順位チェックツールで取れるデータには、順位以外にも、SEO対策のヒントになる重要な情報があります。
例えば、検索結果のヒット数をみて、競合の数が多いかどうかを判断したり、検索結果に表示されたページタイトル、前日との順位の差異をヒントにしたりして、自社サイトに不足している部分を改善したりできます。
GMO順位チェッカーではこのようなSEO対策の重要なヒントとなる項目を、見やすくカスタマイズしたり、カスタマイズした項目のデータをCSVでダウンロードしたりすることができます。
運営会社がSEO会社ならではの、対策を時短するための工夫があります。詳しく解説します。
この記事のレベル
重要度 | (5) |
---|---|
初心者度 | (3) |
難易度 | (1) |
この記事で学べること
- エクスポート(出力)できる項目の種類
- 表示項目の設定方法
- CSVエクスポートの方法
- エクスポート後に行うこと(順位の前日比較)
CSVエクスポート(出力)できる項目の種類と説明
GMO順位チェッカーで出力できる項目は以下の通りです。
キーワード | 順位をチェックする対象となるキーワードです。各項目で表示される情報はこのキーワードの状態になります。 |
---|---|
G順位 | 対象キーワードのグーグル検索結果の順位です。1位から100位までを毎日取得し、順位変動をグラフで閲覧できます。 |
G前日比 | 対象キーワードのグーグル検索結果順位が前日からどのぐらい上位、下位に順位が変動したのかを示します。 |
Gヒット数 | 対象キーワードで、グーグル検索結果にヒットするライバルの数がどのぐらいあるのかの指標です。この数が多いと上位表示するのは大変になります。(まれに、実際より数が少なく表示される場合があります※これはGoogleの仕様です。) |
難易度 | 対象キーワードのSEO難易度の指標です。高・中・低の3種類の指標で示しています。 |
GランクインURL | 対象キーワードの検索結果に表示されている、対策サイトドメインのページのURLです。「どのページが、対象キーワードで上位に表示されている(評価が高い)のか」がわかります。 |
前日G順位 | 対象キーワードが、前日のグーグル検索結果順位と比較して、どのぐらい上下したのかがわかります。前日に行ったSEO対策の結果、順位が上がったのかどうかを調べる時に使います。 |
Gスニペット | 対象キーワードのグーグル検索結果で、登録サイトの中で最も上位に表示されているページの説明文です。検索結果に表示されている範囲のテキストを表示します。 |
Gランクインタイトル | 対象キーワードのグーグル検索結果に表示されている、登録サイトの中で最も上位に表示されているページのタイトル文(通常はtitleタグ内のテキスト)です。検索結果に表示されている範囲のタイトルを表示します。 |
Y順位 | 対象キーワードのヤフー検索結果の順位です。1位から100位までを毎日取得し、順位変動をグラフで閲覧できます |
Y前日比 | 対象キーワードのヤフー検索結果順位が前日からどのぐらい上位、下位に順位が変動したのかを示します。 |
Yヒット数 | 対象キーワードで、ヤフー検索結果にヒットするライバルの数がどのぐらいあるのかの指標です。この数が多いと上位表示するのは大変になります。 |
YランクインURL | 対象キーワードのヤフー検索結果に表示されている、対策サイトドメインのページのURLです。「どのページが、対象キーワードで上位に表示されている(評価が高い)のか」がわかります。 |
前日Y順位 | 対象キーワードが、前日のヤフー検索結果順位と比較して、どのぐらい上下したのかがわかります。前日に行ったSEO対策の結果、順位が上がったのかどうかを調べる時に使います。 |
Yスニペット | 対象キーワードのヤフー検索結果で、登録サイトの中で最も上位に表示されているページの説明文です。検索結果に表示されている範囲のテキストを表示します。 |
Yランクインタイトル | 対象キーワードのヤフー検索結果に表示されている、登録サイトの中で最も上位に表示されているページのタイトル文(通常はtitleタグ内のテキスト)です。検索結果に表示されている範囲のタイトルを表示します。 |
簡易チャート | 対象キーワードの順位の上下推移を、簡易的に表示する小さなチャートです。傾向の把握に便利です。 |
マーク | そのキーワードに、どのマークが設定されているのかを確認することができます。 |
グループ | そのキーワードが、どのグループに属しているのかを確認することができます。 |
登録日 | そのキーワードを初めて登録した日付を確認することができます。 |
サイト名 | そのキーワードが属しているサイト名を確認することができます。 |
URL | そのキーワードで調査する対象サイトURLを確認することができます。 |
キーワードメモ | そのキーワードに対して、キーワード単位でいつ誰がどのような対策を実施したなど、メモしておくことができる機能です。1,000文字まで対応しています。 |
サイトメモ | そのキーワードに対して、サイト単位でいつ誰がどのような対策を下など、メモしておくことができる機能です。1,000文字まで対応しています。 |
GMO順位チェッカーでは、このような項目のチェックと、出力を行うことが可能です。
表示する項目のカスタマイズ方法
GMO順位チェッカーでは、前の段落の通り、表示項目をカスタマイズできます。
以下は、表示項目をカスタマイズする方法です。
STEP 1「+」メニューを押す
STEP 2展開したメニューで更に、「+」メニューを押す
STEP 3カスタム一覧で表示する項目を作ります
カラムから、表示する項目を選択し、表示しない項目は選択を外します。
タイトルをつけて保存すると、次回以降、該当するビューを選んで、必要な項目に絞って確認をしたり、CSVで対象の項目データをダウンロードしたりすることができます。
初心者様におすすめのビューは初期設定のままですが、慣れてきたら、前日との順位比較や、キーワードメモを対策内容履歴として活用をおすすめいたします。
カスタムビューからのCSVエクスポート
順位情報メニューの、エクスポートボタンを押すと、選択しているカスタムビューの項目の通りに、データをCSV形式でダウンロードすることができます。
おすすめは、以下3つのカスタムビューです。
- 初期設定のビュー
- 全ての項目を選択したビュー
- グループ機能と組み合わせて、指定するキーワードで、競合サイトと順位、前日順位、タイトル、説明文、ランクインURLを比較するビュー
CSVデータエクスポート後に行うと、SEOに強くなるタスク
CSVデータをエクスポートしたら、以下を実施します。
STEP 1上位サイトとの違いを確認します
上位のサイトと自分のサイトのタイトル・ディスクリプションを比較します。
上位サイトのほうが評価されているため、上位サイトに共通する特徴を探し、自社サイトにも取り入れます。
STEP 2同じキーワードで前日との順位の違いを確認します
順位が上昇傾向なら大丈夫ですが、横ばい・あるいは下降傾向なら、追加の対策を検討しましょう。
STEP 3キーワードメモにサーチコンソールの検索結果表示回数を入力
GMO順位チェッカーからダウンロードしたCSVデータに、サーチコンソールから検索結果表示回数をエクスポートして、GMO順位チェッカーに登録している、同じキーワードを付け合せ、各キーワードの検索結果表示回数を付け合せます。
想定検索数と現在順位を並べて、優先する対策キーワードを選ぶための参考データにします。※表示回数が多く、順位が高いキーワードほど、対策サイトに興味がある訪問者数が増える可能性があるためです。
ここで作成したデータを、GMO順位チェッカーのキーワードメモ欄に反映することで、いつでも想定検索結果表示回数と順位のデータを取得することができ、重要なキーワードの検討ができるようになります。
このように、GMO順位チェッカーでは、SEO対策の時短・効率化に使える根拠となるデータを取得し、対策の時短をするために、使いやすくデータを加工することができますので、是非お試しください。