
「サイトがなかなか検索結果の上位に表示されない…」
「そもそもキーワード選定は必要なのか?」
「ユーザーにもGoogleにも評価される記事を書くにはどうしたらいいのか…」
とお悩みではありませんか?
せっかくSEOを意識してコンテンツを作るなら、上位表示を目指したいですよね。
実は、キーワード選定こそが最重要なポイントです。 SEOにおけるキーワードの重要性やその種類、選定のコツなどを知ることで、悩みの解決に一歩近づくことができます。
こちらでは「これまでキーワード選定をしたことがない」「今回初めて選定する」という初心者の方に向けて、わかりやすくご紹介します。
キーワード選定を攻略して、これから作成するSEOコンテンツの上位表示を目指しましょう!
この記事のレベル
重要度 | (4.5) |
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初心者度 | (4) |
難易度 | (3.5) |
この記事でわかること
- SEO対策におけるキーワード選定の重要性
- キーワード選定方法
- キーワード選定のコツ
- おすすめのキーワード選定ツール
- SEOのポイントを押さえたキーワードの使い方
SEO対策をする上でキーワードの選び方が最重要なのか
冒頭で 「キーワード選定こそ最重要だ!」と述べましたが、そもそも、なぜキーワード選定が重要かご存知でしょうか?
キーワード選定は、上位表示を目指すSEOコンテンツ作成のうえで重要なポイントです。 こちらでは、具体的な選定方法の解説に入る前に、まずは「SEOコンテンツ」と「キーワード選定」について簡単に振り返りたいと思います。
「それより、早くキーワード選定方法が知りたい!」という方は「【キーワード選定方法】基本の3ステップ」を先にご覧ください。
SEOコンテンツとは
現在、皆さんがSEO(検索エンジン最適化)に取り組む目的は、検索結果に自サイトを上位表示して、より多くの人に自サイトを訪れてもらうことだと思います。
例えば「キーワード選定について知りたい」というユーザーの悩みに対して、その悩みを解決するコンテンツを作成し「ユーザーにとって有益なコンテンツだ!」とGoogleに評価された場合、その結果として検索結果に上位表示される可能性がでてきます。
検索結果に上位表示されることで、ユーザーに自社商品・サービスを知ってもらえる、または利用してもらえるきっかけになります。
そのため、SEOコンテンツは、サイトの集客において無料で始めることができるマーケティングの手段の一つとして、重要視されているのです。

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キーワード選定とは
前述のSEOコンテンツに対して「ユーザーが検索窓に打ち込むであろう悩み(キーワード)」を適切に選ぶことです。
ここでいう「適切に」とは「ユーザーがどんなキーワードで検索するのか」「そのキーワードで自サイトが上位表示できる可能性があるか」を考慮して戦略的にキーワードを決める、ということです。決めるコツについては、後ほど詳しく解説します。
なぜこんなにも「ユーザー」を意識するか、その理由は「Googleが掲げる10の事実」で解説されています。
Googleがその内容の最初に「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」と掲げていることからも、ユーザーに応えるコンテンツ作成の重要性がわかります。
キーワードは、そのコンテンツのテーマになる重要な要素でもあることから、コンテンツ作成前の戦略的なキーワード選定は重要だといえます。

キーワード選定のメリット
キーワード選定には、下記のようなメリットがあります。
- 適切なキーワードを選べる
- 1ページ1キーワードで対策できる
- 関心が高いユーザーが自サイトを訪れてくれる
それぞれ解説します。
適切なキーワードを選べる
ビッグキーワードを回避しつつ「需要があり競合が少ないキーワード」を選ぶことは、上位表示されやすいコンテンツ作成への第一歩です。ビッグキーワードは、検索ボリュームが多い=競争率が高いキーワードです。
このようなキーワードを選ぶと、一生懸命コンテンツを作成しても上位表示されることが難しい場合があります。そのため、キーワード選定で「上位表示できる可能性のあるキーワード」を適切に選ぶ必要があるのです。
1ページ1キーワードで対策できる
SEO対策において避けたい「サイト内でのテーマかぶり」「テーマ・ターゲットがブレる」ことを、事前に防ぐことに繋がります。
計画的なキーワード選定は、サイト内のコンテンツテーマを把握でき、テーマかぶりを防ぐことになるのです。
また、キーワードを詰めすぎてテーマ・ターゲットがブレると、Googleからの評価が下がってしまう場合があります。
1つのキーワードに対して「この悩みにはこのテーマだ!」と決めると、よりユーザーに刺さるコンテンツに仕上がります。
関心が高いユーザーが自サイトを訪れてくれる
前述の「1ページ1キーワード」で扱うキーワードやテーマを「自社商品サービスの強み」と「ユーザーニーズ」が合ったものを選ぶことで、効果的なSEO対策に繋がります。
「需要があり競合が少ない」キーワードを選ぶためには、強みを自覚することが重要です。
キーワード選定前に、自サイトの特徴・自社商品サービスの強みなどについて分析することをおすすめします。
【キーワード選定方法】基本の3ステップ
キーワード選定を端的にいうと「洗い出して、絞り込む」というイメージです。選定方法にはいくつか方法がありますが、こちらでは以下の3ステップをご紹介します。
- メインキーワードを決める
- かけ合わせるキーワード候補を出す
- 優先度をつけて対策キーワードを決める
STEP 1メインキーワードを決める
まずは、キーワード全体の方向性を決める軸となる 「メインキーワード」を決めます。
決め方としては大きく2つあるので、やりやすい方を試してみてください。
- テーマからキーワードを選定する
- 自サイトに合ったキーワードを選定する
選ぶ時のポイントは、以下のとおりです。チェックする項目として、ぜひ参考にしてください。
- 検索ボリュームが大きいか
- ビジネスインパクトが大きいか
- 単体ワードか
メインキーワードは、ある程度検索ボリュームがあるキーワードがおすすめです。
また、どのキーワードを選ぶかによりますが「問い合わせ向上」「認知向上」「売上向上」など、サイトのゴールに合っているか・ターゲットは誰なのかをキーワード選定前に明確にしておくと決めやすくなります。
「自サイトといえば?」「自分がユーザーだったらどう検索するか?」の答えがメインキーワードのヒントになることもあります。思いつかない場合は試してみてください。

STEP 2かけ合わせるキーワード候補を出す
メインキーワードをもとに、かけ合わせるキーワード候補を出します。 サジェスト・関連語・共起語を参考にするとスムーズに候補を出すことができます。
ここではツールを使用して、キーワード候補を出していきましょう。
ツールを使用した後、さらにキーワードの精度を上げたい場合は、お客さまの声や業界の専門家など「現場の声」をヒントにニーズを洗い出し、精度を磨くことも一つの方法としておすすめです。

STEP 3優先度をつけて対策キーワードを決める
1・2で出したキーワードの最終選定を行います。 「検索ボリューム」「競合性」を調査して、これまでに出したキーワード候補に優先度をつけます。
そのほかにも、
- ユーザーニーズに答えているか
- 自サイトの強みにあっているか
- 検索されやすい言葉か(ユーザーが検索する時に入力する言葉か)
という部分も考慮して、対策するキーワードに優先度をつけていきましょう。

上位表示を目指すキーワード選定 3つのコツ
キーワードの選び方について、知っておくべき3つのコツがあります。
このコツを押さえることで「狙うべきキーワード」を選びやすくなると思います。それぞれ、解説していきます。
ロングテールキーワードを狙おう
2つ以上の複数キーワードの組み合わせで構成された検索キーワードです。
例えば「カフェ 渋谷 おすすめ」「群馬 温泉 人気」のようなものがあります。
ビッグキーワードに比べて検索意図が絞られており、検索ボリュームが少ないためCV(コンバージョン)に繋がりやすい特徴があります。
月間検索ボリュームが1~2万回ほどのビッグキーワードを軸に組み合わせをつくることが多いです。
一度に大量のアクセスが見込めない場合や、効果が出るまでに時間がかかるなど、目に見える効果がすぐに表れるわけではありませんが、検索流入の約8割はロングテールキーワードが占めているため、ぜひ狙いたいキーワードです。
以下のようなメリットがあります。

ちなみに、キーワードは検索ボリュームや競合性により「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」と分かれています。
簡単に解説しますので、キーワード選定への理解を深めるためにも参考にしてください。
ビッグキーワード
月間1~2万回以上の圧倒的な検索ボリュームを誇るキーワード。上位表示すれば、多くのアクセスを獲得できる。
ただし「検索ボリュームが多い=競合性が高い」ため、上位表示が難しい。「東京」「バッグ」「カフェ」など1単語である場合が多い。
ミドルキーワード
ビッグキーワードに対して、検索ボリューム・競合性ともに中間あたりのキーワードで、比較的上位表示しやすい。
「英会話 方法」「初心者 ライター」など2単語の組み合わせである場合が多い。
スモールキーワード
検索ボリューム自体は最も少ないものの、競合性の低さとCV(コンバージョン)への繋がりやすさを持つキーワード。
ニッチなキーワードでもあり、ビッグキーワードと組み合わせて使用される。
検索意図に応える
ユーザーは解決したい悩みがあって、検索窓にキーワードを打ち込みます。そのキーワードには、ユーザーの心理・行動状態など「ユーザーが何を求めて検索したのか」検索背景のヒントが隠れています。
この検索意図を、ユーザーに有益なコンテンツを作成するために利用しない手はありません。
また「上位表示サイトのキーワードはどんな種類か」「上位表示サイトの共通点は何か」など、検索キーワードをとおして、検索意図を押さえたキーワード選定に繋がります。
検索意図を理解するための、4種類の検索キーワード(クエリ)は以下のとおりです。
Goクエリ

ニーズ | 行きたい |
---|---|
ポイント | 地図が出ることが多いため、Goolgeマイビジネスへ登録。 住所・アクセス方法など施設情報が充実。 |
特徴 | 特性のサイト・コンテンツへのアクセスを目的としている場合もある。 例: 「Yahoo!」→「Yahoo!のサイトに行きたい」 |
Knowクエリ

ニーズ | 知りたい |
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ポイント | 「言葉の意味や事実を知りたい」など、知りたいことに対する解説(答え)を用意する。 |
特徴 | 4つのクエリで最も検索ボリュームが多いので、多くの流入が狙える。 CV(コンバージョン)に繋がりにくい。 |
Doクエリ

ニーズ | やってみたい |
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ポイント | 方法・材料・手法などユーザーが自分でやるための解説コンテンツを用意する。 |
特徴 | CV(コンバージョン)に繋がりやすいクエリ。 Doクエリでコンテンツ作成するサイトが多く、 SEO対策としてのハードルが低い。 |
Buyクエリ

ニーズ | 買いたい |
---|---|
ポイント | 商品やサービスを求めているため、商品情報・画像を用意する。 口コミ・信頼性なども重要。 |
特徴 | Doクエリの中の1つ。 Buyクエリの「買いたい」は、 Doクエリの商品購入を目指している場合がある。 |
ユーザーの悩みは複雑なため「Knowクエリ」と「Doクエリ」など、複数の検索意図が合わさっている場合もあります。
ユーザーニーズと自サイトのゴールが合わさるキーワードを選んでみてください。
サジェスト・関連語・共起語
最後のキーワードを選ぶコツとして、サジェスト・関連語・共起語をご紹介します。
サジェスト
検索窓にキーワードを入力した時に関連して表示されるキーワード。
他のユーザーが高い頻度で検索している人気トピックが表示される可能性が高い。キーワード選定時は、サジェストの内容を踏まえて決める。
関連語
検索結果ページの下部に「他のキーワード」として表示される。
Googleが検索キーワードと関わりがあるとみなすキーワードで、自身の検索履歴に関係なく表示される。キーワード選定時に参考にしたいキーワード。
共起語
コンテンツ内で検索キーワードと一緒に使用される可能性が高いキーワード。
出現頻度が高い共起語をコンテンツに含めると、検索意図を満たすコンテンツに繋がる可能性がある。
初心者でも簡単!おすすめの無料ツール
こちらでは、キーワード選定初心者でもすぐに使用できる、おすすめのツールを紹介します。無料で使えるツールもあるので、ぜひ参考にしてください。
Googleサジェスト機能(無料)
Google検索窓に入力された「検索キーワード」に関連したキーワードが表示される機能です。このキーワードは、検索場所・ボリューム・人数などの検索データをもとに生成されています。
「サジェストとして表示される=需要のある人気の高いキーワード」である可能性があり、キーワードを決めるヒントを得ることができます。検索窓で簡単に調べることができるため、ぜひ活用したい機能です。

ラッコキーワード(無料)
ラッコキーワードは、前述したサジェストキーワードをより効率的に、抜け漏れなく抽出したい方におすすめのツールです。
「1日20回まで」と制限がありますが、無料登録でIDを取得することで、無制限で使用できます。サジェストキーワードに関するニーズを知ることもできる、便利で使い勝手のいいツールです。

Googleキーワードプランナー(一部無料)
Googleキーワードプランナーは「検索ボリューム」「関連性の高い人気ワード」「競合性」を調査できます。
選定方法1・2で出した「候補キーワード」を組み合わせて、どのくらいの検索ボリュームがあるか絞り込みができます。
本来Google広告内のツールであるため、使用するためにはGoogle広告の初期設定が必要ですが、一部の機能は無料で使用可能です。

Keywordmap(一部無料)
Keywordmapは、自社他社問わずURLを入力するだけで、そのサイトの「競合性」「検索ボリューム」など、キーワードに関するデータを調査できます。
関連キーワードなどのデータを「マインドマップ形式」で分かりやすく確認でき、初心者の方でも使いやすいツールです。
全ての機能を使うには有料版が必要ですが「自然検索調査」や「ユーザーニーズ調査」など、一部の機能は無料で使用可能です。


【最新2022年版】SEO対策で使える無料ツール13選!使い方もわかりやすく解説
SEO対策ツールには、手軽に始められる無料ツールや本格的な有料ツールなど様々な種類があり、どれを選んだらよいのか悩む方がほとんどです。ここでは、これからSEO対策を始める初心者の方におすすめの、無料ツール13選をご紹介します。
ライティング時のキーワードの使い方
無事にキーワード選定した後は、いよいよライティングに入るかと思いますが、ここでもSEOコンテンツづくりのポイントがあります。
せっかく上位表示を目指すためにキーワードを選定したので、SEO効果を高めるためにも押さえておきたい「三大エリア」をご紹介します。
タイトルタグ
タイトルタグには、対策キーワードを1回程度、できるだけ前方に入れるとSEO対策に繋がります。35文字以内で設定すると、検索結果ページ上で省略されずに表示されます。もし対策キーワードが入らない場合は、ディスクリプションに入れることをおすすめします。
ディスクリプション
タイトルタグの下に表示される、ユーザーがその記事を読むか判断する重要な要素です。自然な流れで、対策キーワードを1~2つ入れてみてください。
タイトルに入らなかった説明を入れると、記事内容がよりユーザーに伝わります。
記事の内容が伝わるメタディスクリプションは検索順位やクリック率に効果的とされていますので、キーワードをうまく盛り込む工夫をしてみましょう。
H1タグ
ページの大見出しであるH1タグも、タイトルタグ同様、キーワードは1回程度が望ましいです。ユーザーが読みすすめたくなる、魅力的な大見出しを作ってみてください。

SEO|タイトルに関する都市伝説~第2弾~
SEOのうわさ話の検証シリーズ第二弾です。今回は、タイトルタグ内のキーワード使用回数、位置と順位の関係について迫ります。
キーワード選定を攻略して評価されるSEOコンテンツを作成しよう!
SEOコンテンツにおいてキーワード選定は最重要です。
キーワード選定は「ユーザーが解決したいと検索しているキーワードを適切に選ぶこと」であり、そのユーザーが打ち込んだ悩み(キーワード)に応えるコンテンツを作ることが重要です。
検索意図に沿った有益なコンテンツであるとGoogleが判断した結果として、検索結果に上位表示されて、より多くの人にサイトに訪れてもらえる可能性に繋がります。
最初は難しいと感じるかもしれませんが、回数をこなすうちにキーワード選定の精度も上がっていくはずですので、諦めずに取り組んでみてください。
キーワード選定を攻略して、今後もユーザー・Googleに刺さるSEOコンテンツ作成・SEOライティングに取り組んでいきましょう!
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