SEO対策には主に内部対策と外部対策があるという話を聞いたことはありませんか。
最近では外部対策より内部対策を重要視する傾向があり、コンテンツの品質を高めようとしているWEB担当者様も多いと思います。
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被リンク対策とSEO
あれ?SEO先端ラボのトップページにこんなバナー貼ってありましたっけ?
いや私も初めて見ましたね。とりあえずクリックしてみましょう。
・・・しょ、所長の部屋!?なんですかこれは。しかも外部サイトに飛びました。
そもそも外部リンクはまだSEOで有利に働くのでしょうか。
そうですね。所長の部屋に有利になるのか調査してみましょう。
とりあえずこのバナーは恥ずかしいので外しましょうか。
被リンクが評価される時代は終わり?
そもそも被リンクとは、他のWEBサイトから自身のサイトへのリンクのことです。
かつて、被リンクが多ければ多いほどGoogleに自身のWEBサイトが評価され、SEOで有利になると言われていました。
今から約20年前、2000年代初頭から2010年代初頭の出来事です。
当時、Googleのランキングアルゴリズムの中で、被リンク数は重要な指標のひとつ。
多くのWEBサイトが被リンク数を稼ごうと必死でした。
しかし、2012年にペンギンアップデートが導入され、低品質被リンクの重要性が低下。代わりに品質の高いコンテンツやユーザーニーズに合わせたサイトが重要視されるようになりました。
はたして本当に被リンク数とSEOの関係性は過去のものになったのでしょうか。
実際に検証してみましょう。
調査結果
早速ですが、調査結果をご覧ください。
こうしてみると上位表示しているサイトは被リンク数が多いですね。
このグラフを見る限り、相関関係があるとは言い難いですかね。
そうですね。ただし突出してリンクを獲得しているサイトは順位が高い傾向にありました。
被リンクが少ない=SEOで不利ではない
調査結果を見る限り、被リンク数が少ないとSEOで不利になるという事は言えないようです。
上位表示しているサイトは、多くの被リンクを獲得している事が調査結果ではっきりしました。
何故上位表示しているサイトが、被リンクを多く獲得しているのでしょうか。
その答えはリンクの質にあります。
先述したとおり、Googleのアルゴリズムの進化に伴い、被リンク数を競う時代からコンテンツの質を競う時代になりました。
では、被リンクについては全く考慮する必要がないのでしょうか。
実は被リンクについては数ではなく、コンテンツと同じく「質」が重要なのです。
質の高いリンクを獲得しているサイトをGoogleは評価する傾向にあります。
調査結果では、上位サイトの中に突出して被リンクを集めているサイトがありました。
これは単に被リンク数が多いから評価されたのではなく、数多く集まった被リンクの中に、質の高いリンクが一定以上含まれていたため、サイトが評価されたと考えられます。
では質の高いリンクとはどのようなものでしょうか。
質の高い被リンクとは?
Googleが評価対象とする良質な被リンク(ナチュラルリンク)を増やすことが、SEOにおいて重要となります。
質の高い良質な被リンクとは、Googleからの評価を高め、検索順位の向上が見込める被リンクを指します。
Googleが被リンクの質において評価するのは、次の3点です。
- 被リンク元のサイトが関連性の高いサイトであること
- 被リンク元のサイトが著名で信頼できるサイトであること
- 被リンク元のコンテンツや文脈が自サイトのコンテンツと関連性が高く、ユーザーにとって有益であること
つまり、自然発生した被リンクであり、かつ被リンク元のサイトやコンテンツが自サイトと関連性が高く、ユーザーに役立つ情報を提供している場合は、質の高い被リンクとなります。
逆に、以下のような場合は、質の低い被リンクとなります。
- スパムリンクなど意図的に作られた被リンクであること
- 被リンク元のサイトが関連性の低いサイトや悪質なサイトであること
- 被リンク元のコンテンツや文脈が自サイトのコンテンツと関連性が低く、ユーザーにとって無益であること
このような場合は、Googleから評価されない可能性があります。
参考:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
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