策も効率的に行えます。ここでは、WordPressのプラグインがどのようなものかと、オススメのプラグイン5選や導入方法をご紹介します。

ここで紹介した6つは基本的なSEO対策だから、必ずやっておくようにしよう!

わかりました!
投稿時にできるSEO対策のWordPress設定

さっきの6つ以外に、他にも必要な設定があるんですか?

WordPressでできるSEO対策は、「Webサイト全体で行う基本的なもの」と、「記事投稿の際に行うもの」があるんだ。

なるほど…。さっきの6つはWebサイト全体のものでしたね。

そうだ。だから次は記事投稿の際に行うSEO対策を学んでいこう!
SEO対策では、コンテンツの内容が重視されます。
WordPressでコンテンツを投稿する際は、以下の設定もきちんと行っておくと、より効果的なSEO対策になります。
POINT 1狙うキーワードを明確にする
WordPressで記事を投稿する際は、どのキーワードで上位表示を狙うか、しっかり決めておくことが重要です。
そもそもキーワードを最初に決めておかないと、ユーザーが求める記事を書くことができません。
検索ニーズがあるキーワードを調査し、ページごとに1キーワードを設定するようにしましょう。
また、コンテンツでキーワードを使用する際は、タイトルや見出しに自然に含めると効果的です。
POINT 2適切なタイトルをつける
SEOでは、タイトルも重要なポイントです。
インターネット調査「Google検索に関するアンケート」において、「あなたは検索結果の中からどのようにサイトを選びますか?」とアンケート調査を行ったところ、以下の結果になりました。


SEO対策におけるタグの正しい付け方!読みやすいコンテンツの秘訣
SEO対策において、タグの設定は重要な項目の1つですが、HTMLの経験が浅いWeb担当者の方にとっては、ハードルの高い設定になるでしょう。ここでは、SEO対策におけるタグの重要性とあわせて知っておきたい、正しい使い方と注意点をご紹介します。
アンケート結果を見ると、上位表示の次に重要なのがタイトルであることがわかります。
ユーザーはタイトルも読んだ上でクリックするかどうかを決めているため、ユーザーニーズに応えるタイトルを設定する必要があります。
WordPressでコンテンツのタイトルを設定する際は、以下のポイントを意識しましょう。
- SEOキーワードをできるだけ文章の左側に含める
- 文字数を35文字以内にする

文章の左側ってことは、文章の最初のほうにキーワードを持ってくるってことですね!

人は左から文章を読むから、そうすることでユーザーの目に留まりやすくなるんだ!

SEOに強いタイトルとは!?最適な文字数とキーワード配置について
SEOライティングのタイトル付けでお悩みではありませんか?多くのユーザーは、タイトルによって記事を読むかどうかを判断するため、タイトルは非常に重要です。こちらでは、タイトルの付け方のコツや注意点についてご紹介します。
POINT 3メタディスクリプションを設定する
メタディスクリプション(meta description)とは、記事の説明文を指定するタグのことです。コンテンツそのもののページ上には表示されませんが、検索結果でタイトルの下に表示されます。

タイトルだけでなく、メタディスクリプションまで読んでクリックするかどうかを決めるユーザーも多いため、クリック率に影響する重要な要素です。
メタディスクリプションを設定していないと、記事の先頭部分の文章が自動的に表示されます。そうすると不自然な文章になったり、記事の内容が伝わらなかったりする可能性があるため、ユーザーに興味を持ってもらうためにも、投稿時に設定しておきましょう。
検索画面で表示される文字数が決まっているため、メタディスクリプションに設定する文章は120文字程度がおすすめです。
SEO対策済みテーマを利用すれば、簡単に設定できます。
POINT 4見出しを設定する
見出しタグ、もしくはhタグと呼ばれ、Webページの内容をユーザーや検索エンジンが把握するために重要な要素です。WordPressで投稿する際も適切な見出しを設定するようにしましょう。
見出しを設定する際は、以下のポイントを意識しましょう。
階層構造を把握しておく
テーマやプラグインによっては、見出しが自動的に目次になるケースもあります。
そのため、階層構造を意識して見出しを設定すれば、ユーザーが目次を見ただけで記事の内容を理解できます。
hタグの順番を守る
- h1タグ:記事の題名・タイトル
- h2タグ:中見出し
- h3タグ以降:中見出しに含まれる分類や補足
h1タグは記事の題名になるため、1ページで1つになります。
h2タグが中見出しで、記事内で章をわける役割があります。
h3タグ以降は中見出しからさらに細かく補足する際に使用するタグです。
基本的にh1タグは1ページに1つなので、記事本文にはh2~h6タグを使用しましょう。
h2の直下にh4を設置したり、いきなりh3から始めたりすると、検索エンジンが内容を理解しにくくなってしまうため、見出しタグの順番を守ることが重要です。

hタグとは?SEO効果と使い方を解説!
“hタグとは?SEO効果と使い方を解説! – SEO対策の初心者向けバイブル|SEO タイムズ” />
POINT 5カテゴリーを設定する
カテゴリーとは、関連性の高い投稿をグループ分けする機能です。
Googleは関連性の高い内部リンクを評価する傾向があるため、同じカテゴリーの記事を内部リンクで設置するケースも多いです。
また、カテゴリーを設置しておくと、ユーザーが知りたい情報を探しやすくなり、ユーザーの利便性が上がったり、回遊率や滞在時間が伸びたりします。
WordPressでは簡単にカテゴリーを設定できるため、必ず設定するようにしましょう。
POINT 6パーマリンクを設定する
パーマリンクとは、「持続的なリンク」という意味があり、Webページごとにそれぞれ設定したURLの一部を指します。
例えば「https://find-a.jp/seotimes/web_writing_kind/」の場合、「/web_writing_kind/」部分がパーマリンクです。
パーマリンクを設定しないと、WordPressが自動で数字を割り当てたURLになりますが、自分でパーマリンクを設定しておけば、シンプルかつわかりやすいURLにできるのです。
GoogleはシンプルなURL構造を推奨しているため、WordPressではシンプルなURLになるよう設定しましょう。
POINT 7オリジナルコンテンツを入れる
WordPressはSEOに強いといわれていますが、WordPressを使ったからといって上位表示が叶うわけではありません。ユーザーニーズを満たす、質の高い記事があってこそ、SEO対策の成果が出るのです。
先ほども解説したように、現在のGoogleアルゴリズムでは記事の質が重視されており、特に注意したいのがE-E-A-Tです。
信用できる情報かどうかはもちろん、コンテンツの独自性も評価されます。
オリジナルコンテンツか、他のサイトのコピーになっていないかといったポイントも考慮して、コンテンツを投稿するようにしましょう。
WordPressでSEO対策する際に役立つツール4選

次は、WordPressとあわせて使いたいツールを4つ紹介するよ!
TOOL 1Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Google検索の検索トラフィックや検索順位の調査・管理に役立つSEO管理ツールです。

Googleが提供する無料のツールで、Webサイトを運営している方であれば誰でも利用できます。
WordPressサイトとGoogleサーチコンソールを連携することで、Googleからの評価や上位表示のために必要な修正点などを知ることができます。
Googleアナリティクスと異なり、Googleサーチコンソールは「検索エンジン上でのユーザーの行動を把握」するために役立つツールです。
検索キーワードは何か、自社のWebサイトにアクセスする前の行動、アクセスした目的などを分析できます。
また、エラーページのチェックなどもできるため、SEOを意識したサイト作りのために欠かせないツールといえます。
TOOL 2Googleアナリティクス
アクセス解析ツールには様々なものがありますが、その中でも利用者が多いのが「Googleアナリティクス」です。

画像引用:Google アナリティクス | Google Developers
GoogleアナリティクスはGoogleが提供しているアクセス解析ツールで、高性能かつ無料で利用できます。Googleサーチコンソールと同様、Webサイトの分析・管理のために欠かせないツールです。
Googleアナリティクスの主な機能は、ユーザーに関するアクセスデータの収集と解析です。
WordPressサイトと連携することで、Webサイト全体のアクセス数や滞在時間、ユーザー属性など様々なデータをチェックできます。
Googleサーチコンソールと異なり、Googleアナリティクスは「サイト内でのユーザーの行動の把握」に役立つ点が特徴です。どのような属性のユーザーが、どこを経由してアクセスし、どの記事に興味を持ったのか、といった一連の流れを知ることができます。
SEO対策の施策だけでなく、Web広告担当者が問い合わせや購入を伸ばすためにも活用されるツールです。
TOOL 3Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーとは、Googleが提供するキーワード選定ツールです。

画像引用:キーワード プランナーで最適なキーワード選択 – Google 広告
検索ボリュームやクリック単価、関連キーワードなどを知ることができます。
Google広告を出している方向けのツールですが、SEOキーワードの選定にも役立ちます。適切なキーワードを選定できれば、アクセス数や集客数の向上につながります。
TOOL 4Googleトレンド
Googleトレンドは、キーワードの検索需要の推移をチェックできるツールです。

画像引用:Googleトレンド
Googleが提供している無料のツールで、アカウント登録不要で利用できます。
Googleの検索エンジンが集めた、2004年から現在までの膨大なデータが集まっており、正確かつタイムリーな情報を得ることが可能です。
過去のトレンドワードや検索需要の推移がわかるため、SEO記事の作成に役立ちます。
WordPressのSEO対策の注意点
WordPressを使ってWebサイトを運営する際は、以下の点に注意してください。
POINT 1アップデートがあったら即対応する
WordPress本体はもちろん、利用しているテーマやプラグインでも定期的にアップデートのアラートが届きます。
WordPressのアップデートが必要な場合は、管理画面に以下の画像のような文言が表示されます。

アップデートによって、新しい機能や改善された機能を利用できます。また、操作バグを防ぐほか、サイトのセキュリティ対策にもつながるため、必ず対応するようにしましょう。

アップデートってすぐにできるんですか?

本体のアップデート前に対応すべきこともあるから、以下の手順を覚えておこう!
① バックアップを取る
レンタルサーバーの機能やプラグインなど、バックアップの手段は何でも問題ありません。使いやすい機能を活用して、バックアップを行いましょう。
② 先にテーマやプラグインをアップデートする
WordPress本体の前に、テーマやプラグインのアップデートを行います。
更新はWordPress管理画面の「ダッシュボード」の「更新」から行うか、テーマ・プラグインの一覧からも更新が可能です。
③ プラグインを全て無効化する
プラグインを有効化したままWordPress本体のアップデートを行ってしまうと、万が一不具合が発生した場合に、アップデートが悪いのかプラグインが悪いのか判断できなくなってしまいます。
そのため、利用しているプラグインを先に無効化しておきましょう。
プラグインの無効化は、管理画面の「プラグイン」→「インストール済みのプラグイン」から行うことができます。
④ WordPress本体のアップデートを行う
プラグインの無効化まで完了したら、WordPress本体のアップデートを行います。
管理画面の「ダッシュボード」に、「今すぐ更新」のボタンがあるため、そこをクリックすれば完了です。
⑤ 無効化したプラグインを有効化する
最後に、無効化したプラグインを有効に戻して完了です。

古いバージョンのまま放置するとセキュリティリスクも高まるから、アップデートは必ず行うようにしよう!
POINT 2表示速度の低下に注意する
WordPressのカスタマイズによっては、Webサイトの表示速度が低下してしまうケースもあります。
表示速度低下の原因は、プラグインの入れすぎや、大きいサイズの画像・動画の使用などが考えられます。
そのためプラグインを厳選する、画像や動画を最適化するといった対策を行いましょう。
表示速度については、以下のサイトでURLを入力するだけでチェックできます。
POINT 3コンテンツを定期的に見直す
コンテンツは公開して終わりではなく、定期的に見直して改良していくことが大切です。
検索結果は日々変動し、競合他社も上位を狙って対策を行っているため、自社のWebサイトが常に上位にいられるとは限りません。
アルゴリズムのアップデートによって順位が変動することもあるため、コンテンツはこまめに見直すようにしましょう。
検索順位が伸び悩んでいる記事や、クリック率が低い記事をピックアップし、内容を足したり見出しを変更したりといった改良を実施してください。
WordPressで行うSEO対策に関するよくある質問
こちらでは、WordPressで行うSEO対策に関する質問にお答えいたします。
WordPressのSEO対策は弱いんですか?
決して弱いわけではありません。
SEO対策のために必要になる最低限の設定は、WordPressに標準装備されています。
そのままでもSEO対策は可能ですが、よりSEOに力を入れたい場合は、SEOに強い・注力しているテーマの導入がおすすめです。
WordPressのSEO対策でおすすめのプラグインは?
以下のプラグインがおすすめです。
- SiteGuard WP Plugin
- BackWPup
- XML Sitemaps
- Contact Form 7
- All in one seo、Yoast SEO
- WordPress Shortcodes Plugin
WordPressのSEO対策で初心者はまず何をするべき?
まずはサイト運営の目的を明確にし、サイトの想定読者をイメージしながらサイト設計を行いましょう。
また、以下WordPressの基本的なSEO対策も忘れずに行ってください。
- サイトマップの作成
- パンくずリストの作成
- 内部リンクの強化
- 表示速度を速くする
- SEO対策テーマを利用する
- 拡張機能を導入する
WordPressのプラグインを日本語にするには?
海外製のWordPressプラグインは、表示が外国語になっているケースもあります。
日本語に変更したいときは、設定(Setting)や言語(Language)の項目がないか探し、日本語(Japanese)に変更しましょう。
日本語設定ができない場合は、本当にそのプラグインを導入すべきか検討してください。海外製プラグインは、トラブル時の解決策の表示や、サポートも英語になっているケースが多いため、英語に自信がない方は日本製かつ定期的に更新されているプラグインがおすすめです。
All in One SEOとは何?
SEO対策ができるプラグインです。主な機能として、以下が挙げられます。
- タイトルの設定
- メタディスクリプションの設定
- キーワードの設定
- noindex(ノーインデックス)の設定
- Googleアナリティクスの連携
- Googleサーチコンソールの連携
- XMLサイトマップの生成と登録
- 各種SNSの設定

All in One SEOはSEO対策を効果的に行うための定番プラグイン!SEO専門家が徹底解説!
All in One SEO とは、検索エンジン最適化(SEO)を簡単にするための、WordPressのプラグインです。こちらでは、SEO対策のポイントと合わせて、All in One SEO の導入や設定方法を徹底解説します。
まとめ
自社サイトのSEO対策をお考えでしたら、WordPressの導入がおすすめです。
検索エンジンを意識した構造で、デザインの自由度も高いため、WordPressはSEOに強いシステムといえます。
SEOに強いテーマや多種多様の拡張機能を活用すれば、さらに効率よくSEO対策を行うことができます。
アップデートやコンテンツの見直しには注意が必要ですが、WordPressは誰でも簡単に活用できますので、集客のためにSEO対策に取り組みたいとお考えでしたら、ぜひ導入をご検討ください。