学習塾の集客方法といえば、チラシや広告が多い印象があります…。
そうだね。今まではそういった手法も多かったけど、最近はWeb集客を意識する企業も多いんだよ。
それでSEO対策を検討する企業も多いんですね!
教室・学習塾のWeb集客にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
こちらでは「SEO対策したほうがいい?」「どのキーワードを対策したらいい?」とお悩みの方へ、教室・学習塾のSEO対策について解説します。
この記事のレベル
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難易度 | (2) |
この記事で学べること
- 教育業界の最新動向
- 教室・学習塾でSEO対策を行うメリット
- 教室・学習塾で対策したいキーワード
【2023年最新】教育・学習塾などの教育サービス業界の最新動向
教育業界を大きく分類すると、「学生を対象にした学習塾」と「キャリアアップを目的とした外国語教室」の2つがあります。
こちらでは、それぞれの業界動向について解説します。
学習塾
経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」によると、2022年の学習塾の売上高合計は前年より高い5,549憶円、受講者数は前年より3万人減り1,467万人でした。
授業料収入を見てもわかる通り、授業料の単価が上がったこともあり、売上高はプラスになったと考えられます。
2015年~2019年頃までは売上高、生徒数ともにほぼ増減がありませんが、2020年~2021年にかけてどちらも増加していることがわかります。
特に2021年は、ここ10年間で増加率が一番高くなっていることが特徴です。2022年は前年と比べてわずかな増減はありますが、ほぼ横ばいの結果になっています。
また、近年はオンライン化の影響もあり、タブレットや学習ソフトなどの売り上げも増加していることが特徴です。
オンライン授業を実施する学校も増え、タブレット端末を持っている家庭も多くなってきたため、学習塾・予備校などでもオンラインサービスを導入しやすくなったのです。
2021年~2022年にかけてはコロナ禍の影響が徐々に減っていったこともあり、学習塾や予備校の需要が増加し、コロナ禍前の水準に戻ったり、上回ったりする学習塾も出てきました。
少子化によって子供の数が減ったこともあり、生徒数は増減を繰り返していますが、売上高を見ると学習塾の需要自体は落ちていないことがわかります。
外国語教室
続いて、外国語教室の市場について見ていきます。
ますますグローバル化が進む現代においては、大学受験や高校受験だけでなく、小学校での英語教育必修化もあり、学生のうちから英語を学ぶ機会が増えています。また、日本に訪れる外国人の増加や、海外に向けたビジネスの増加もあり、社会人においても外国語を学ぶニーズが増えているのです。
経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」によると、2022年の外国語会話教室の売上高合計は、2021年に比べて減少していることがわかります。また、受講生数も同様に減少しています。
外国語教室は学習塾のデータと異なり、2019年~2022年にかけて多少の増減はあるものの、全体的に減少傾向にある点が特徴です。
これには、2020年の新型コロナウイルスが大きく影響していると考えられます。
渡航制限により海外出張や海外旅行の機会が減少し、その結果社会人の外国語教室需要が大幅に減少したのです。
では、今後も需要は減っていくかというと、そうではありません。
外国語教室の中でも英会話教室は、個人だけでなく企業からも高いニーズがあります。海外進出したり社内公用語を英語にしたりする企業も多いため、特に社会人の英語学習は高い需要があると考えられるのです。
そのほか、オンライン教室の増加や、子供が対象の教室が増えたこともあり、今後も外国語教室の需要は高い水準をキープすると考えられます。
学習塾でも外国語教室でも、教育サービス業界全般においてコロナ禍を受けてオンライン化が進んでいることが特徴です。それを踏まえると、今後は教室・学習塾関連もWeb集客が重要になるといえます。
Web集客のためにはSEO対策も有効なんだ。教室・学習塾関連のWebサイトでSEO対策を行うメリットを紹介するよ。
教室・学習塾関連がSEO対策を行う4つのメリット
教室・学習塾関連のWebサイトでも、SEO対策を行うことがおすすめです。SEO対策によって、以下のようなメリットがあります。
MERIT 1検索エンジンからのアクセス増加
SEO対策を行って上位表示されれば、検索からの流入が増えます。また、安定して上位表示されるようになれば順位が大きく変わることもないため、中長期的なアクセスが見込めるのです。
大型アップデートの際は順位変動に注意が必要ですが、定期的にWebサイトの状況をチェックして対策を行っていれば、安定したアクセス数が期待できます。
MERIT 2コンバージョン率の向上
教室や学習塾を探して検索を行うユーザーは、購買意欲の強いユーザーであると考えられます。塾を検討している保護者や生徒が検索しそうなキーワードで対策を行っておくことで、塾に強い関心を持つユーザーに情報を届けられるのです。
アクセスや問い合わせが増えていけば、結果的に入塾者の数も増えていくでしょう。
MERIT 3費用対効果の高さ
リスティング広告を利用すると、クリックされる度に広告費がかかってしまいます。しかし、SEO対策を行って上位表示されれば、お金をかけずにユーザーに情報を届けることができます。クリックされても費用が発生しないため、費用対効果の高い方法といえるのです。
MERIT 4競合他社との差別化
サイト内の情報を充実させれば、自社の特徴やアピールポイントを伝えることが可能です。
また、競合のWebサイトをチェックして自サイトに足りないコンテンツを増やすなど、SEO対策を行っていくことで、競合と差別化できます。
教室・学習塾がSEO対策で狙うべきキーワード事例
教室・学習塾のWebサイトでSEO対策を行う場合も、キーワード選定が重要です。どのキーワードを選ぶかによって、上位表示できるかどうか、アクセス数やコンバージョンをとれるかどうかが変わってきます。教室・学習塾の場合は、狙うべきキーワードとして以下の3つが挙げられます。
KEYWORD 1教室名・塾名
まずは、教室名・塾名を忘れずにキーワードとして設定しておきましょう。教室や学習塾を探す際、名前だけで検索するケースも多いです。
教室名・塾名だけで検索するユーザーは、その時点で見込み客といえるため、見込み客を逃さないためにも対策を行うことがおすすめです。
KEYWORD 2地域名+塾
「渋谷区 塾」など、具体的な地名と「塾」「学習塾」などを合わせたキーワードも集客につながりやすいといえます。
特に保護者が検索する場合、子供が1人で通える地域や、送り迎えが可能な地域内で探すことが多いです。そのため「地域名+塾」のキーワードで上位表示できるように対策しましょう。
KEYWORD 3地域名+サービス名
「渋谷区 夏期講習」「渋谷区 高校受験」など、特定の期間やキーワードで検索するユーザーも多くいます。
学習塾に興味はあるが、まだどの塾がいいのか情報収集をしている段階のユーザーが多いため、自社を選択肢に入れてもらうためにも、しっかりと対策を行いましょう。
よくある質問
教育・学習塾はSEO対策でどんなコンテンツを書けばいい?
基本的には、「教室・学習塾がSEO対策で狙うべきキーワード」でご紹介した対策キーワードをもとにコンテンツを書きましょう。また、生徒や保護者の体験談などもコンテンツとしておすすめです。
コンテンツは生徒と保護者どちらに向けて書くべき?
どちらに向けたコンテンツも用意しましょう。どちらかに注力するのではなく、コンテンツごとにペルソナを分けて記載するのがおすすめです。
ペルソナについては、以下のページもぜひ参考になさってください。
ペルソナとは?ターゲットとの違いと設定方法を徹底解説
ペルソナとは、自社の商品やサービスを提供するユーザーの架空の人物像で、SEO対策ではペルソナの設定が重要です。ここでは、ペルソナとターゲットとの違いやメリットとあわせて、設定方法や設定する際の注意点をご紹介します。
学習塾の集客方法はSEO対策がおすすめ
教室・学習塾の集客方法には、チラシや口コミ、SNSなど様々な方法があります。
近年ではオンライン授業のニーズも高まっているため、Web集客に力を入れる企業も増えています。
Web集客を伸ばしたい場合は、SEO対策を行うのもおすすめです。
教室・学習塾でSEO対策を行うと、検索からのユーザーが増え、中長期的なアクセスが見込めます。費用対効果も高いため、ぜひ取り入れたい集客方法といえます。
ユーザーニーズを意識したキーワード選定とコンテンツ制作を行い、Web集客を伸ばしていきましょう。