Googleタグマネージャーの使い方や設定とは?できることやメリット、設置場所を解説

2023/03/23 09:00

「Googleタグマネージャー、なんとなく複雑そうで使うのをためらっている。」そんなWeb担当者も多いのではないでしょうか。 しかし、「Googleタグマネージャー」を活用すれば、タグを一括管理できる、Webの表示速度にもいい影響を与えるなど、メリットが多々あります。

Web担当者にとって重要なツールですので、今回はGoogleタグマネージャーのメリットや設定方法、使い方をご紹介します。

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この記事で学べること

  • Googleタグマネージャーのメリット
  • Googleタグマネージャーの設定方法
  • Googleタグマネージャーの主な用語の名称と機能

Googleタグマネージャーとは

Googleタグマネージャーはその名のとおり、タグを管理するためのツールです。Googleが無料で提供しており、「GTM」や「タグマネ」の別名でも呼ばれています。

Webサイトの運用には、ユーザーの動きやぺージビュー数の計測などが欠かせません。

計測タグや広告タグなどを使用する際には、各ツールから提供されたタグを、WebページのHTMLに埋め込みます。そのため、タグの追加や変更などが必要になるたびに、HTMLの編集にかなりの手間と時間を要するのです。

特に、規模の大きなWebサイトでは、編集が必要なWebページの数も多くなるため、タグの設定が大きな負担となりますが、Googleタグマネージャーを導入することで、HTMLを編集することなく、すべてのタグを設定できるようになります。

すでに多くのタグやWebページがあってタグの利用状況の把握が困難な場合や、今後利用するタグが増えると予想される場合は、ぜひGoogleタグマネージャーを導入しましょう。

他にも「外部にタグ管理を委託しているのにも関わらず、上手くいっていない」という場合には、Googleタグマネージャーを導入して、自社で管理することをおすすめします。

マナブ
マナブ

手間になるタグ管理が一括でできるなんて、すごく便利ですね!

編集長
編集長

そうだね。でも、一括管理だけがメリットじゃないんだ!

導入するメリット・できること

Googleタグマネージャー導入には、様々なメリットがあります。今回は、導入するメリットを5つご紹介します。

タグの管理が簡単にできる

Googleタグマネージャーを導入すると得られる最も大きなメリットが、タグの管理が簡単にできることです。HTMLの編集をせずに、タグの設定や変更ができるため、HTMLの編集にかかっていた時間やコストを大幅に削減できます。

また、タグのカスタマイズも比較的簡単にできるため、システム担当者の手をわずらわすことがありません。システム担当者のタグの管理やカスタマイズにかかる負担を減らすことで、Webサイトの運営をスムーズに行うことが可能です。

Webページの表示速度に良い影響を与える

複数のタグをGoogleタグマネージャーで1つにまとめることで、Webページの表示速度に良い影響を与えるメリットがあります。

WebサイトのHTMLにタグを次々と追加すると、タグの数が増えることによって、Webページの表示速度が遅くなる場合があります。表示速度の低下はWebページの利便性を下げてしまうため、ユーザーが離脱しかねません。

Googleタグマネージャーを導入すると、HTMLに記述するのはGoogleタグマネージャーのタグだけですので、Webページの表示速度の低下を防げます。

公開前にプレビューモードで動作確認できる

Googleタグマネージャーのプレビューモードを使って、公開前にテストをすることで、タグの動作確認や、正しく反映されているかどうかを確認できます。

万が一エラーが発生した場合も、公開前であればすぐに修正できるため、公開後のエラーの発覚を未然に防ぐことが可能です。

バージョン管理ができる

バージョンとは、更新がいつされたのか、何番目に公開されたのかなど、タグが変更された記録です。

Googleタグマネージャーを使えば、バージョン管理が簡単にできます。万が一不具合が発生した際にも、過去のバージョンに戻せるため、リスクの回避に役立ちます。

無料で利用できる

Googleタグマネージャーは、Googleが提供する無料のツールです。プレビュー機能やバージョン管理など、便利な機能が充実しているツールを無料で利用できることは、大きなメリットです。

マナブ
マナブ

こんなに便利な上に無料で使えると、導入しない理由がないですね!

編集長
編集長

そうだね、でもタグマネージャーには、聞き慣れない用語がいくつかあるんだ。今回は主な7つの用語を見てみよう!

知っておくべき7つの用語

Googleタグマネージャーの導入前に理解しておくべき、7つの用語をご紹介します。

アカウント

Googleタグマネージャーは、アカウントとコンテナの2層で構成されています。

アカウントとは、コンテナの管理を行うグループで、一般的にWebサイトを管理する1つの会社ごとに1アカウントで管理します。

コンテナ

コンテナとは、実際にタグを設置するWebサイトで、1サイトごとに1コンテナで管理するのが一般的です。

コンテナはタグを収納している箱だとイメージしましょう。コンテナを設置すると、タグの出し入れが簡単にできます。

ワークスペース

コンテナ内にある、Googleタグマネージャーの設定などを行う環境が、ワークスペースです。

ワークスペースはGoogleタグマネージャー3大要素である、「タグ」「トリガー」「変数」で構成されています。Googleタグマネージャーを使いこなすには、3つの要素の関係性を理解する必要があります。

無料版では、1コンテナにつき3つまで同時に利用可能です。

タグ

タグとは名前のとおり、Webページに設置するタグです。トリガーが指定した条件を満たしたタイミングで、実行されます。

タグには大きくわけて、「HTML」「コンバージョンタグ」「ツール用タグ」の3つの種類があります。

トリガー

トリガーとは、タグを実行する条件を指定する機能です。

例えば、「お問い合わせをしたタイミング」「コンバージョンしたタイミング」などがあり、複数の条件と要素を組み合わせることができます。

タグを設定してもトリガーを指定していなければ実行されないため、注意が必要です。

変数

状況によって変化する可能性があるものを、条件として設定するのが変数です。

例えば、ユーザーが商品を購入した金額や、Webページごとに変わるURLなどが、変数に当てはまります。

バージョン

タグやトリガー、変数を作成当時の状態で保存できる機能が、バージョンです。

分析を繰り返し行うGoogleタグマネージャーでは、設定を変更することもよくあります。過去のバージョンに戻せるように、バージョン機能が備えられています。

マナブ
マナブ

なるほど!まずは、この7つの用語を押さえておきます!

設定方法・設置場所・使い方

Googleタグマネージャーを使いこなすために必要な7つの用語が理解できたら、早速導入していきましょう。Googleタグマネージャーの導入は、次の4つのステップで進めていきます。

STEP 1Googleタグマネージャーアカウントを発行する

Googleタグマネージャーにアクセスしたら、「無料で利用する」ボタンをクリックします。

中央右側の「アカウントの作成」ボタンをクリックしてください。

表示された「新しいアカウントの追加」の画面で、「アカウント名」や「コンテナ名(URL)」、「コンテナの使用場所(ウェブ・アプリなどを選択)」を入力したら、左下の「作成」ボタンをクリックします。

最後にGoogleの利用規約を確認し、右上の「はい」のボタンをクリックすれば、アカウントの作成は完了です。

STEP 2GoogleタグマネージャーコードをWebページに埋め込む

アカウントが作成できたら、コードをWebページに埋め込みましょう。画面に表示されたコードを、Webサイトの適切な場所に貼り付ければ完了です。

STEP 3タグとトリガーを設定する

タグの貼り付けができたら、事前準備は完了です。続いて、タグとトリガーを設定します。

ワークスペース内の「新しいタグ」をクリックします。

「タグの設定」をクリックし、タグタイプから目的に合ったものを選択してください。

続いて「トリガーの設定」をクリックして、タグと同じく目的に合ったものを選択しましょう。

タグとトリガーが設定できたら、右上の「保存」ボタンをクリックして完了です。

STEP 4公開する

設定が完了しただけでは、Webサイトに反映されません。右上の「公開」ボタンをクリックし、Webサイト上にリリースします。

公開前には、プレビューでの確認が欠かせません。表示崩れの有無や正しく動作するかなどを確認し、問題なければ公開しましょう。

導入時の注意点

Googleタグマネージャーを導入する際に、確認しておきたい2つの注意点があります。

重複計測

導入する際に気を付けなければならないのが、Googleアナリティクスタグを導入済みのWebサイトです。Webサイトに残っている状態で、Googleタグマネージャー経由で連携すると、データが重複計測され、Googleアナリティクスの数値が通常の2倍になってしまいます。

Googleタグマネージャー経由でGoogleアナリティクスを導入する場合は、タグを公開する前に、設定済みのGoogleアナリティクスタグを削除しましょう。

権限設定

Googleタグマネージャーは権限を渡すことによって、タグ管理会社などの外部にタグの設定や変更を依頼できます。

ただし、権限設定を慎重に考えないと、知らないうちに重要なタグを削除されたり、勝手に不必要なタグを埋め込まれたりする恐れがあるため、注意が必要です。

権限には、「読み取り」「編集」「承認」「公開」の4種類があります。トラブルを防ぐためには、状況に合わせてコストとリスクを比較し、適切な権限を付与することが大切です。

編集長
編集長

注意点に気をつけつつ、Googleタグマネージャーを上手く活用していこう!

Googleタグマネージャー豆知識3選

Googleタグマネージャーのデメリットはなんですか?

「初期設定時にある程度の知識が必要」「設定に時間がかかる」「一部対応していないタグがある」などが挙げられます。

Googleタグマネージャーの設置場所はどこですか?

<head>内にscriptタグを、<body>直下にnoscriptタグを設置します。

GoogleタグマネージャーとGoogleアナリティクスの違いはなんですか?

以下のような違いがあります。

  • Googleアナリティクス:WEBサイトのデータを収集・計測するアクセス解析ツール
  • Googleタグマネージャー:Googleアナリティクスなどの様々なツールとWEBサイトを連携し、データ計測を管理するツール

まとめ

Googleタグマネージャーは、Googleが無料で提供する、Webサイトで利用する様々なツールのタグを、一元管理できるツールです。ツールを導入すれば、一括でタグの修正や編集、管理ができます。

タグの追加や更新が簡単にできると、作業に費やしていた人員や時間を削減できるため、業務の効率化につなげられるだけではなく、表示速度の低下防止バージョン管理もできるメリットがあります。

さらに、SEO対策に活用できる情報の分析や解析ができますので、検索結果の上位表示を狙うなら、必ず導入しておくことをおすすめします。

この記事を書いた人

SEOタイムズ 編集部

SEO対策実績「20,000社」を超えるGMOソリューションパートナー株式会社がインハウスSEOに取り組む企業様・個人に向けSEO情報を発信。

"Web初心者にもわかりやすく"をコンセプトにSEO対策情報をお届けします。

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