Web担当者であれば、Google検索履歴を削除する方法を知っておく必要があります。
なぜなら、検索履歴の管理は「個人情報」と「プライバシー」を保護するために重要なことだからです。
検索履歴を削除したいのですが、方法がわからないんです…。
難しくないよ!ただ「デバイス別」「目的別」で削除の手順が異なるんだ。
ここでは「Googleの検索履歴を確認する方法」「削除する方法」についてご紹介します。
「最初から履歴を残さずにWeb検索を利用する方法」についてもお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事で学べること
- 検索履歴の確認方法
- 検索履歴を削除する方法
- 履歴を残さずにGoogle検索を利用する方法
- 一度削除した履歴を戻すことはできるのか
- 検索履歴に関するよくある質問
検索履歴の確認方法
まずは、Googleの検索履歴を確認する2つの方法をご紹介します。
METHOD 1ブラウザの検索履歴を見る
ブラウザとは、インターネット上のWebサイトを閲覧するためのソフトウェアアプリケーションです。
有名なブラウザには、以下があります。
- Google Chrome
- Mozilla
- Firefox
- Microsoft Edge
- Apple Safari
ここでは、Chromeから検索履歴を確認する方法についてお伝えします。
METHOD 2Googleアカウントの検索履歴を見る
次に、Googleアカウントの検索履歴を見る方法について確認していきましょう。
その前に「Googleアカウント」について簡単に振り返ろう!
Googleアカウントは、「Gmail」「Googleカレンダー」「Googleドライブ」など、Googleが提供しているサービスを利用する際に必要な無料アカウントです。
Googleアカウントをとおして利用した履歴は、ブラウザ検索履歴とは別で保存されているんですよね。
Googleアカウントの履歴を見る方法は、以下のとおりです。
検索履歴の削除方法
続いて、検索履歴を削除する方法を確認していきましょう。
METHOD 1パソコンの場合
検索履歴を表示するまでの手順は、前章でお伝えした内容と同じです。
ブラウザから削除
Googleアカウントから削除
Googleアカウント内の検索履歴を削除する手順は以下のとおりです。
METHOD 2iPhone、Androidの場合
スマホの検索履歴を削除する方法は以下のとおりです。
ここでは、iPhone端末での操作を例にして、検索履歴の削除手順をご紹介していきます。
ブラウザから削除
Googleアカウントから削除
【シチュエーション別】削除方法
Webサービスを利用していると、様々な場所に履歴データが残っています。
例えば、「検索窓に入力した検索ワード」「Googleマップの検索履歴」などだな!
ここでは、シチュエーション別に履歴の削除方法をご紹介します。
METHOD 1検索窓の履歴を削除する
Googleの検索窓の履歴は、Googleで検索したすべての項目を追跡するログです。
Googleアカウントにログインしている場合、またはGoogle検索にアクセスした際にCookieを受け入れていると自動保存される仕組みになってます。
他の人に検索履歴を見られたり、検索結果に影響を与えたりするのを防ぐことができますね!
METHOD 2Googleアカウントから一括削除する
検索窓から履歴を削除する方法は簡単で便利ですが、複数の履歴を削除したい場合は一括削除した方が断然早いです。
Googleアカウントのマイアクティビティからであれば、履歴を一括削除することができます。
先ほど「iPhone、Androidの場合」でお伝えした方法で一括削除が可能です。
期間を「全期間」で選択すると、これまでの履歴が一括削除できるよ。
METHOD 3【番外編】Googleマップの履歴削除
Googleマップで検索した履歴を削除する方法は、Googleの検索履歴を削除する方法と基本的に同じです。
以下の8ステップで削除できるよ!参考にしてね。
- Googleマップのアプリを開く
- アカウントのアイコンをタップする
- 「設定」→「マップの履歴」をタップ
- 削除したい履歴の横にある「×」をタップ
- すべての履歴を削除する場合は、マップの履歴画面を開いたら「その他」のタブを選択
- 「アクティビティを削除する基準」をタップ
- 削除する期間を「全期間」にする
- 「削除」をタップする
なお、上記の方法でGoogleマップの履歴を削除しても、保存した場所や共有した場所は残ったままになります。
検索履歴を残さない方法
検索履歴を消すって、少し大変ですね…。
実は、最初から検索履歴を残さない方法があるんだ!
「毎回履歴を消すのが大変…」「最初から履歴を残したくない」という方は、ぜひ参考にしてください。
METHOD 1シークレットモード
Google Chromeブラウザのプライベートモードです。
このモードでは「検索履歴」「閲覧履歴」「ダウンロード履歴」が残りません。また、「Cookie」や「キャッシュ」も保存されません。
シークレットモードは、以下の手順で使用できます。
パソコンから操作する方法も、スマホのChromeアプリでシークレットモードを使用する方法も、基本的には上記と同じ流れだよ。
パソコンで開く場合、ショートカットキーを使えば簡単に画面を切り替えることができます。
- Windows:[Ctrl] + [Shift] + [N]
- Mac:[command] + [Shift] + [N]
通常モードに戻すときは、右上の「シークレット」アイコンから「シークレットモードを終了する」をクリックするか、ブラウザ画面を一度閉じて再度立ち上げれば切り替えられます。
METHOD 2自動削除機能
Googleには、検索履歴を自動削除する機能も備わっています。
自動削除機能を有効にするには、以下の手順で操作してください。
以上の方法で、設定期間を経過した履歴は自動削除されるようになります。
METHOD 3検索履歴を非表示にする
「履歴が残っているのは構わないけれど、周りに検索履歴を見られるのは避けたい」という場合は、検索履歴を非表示にしておく方法もあります。
上記の設定をすることで、Googleサービス全体(検索履歴、Googleマップ、アシスト、Google Play等)の履歴が非表示に切り替わります。
削除した検索履歴は戻るか
残念ながら、一度削除した検索履歴を戻すことはできないんだ。
そのため、履歴を削除する前には「今後必要ないか」「消しても問題ないか」を必ず確認してください。
検索履歴を削除すると、検索したキーワード、訪問したサイト、見た広告といったすべての情報が消えるため、過去の履歴からたどることができなくなります。
今後も必要になりそうな情報は、あらかじめ「メモ」や「ブックマーク」で残しておくなどの対策をしておきましょう。
よくある質問
Googleの検索履歴が消えない原因は何ですか?
「ブラウザ」または「Googleアカウント」のどちらかに履歴が残っている可能性があります。どうしても履歴が消えない場合は、両方の箇所で履歴が削除できているかを確認しましょう。
パソコンの検索履歴が残る期間は?
ブラウザで異なりますが、以下のようにデフォルト設定されています。
ブラウザ | 期間 |
---|---|
Internet Explorer | 20日間 |
Microsoft Edge | 90日間 |
Google Chrome | 90日間 |
検索履歴を削除するためのショートカットはありますか?
検索履歴データの削除画面を表示させる方法として、以下があります。
- Windowsの場合:「Shift」+「Ctrl」+「Delete」
- Macの場合:「Shift」+「⌘」+「Delete」
まとめ
Googleの検索履歴は、プライバシーの観点やデバイスのストレージ容量を空けるという点からも、定期的に管理した方が良いといえます。
ただし、一度削除した履歴をもとに戻すことはできません。必要な情報を誤って削除してしまわなように、事前にしっかり確認してから対処しましょう。
Googleでは、履歴の削除期間や項目を絞り込む機能や、自動削除機能が備わっています。
履歴を見られないようにしたい場合は、削除ではなく非表示にする方法もあります。
ぜひご自分に合った方法で、履歴情報を管理していきましょう。