「Webサイトのアクセスを増やすためにSEO対策を行いたいが、何からやったらいいのかわからない…」というWeb担当者も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
SEO対策…実はまだ、よく理解できていないんです。
「SEO対策」とひと口にいっても、その内容は幅広いんだ。まずは、基礎からしっかり理解していこう!
今回は、SEOの意味やメリット・デメリット、対策を行う際のポイントなどを解説します。
この記事のレベル
重要度 | (5) |
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初心者度 | (5) |
難易度 | (2) |
この記事で学べること
- SEOの意味や目的
- SEO対策のメリット・デメリット
- SEO対策初心者のためのポイント
SEOとは?意味と特徴を初心者にもわかりやすく解説!
Webサイト運営のためにSEO対策を行うのであれば、まずはSEOの意味や仕組みから理解しよう!
SEOは何の略?
「SEO」は「Search Engine Optimization」の略で、読み方はそれぞれ「エスイーオー」「サーチ・エンジン・オプティマイゼーション」です。日本語だと「検索エンジン最適化」といった意味があり、ウェブポジショニング、Google上位表示などとも呼ばれます。
検索エンジンとは「キーワードを入力すると世界中のWebサイトから関連性の高いページを探して一覧で表示してくれるシステム」を指します。世界中で様々な検索エンジンが使われており、Google・Yahoo!・Bingなどが代表的です。
SEOって何?目的と基本的な考え方
SEOとは、上記で示したように「検索エンジン最適化」を意味し、自社サイトを検索結果の上位に上げるための様々な施策を指します。
自社サイトの順位を上げることはもちろん、Webでの集客を増やし、購入や問い合わせなど最終的な成果・コンバージョンにつなげていくことがSEO対策の目的です。コンバージョンが増えることで初めて、SEOの施策が成功したといえるのです。
検索からサイトにたどり着くユーザーがどういったニーズを持っているか検討し、ユーザーニーズを満たすことができるコンテンツの内容や構成を取り入れて、サイト設計を行っていきます。
上位表示される仕組み
SEOの施策を進めるためには「どうやって検索エンジンで上位表示されるのか」その仕組みを知る必要があります。
Googleを例に挙げると、検索結果に表示する順番は以下のように決まります。
- クローラーと呼ばれるロボットがWebサイトを巡回し、サイト内の情報を読み取る
- 読み取った情報をインデックス(データベースに登録)する
- インデックスされたページの中から、検索キーワードに関連したページを、Googleの検索アルゴリズムに沿って順に表示する
そのため、Googleではまずクローラーにサイト情報を読み取ってもらい、インデックスされることが大切です。
SEOの意味や仕組みは理解できました!
でも、SEO対策をするメリットがまだわからなくて…。
それでは次に、SEO対策のメリットを見ていこう。
Web集客におけるSEO対策のメリット
Web集客のためにSEO対策を行うことには、様々なメリットがあります。代表的なメリットとして以下の3つが挙げられます。
MERIT 1低コストで集客できる
自社サイトが上位に表示されれば、その分ユーザーの目につく機会が増え、見込み顧客の獲得・新規契約などにつながる可能性があります。
自社サイトにコンテンツを追加するだけでSEO対策になるため、広告の出稿などに比べて低コストで実施できるのです。
MERIT 2購入意欲が高いユーザーが集まる
SEO対策には、キーワードの選定が重要です。自社サイトにアクセスするユーザーにはどういったニーズがあるのか検討し、ユーザーが入力するであろうキーワードを事前に設定します。
事前に設定したキーワードで上位表示させることができれば、購入意欲が高いユーザーを集めることができるのです。
MERIT 3長期的に集客できる
一度SEO対策の効果が出れば、検索エンジンに良質なページであると判断されているため、Webサイトへの長期的なアクセスが見込めます。一時的な順位の変動はあり得ますが、急に大きく順位が落ちるようなことはあまりありません。
SEO対策を行ったWebサイトは重要な資産となるため、評価を得られるよう定期的に対策を実施していきましょう。
SEOってWeb集客において素晴らしいメリットがあるんですね!SEO最高!!
そうだね、たしかに素晴らしいメリットだよね。
ただ、同時にデメリットもあるんだよ。
Web集客におけるSEO対策のデメリット
SEO対策には、もちろんデメリットもあります。メリットだけでなくデメリットも把握したうえで、施策を取り入れていきましょう。
DEMERIT 1コンテンツを追加する必要がある
SEO対策では、定期的にコンテンツを追加していく必要があります。また、ただ更新頻度を高めるだけではなく、ユーザーニーズに沿った高品質なコンテンツであることが重要です。
質の高いコンテンツの新規追加はもちろん、古い情報を新しい情報に置き換えたり、低品質なページをリライトしたりして、高品質なコンテンツの割合を高めていくことが求められます。
DEMERIT 2効果が出るまで時間がかかる
SEO対策は、すぐに効果が出るわけではありません。基本的には3ヵ月~6ヵ月ほどかかることが多く、年単位で時間がかかることも珍しくないのです。
そのため結果が出ないと焦るのではなく、継続的に施策を行って、長期的な目線で対策していくことが大切です。
初心者もできるSEO対策!超基礎の2つのポイント
ここまでで、以前よりSEOの基礎を理解することができました!
それはよかった!
では最後に、SEO対策でまず押さえておきたいポイントを2つ紹介するね。
POINT 1コンテンツを充実させる
SEOで上位表示させるためには、コンテンツの品質が重要になってきます。検索ニーズを検討して対策キーワードを明確にし、ユーザーニーズに応えられるコンテンツを作成しましょう。
コンテンツを充実させることで、ユーザーは有益な情報を得ることができ、コンバージョンにもつながります。競合の上位サイトなどを確認し、自社サイトに足りない情報を探して、コンテンツを充実させていきましょう。
POINT 2被リンクを増やす
被リンクとは、他のサイトに自社サイトのリンクを貼ってもらうことを指します。「外部リンク」や「バックリンク」とも呼ばれています。
被リンクは、検索アルゴリズムの指標の1つである「PageRank」に影響します。良質な被リンクが多いと、検索エンジンは「別のサイトでも引用・紹介される有益なページ」と認識するため、SEOの順位にも影響するといわれているのです。
ただし、被リンクの数を稼げばいいわけではありません。PageRankが高いサイトに被リンクがあるか、リンク元とリンク先の関連性があるかなど、被リンクの質が重要です。
提携企業と連携して被リンクを増やしたり、SNSで拡散して外部からの被リンクを集めたりと、良質な被リンクが集まるよう対策を行いましょう。
よくある質問
SEO対策はどういったものですか?
SEOはSearch Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」という意味があります。
特定のキーワードでユーザーが検索した際に、自社サイトが上位に表示されるように行う施策を指します。
SEO対策はどの検索エンジンで行った方がいいの?
検索エンジンは複数ありますが、基本的にはGoogleのSEO対策を重視しましょう。検索エンジンの1つであるBingは日本であまり使われておらず、Yahoo!はGoogleのシステムを利用した検索エンジンなので、Google向けのSEO対策を行うことが基本です。
SEO対策に種類はある?
SEO対策の種類は、大きく分けて「コンテンツ施策」「内部施策」「外部施策」があります。
コンテンツは文字数が多ければいい?
文字数だけが重要なわけではありません。テーマによって異なりますが、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツであることが大切です。ニーズに応えられるコンテンツであれば、文字数が少なくてもSEO対策として有効です。
まとめ
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」を意味します。
検索エンジンではユーザーが検索したキーワードに対して、関連するページを一覧で表示します。SEO対策を行うことで自社サイトがより上位に表示されるようになるため、ユーザーの目につく機会が増え、集客につながるのです。
SEO対策は広告出稿よりも低コストで実施でき、長期的なアクセスが見込める点がメリットです。ただし、定期的にコンテンツを追加する必要がある、効果が出るまでに時間がかかるなど、デメリットもあることを覚えておきましょう。
「コンテンツを充実させる」「良質な被リンクを増やす」など、基本的な対策から実施していくのがおすすめです。