今さら聞けないSEO用語
SEO関連の話題でよく出てくる単語がありますが、一言で言うとそれ何?と聞かれて即答できますか?
なにげなくいつも使っているSEO用語ですが、わかっているつもりでも改めて説明を求められると、うまく説明できないような経験があるのではないでしょうか?
頻繁にでてくるSEO用語については、すぐに答えられるようにしたいものです。
パンダとペンギンの違い
一言で言うと、パンダ・アップデートはコンテンツ、ペンギン・アップデートは主にリンクのアルゴリズム変更です。
パンダ・アップデートは、コンテンツについてのアルゴリズムと申し上げました。
他のサイトからのコピーコンテンツや、質と量の少ないサイトが評価を大きく下げるアルゴリズム変更です。
特筆すべき点として、サイト内に内容の薄いページが少しでも含まれるとサイト内の別のページの順位が下がるということが話題になりました。
テキストの無いページに文章を追加したり、商品登録のないカテゴリーページを非表示にしたりなどしてサイト内のゴミページを減らしましょう。
ペンギンアップデートは、主にリンクのアルゴリズム変更と申し上げました。
主に、と申し上げたのは、このペンギン・アップデートは、主に外部リンクのアルゴリズム変更なのですが、若干、内部対策に関する内容があるため、「主に」と記載させていただきました。
その外部リンクの変更内容は、リンクの質がより重要視されるようになったという変更です。
リンク元のサイト品質が低い場合、Gooleからの評価は、もともと低かったのですが、その品質基準が大幅に高まり、品質が低い中身の無いサイトと検索エンジンが判断した場合、より一層上位表示されないというアルゴリズム変更です。
また一方でペンギン・アップデートの内部要素の変更もあると申し上げました。
内容はキーワードの詰め込みすぎや、隠しテキストなどの内部スパム全般を下げるアルゴリズムが含まれているというものになります。
ハミングバードとはなにか
昨年の9月に刷新された全く新しい検索エンジンのアルゴリズムです。
車のエンジンを新しいものに入れ替えたというようによく例えられております。
特徴は、早くなったこと、そして音声検索に対応するためより多くの複合キーワードの検索の精度が上がるというものになります。
マイクから音声で検索する際には、より多くの単語が複合として検索されます。
それに対し検索意図に合致した検索結果を出すため、言葉の意味をより理解したものになっています。
同義語、類義語がサイト内にあると上位表示しやすく、それによって、ロングテールキーワードの対策がより重要となりました。
SPYWとはなにか
SPYWは、ユーザーの個人的な検索結果を表示させるものです。
「Search plus Your World」の略です。
GoogleにログインをするとSPYWの切り替えボタンが右上に表示します。
右の丸いボタンで広く一般に表示する内容になります。
左ボタンをクリックするとSPYWが有効となります。つまりログインしているユーザー個人だけの表示となります。
SPYWを有効にしGoogle検索をすると、Google+で自分がフォローしているユーザーのGoogle+投稿やGoogle+でフォローしているGoogle+ページの内容が表示します。
表示されるには、投稿内に検索キーワードと一致した文言が必要です。
赤枠の中に、2つ検索結果がありますが、上が、個人のGoogle+のコメント投稿で、下がGoogle+ページの投稿内容です。
ソーシャルメディアを意識した検索結果表示の変更ですが、X(旧Twitter)やFacebookなどGoogle+以外のソーシャルメディアは反映しません。
また、履歴のON、OFFにかかわらずGoogle+の記載内容を表示します。さらに、Google+でフォローされなければ、表示されません。
SPYWで、このGoogle+以外の表示のカスタマイズは今のところ観測できておりません。
それはそれとして、結論、SPYWの公開によってGoogle+を活用したソーシャルネットワークのマーケティングを展開する価値が飛躍的に高まりました。
Google+ページを作成し、長期継続かつ、適切な頻度で有益な投稿を実施しつつユーザーに対して発言していき、商品・サービスに対するファンを少しづつ育てていきましょう。
フォローされる数を増やすのは簡単ではありませんが、今すぐ始めれば先行者利益を享受することができるかもしれません。
まとめ
これら4つのSEO用語については、非常に重要なため、トピックごとにもっと掘り下げる価値があります。
しかし、ここでは一言で分かりやすく端的に表現することを目的にしておりますので、概要についてのみ、とさせていただきます。
また、新たな事実が判明しましたらそれについても今後、記事として取り扱っていきたいかと思います。
よく使う言葉も、分かりやすく人に説明するのは難しいものです。
ウェブに関わる仕事をなさっている方は、ご参考にしていただき、普段使う言葉を、端的にアウトプット出来るように整理してみるのはいかがでしょうか。