
こんにちは。SEO先端ラボです。
最近は、チャットGPTがすっかり頼もしい相談相手になりました。Google検索とAIとうまく組み合わせて、日々の業務に活用することが重要ですね。
今回の研究テーマは、読者の方からのリクエストです!

当研究所も、ついにリクエストを受け付けるまでに成長したという事ですか!

SEO先端ラボを開設してから、約2年半。実に感慨深いですね。

リクエストいただきましてありがとうございます!

いただいたテーマは何でしょう?

「ブログ記事の目次は開いておいた方がSEOで有利?」です。

おお!面白そうなテーマですね

研究結果も面白いことになりましたよ!
この記事のレベル
重要度 | (3) |
---|---|
初心者度 | (3) |
難易度 | (2) |
この記事でわかること
- ブログ記事に目次は必要?
- 目次がSEO検索結果に与える影響とは?
- 目次が不要な場合とは?
目次はいらない?設置する意味
当サイトの記事にも目次は設置してあります。
そもそもブログ記事に目次は必要なのでしょうか。目次を設置するとSEOで有利に働くのでしょうか。
まず検証に入る前に、「いる派」「いらない派」のそれぞれの意見を見てみます。
いる派の意見
- 記事構成が読む前に分かるから内容が伝わりやすい
- 記事の要点が一目で確認できる
- 読みたい項目に直接移動できる
いらない派の意見
- 文字数が少ない記事はかえって目次が邪魔になる
確かに、短い記事の場合、目次はかえって目ざわりになる場合もあるかもしれませんね。
しかし、検索結果で上位表示を目指すことを意識した記事の場合は、内容量も大きいはず。
記事構成をユーザーに示しておくメリットの方が大きいのではないでしょうか。
ユーザーの目に付く位置に、記事の要点を示す目次が記載されていることは、ユーザビリティ向上に貢献しそうです。
調査結果

ユーザビリティの観点から、目次が必要であることは分かった。
では肝心のSEOの観点からはどうなのかね?

結論から申し上げますと、SEOの観点からも目次の設定は重要であることが分かりました。
それでは早速調査結果をどうぞ!


なるほど!上位表示しているサイトの方が目次設置率が高いですね。

しかしどの文献を探っても、Googleがブログの目次をランキング要因しているという事実は認められませんでした。

そうなんですね。ただデータを見る限り、間接的には影響してそうですね。
ところで、目次の開閉については上位と下位で差はなさそうですね。

はい、今回の調査で確認したWebページでは、上位下位問わず全てのページで開かれた状態でした。
しかし、”開かれた状態の目次”を上位グループの方が積極的に設定しているので、少なくとも目次は開いておいた方が無難と言えそうですね。
目次の有無とSEOの関係
調査結果により、検索順位が上位のグループの方が目次を積極的に設定していることが分かりました。
ユーザーが読みたい内容をすぐに探せるということは、ユーザビリティの向上につながります。
Googleはユーザビリティが良いサイトやページを評価する傾向があります。そのため、目次があるサイトが評価されやすいのは自然な流れです。
SEO先端ラボの記事は、2,000文字を目安に構築しています。
2,000文字が延々と並んでいるだけだと、例えば「調査結果を見たい」「SEOとの関係性を知りたい」といった場合、なかなか目的の内容が見つからずストレスになります。
そうなると、直帰率が高くなってしまったり、二度とサイトを訪れてもらえなったりするおそれがあります。
ユーザーから評価されていない記事は、Googleからも評価されにくいです。
それだけでありません。Googleは、ブログの目次を検索結果のスニペットに表示をするようになりました。
検索結果に目次がそのまま表示されると、ユーザーが求めている情報が一目で確認する事ができます。
結果としてクリック率が高まり、サイト訪問者数を増やせる可能性があります。
以上の点から、目次設置することである程度SEOの効果が見込めます。
短い記事の対処方法
では目次が設置できない短い記事はどうすれば良いでしょうか。
明確な基準はりませんが、1~2回スクロールする程度で読めてしまう記事に目次が設置してあると、かえってユーザビリティが低下するおそれがあります。
しかし、目次を設置しなければユーザビリティが低下せず解決という単純な話ではありません。
短文の記事=内容が乏しいとGoogleに判断される場合があります。Googleはかねてより、コンテンツは質が重要と訴えてきました。
中身が乏しいページを量産するよりも、ある程度内容をまとめた少数精鋭のページにした方が良いと、Googleの重要人物「ジョン・ミューラー」氏も語っています。(参考:English Google Webmaster Central office-hours from March 3, 2020)
制作した記事が短く、内容が乏しいと感じられる場合、記事内容を肉付けするか、深くテーマを彫り上げる、あるいは類似記事をひとつにまとめる等し、1ページ内の情報を充実させることが重要です。
調査結果まとめ
検証方法
- 2つのグループ(1~10位、41位~50位)に分け、それぞれの記事内の目次の設定状況を確認
- 目次が設置されているか
- 目次が開閉できるか
- 目次が開いているか
データ
60ページ
調査日
2023年4月1日~2023年4月3日
調査結果
上位表示されている7割以上のサイトに目次が設定されており、検索順位との関連性が認められた。
次回のテーマは「被リンクの数と順位の関係性について」です。お楽しみに!