
Googleしごと検索とは
Googleしごと検索とは、Googleにおいて求人募集に関するキーワードを利用して検索することで求人募集情報が表示される、Googleの検索結果ページに新たに実装された「リッチリザルト」求人検索機能のことです。
Googleしごと検索のリッチリザルトに表示される求人募集情報は、求人職種、勤務地、雇用形態、給与、求人をする企業のロゴや求人募集情報の提供元などの項目が、見やすく整理された統一のフォーマットで表示されます。

このしごと検索のリッチリザルトに求人募集情報を表示させるためには、Googleがしごと検索のガイドラインで推奨するschema.orgによって定義された構造化データを求人募集のWEBページに追加することが必要です。
{
"@context": "https://schema.org/", //
"@type": "JobPosting", // 構造化データの種類
"title": "Software Engineer", // 職種
"description": "Google", // 求人概要
"datePosted": "2017-01-18", // 求人開始日
"validThrough": "2017-03-18T00:00", // 求人終了日
"employmentType": "CONTRACTOR",
"hiringOrganization": {
"@type": "Organization", "name": "Google", // 会社名
"sameAs": "http://www.google.com", // 会社のURL
"logo": "http://www.example.com/logo.png" // 会社のロゴ
}
,
"jobLocation": {
// 勤務地
"@type": "Place",
"address": {
"@type": "PostalAddress", "streetAddress": "1600 Amphitheatre Pkwy", // 市区町村以下の住所
"addressLocality": ", Mountain View", //市区町村名
"addressRegion": "CA", // 都道府県名
"postalCode": "94043", // 郵便番号
"addressCountry": "US", //国名
}
}
,
"baseSalary": {
// 給与情報
"@type": "MonetaryAmount",
"currency": "USD", // 通貨単位
"value": {
"@type": "QuantitativeValue", "value": 40.00, // 基本給与
"unitText": "HOUR" // 給与形
}
}
}
こちらはJSON-LDというマークアップ言語でかかれた構造化データの一部となります。 構造化データに関しては、別の機会にご説明させていただきます。
求職者のメリット
1.求めている条件にあった的確な求人情報を見つけ出すことができる
Googleしごと検索のリッチリザルト求人情報検索機能において求人情報は、1職種、1雇用形態、1勤務地をもとに、より細分化・明確化された情報に整理されています。
整理されたそれぞれの求人情報が、読み取りやすい共通フォーマットで一覧表示されていることに加え、求人職種、地域、求人情報投稿日、雇用形態、求人企業といった項目で求人情報の一覧を絞り込むことができるため、求職者は、それぞれの求人条件に合ったより的確な求人情報を見つけ出すことができます。
2.メール通知アラート機能で素早く求人募集情報へアクセスすることができる
Googleしごと検索リッチリザルト求人検索機能に実装されたメール通知アラート機能を活用することで、求職者は条件にあった求人情報が新たに掲載された際に、メール通知アラートを受け取ることができます。
このメール通知アラートを受け取ることでリアルタイムに新着求人情報の掲載状況を把握し、希望の求人情報に素早くアクセスすることができます。
3.様々な求人条件に対する的確な求人情報に素早くアクセスすることが可能
Googleしごと検索リッチリザルトの求人検索機能における基本的な機能やその検索順位を決める評価基準、そしてオプションとしての様々な機能によって、求職者はそれぞれの求人条件に対してより的確な情報に迅速にアクセスすることができるようになりました。
求人募集情報ページの掲載開始日と表示回数の事例
Google サーチコンソール > 検索パフォーマンス > 対象ページの表示回数

弊社求人募集ページにおいても掲載開始日に表示回数が上がるという事例を確認することができます。
求人募集企業のメリット
1.Googleリッチリザルトに表示されることで上がる求人募集情報の表示回数
求人募集情報がGoogle求人検索機能のリッチリザルトに表示されることで、Googleの検索結果の1ページ目に表示されます。
これは、膨大な検索ユーザーを抱えるGoogleの検索結果1ページ目に表示されることになり、求人募集情報の表示回数が上がることに繋がると考えられます。
2.多くの意欲的な求職者に訴求することがもたらす高い表示回数とクリック数
新しいGoogleリッチリザルト求人検索機能により求職者は、求人職種、勤務地や雇用形態といったさまざまな条件で求人募集情報の絞り込みができるようになりました。
求人募集情報がGoogle検索結果1ページ目のリッチリザルトに表示されることで、意欲的なユーザーがあつまるGoogleにおいて、条件にあった仕事をいま探している求職者に対して訴求することが可能になるため、求職者による求人情報の表示回数とクリック数が上がることが考えられます。
3.意欲的な求職者によって上がる表示回数とクリック数
上記の1と2でご説明させていただいた通り、意欲的な求職者が求める条件の求人募集情報に、より的確により素早くアクセスできることを目的として、Googleしごと検索のリッチリザルト求人検索機能には、さまざまな機能や仕組みが盛り込まれています。
このGoogleしごと検索リッチリザルトに掲載されることで求人募集情報ページの表示回数とクリック数が上がることが考えられます。
Google求人検索機能における表示回数とクリック数の増加

ではなぜ、このようなメリットが生まれるのでしょうか?
それは求人募集の考え方が、Googleの基本方針に沿って変わってきていることが原因であると考えられます。
求人募集ページの新しいルール
求人募集ページに載せる情報は1職種、1勤務地、1雇用形態
従来の求人募集媒体では、職種、勤務地、雇用形態が混在しており、求職者は自分が探していた求人募集情報を見つけても、いざ求人募集ページに遷移すると、先に見た情報と求人募集情報が違っていたり、混在しているために正確な情報を理解することが難しいといったことで応募することをあきらめてしまうことも起こり得ました。
様々な希望条件をもつ求職者のために作られた求人募集情報ページの多くは、様々な希望条件に対応するために、1ページに複数の情報が詰め込まれた状態で、求職者が求めている情報が十分に整理されていない状況でした。

こういった状況を改善するためにも、求人募集情報を掲載する際は1職種、1勤務地、1雇用形態という新ルールを徹底することが重要となっていきます。
求人募集情報を1職種、1勤務地、1雇用形態を基にして細分化・明確化することでそれぞれの求職者の様々な求人条件に、より的確に応えるページとなります。
まとめ
Googleしごと検索による求人募集情報の新しいルールについて私見を基にご説明をさせていただきました。
求人募集情報を作成する際は、こういった新しいルールに則り、求職者が一目で分かるように1職種、1勤務地、1雇用形態を意識することで求職者、求人募集企業の双方にとってのメリットがうまれます。