- 「SEO対策のために、Googleキーワードプランナーの導入を検討している」
- 「Googleキーワードプランナーで何ができるのかわからない」
- 「Googleキーワードプランナーの効率的な使い方が知りたい」
この記事では、Googleキーワードプランナーの導入をお考えの方へ、下記のような項目をわかりやすく解説します。
- Googleキーワードプランナーは何ができるツール?
- より効果的に使うにはどうしたらいいのか?
- どうやって登録したらいいのか?
この記事を読めば「Googleキーワードプランナーの機能や登録方法がわかり、より効果的に活用できる」内容をお伝えします。
Googleキーワードプランナーは「Google広告」の機能の1つとして使えるツール
Googleが無料で提供する、キーワード選定ツールのGoogleキーワードプランナーは、広告配信やコンテンツ作成のためのキーワードの調査や、キーワードごとの月間検索数の調査に用います。
Googleキーワードプランナーとは?
Googleが無料で提供する、キーワード選定ツールのGoogleキーワードプランナーは、広告配信やコンテンツ作成のためのキーワードの調査や、キーワードごとの月間検索数の調査に用います。
Googleキーワードプランナーは無料で使えるんですか?
Googleアカウントを開設していれば、誰でも基本無料で使えます!
キーワードの検索数や関連キーワードの候補など、キーワードに関するさまざまな情報を確認できます。
ただし、Googleキーワードプランナーは「Google広告」の機能の1つですので、広告を配信していない場合には、おおよその数値しか把握できません。
制限なくすべての機能を使用するには、一定の広告費を使って、広告を配信する必要があります。
Googleキーワードプランナーできる4つのこと
Googleキーワードプランナーで、どのようなことができるかご存じですか?できることは多くありますが、主にできること4つをご紹介します。
① キーワードの検索数が確認できる
キーワードが1カ月で獲得する、検索数を確認できます。
キーワードの検索数がわかることで、Webサイトが検索結果の上位に表示された場合の、アクセス数の予測も可能です。
ただし、Google広告で一定の広告費を使って利用していないと、検索ボリュームが1,000~10,000、100,000~1,000,000などのように、おおよそのデータしか表示されません。
具体的な数値を確認したい場合は、Google広告を利用しましょう。
Google広告を出稿すると広告費がかかってしまいますが、Googleキーワードプランナー自体の利用料金はかかりません!
② 関連キーワードの候補が確認できる
「関連キーワード取得ツール」を活用すれば、指定するWebサイトやキーワードの、関連キーワードの候補を確認できます。
商品やサービス、企業やブランドなどに関連するキーワードが確認できるため、新しいキーワードでの広告の出稿を検討している際に役立ちます。
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③ 広告を配信した際の予測データが確認できる
Google広告を配信した際にどのような結果が得られるのか、予測データを確認できます。
クリック数や費用、表示回数やクリック率などの検索パフォーマンスが把握できると、キャンペーンプランの成功に役立てられます。
④ 新しいキャンペーンプランを作成できる
調査したキーワードをもとに、キャンペーンプランを新たに作成できます。
また、Google広告を利用する際は、作ったキャンペーンプランを使って、広告の作成から配信まで進めることが可能です。
広告を出稿するキーワードを入力して必要事項をいくつか入力するだけでキャンペーンを作成できるため、広告を利用している場合に便利な機能といえます。
「Googleアナリティクス」「Googleサーチコンソール」との違い
SEO対策には、「Googleアナリティクス」と「Googleサーチコンソール」を合わせた、3つのGoogle公式ツールの活用が欠かせません。
それぞれのツールにどのような違いがあるのかも、確認しておきましょう。
Googleキーワードプランナー
Googleでの検索ワードのパフォーマンスを調査するために用いるツールです。
検索エンジンを対象とした、関連キーワードの検索や検索ボリュームの予測、広告を出稿する際の入札単価、キーワードの月間検索数の調査など、SEO対策や広告出稿に活用されています。
Googleアナリティクス
Webサイトを訪れたユーザーの行動を調査するためのツールです。
どこから来たのか、どのページを閲覧したかなど、Webサイト内のユーザーの行動を調査するために活用します。
また、Googleの様々な広告サービスと連携することによって、コンテンツやマーケティングでのパフォーマンス状況が把握できます。
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Googleサーチコンソール
Webサイトを訪問する前の、検索エンジン上でのユーザーの行動を調査するために用いるツールです。
Googleでの表示回数や掲載順位、クリック数やクリック率などが把握できます。
他にも、Webサイトのエラーをチェックしたり、Googleにインデックス登録を促したりするなど、機能が充実していることが特徴です。
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SEO対策・リスティング広告での効果的な使い方
Googleキーワードプランナーの様々な機能は、リスティング広告(Google広告)でしか活用できないと思っていませんか?
リスティング広告だけではなく、SEO対策でも活用可能です。SEO対策とリスティング広告での、効果的な使い方をご紹介します。
SEO対策
SEO対策では主に、キーワードの選定でGoogleキーワードプランナーを活用します。
コンテンツを作成する際には、キーワードの検索数はもちろん、キーワードの競合性やユーザーのニーズなども考慮したうえで、キーワードを選定しなければなりません。
関連キーワードの候補を調査するには、「新しいキーワードを見つける」を使います。
調査したいキーワードと関連性の高いキーワードを検索できるため、Webサイトの質の向上につながる、新しいキーワードを見つけられます。
また、検索ボリュームや競合性、入札価格のデータによって、検索キーワードの傾向がわかることで、検索ニーズを把握できます。
SEO対策とキーワード選定は切っても切れない関係ですので、ツールをうまく活用してスムーズに進めていくことが重要です!
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リスティング広告
Google広告の機能に、Googleキーワードプランナーが含まれていることからわかるように、リスティング広告の運用にももちろん活用可能です。
リスティング広告で活用する際には、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」が便利です。
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を使えば、調査したいキーワードが複数ある場合でも、まとめて検索ボリュームを確認できるため、「お宝キーワード」を見つけられる可能性が高まります。
また、広告のクリック数や表示回数、費用やクリック率、平均クリック単価(推奨入札単価)などの予測データを、簡単に確認できるため、競合の強さを判断できます。
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Googleキーワードプランナーの便利な機能
Googleキーワードプランナーでぜひ活用していただきたい、便利な機能を4つご紹介します。
期間を限定してキーワード情報が取得できる
「カレンダー機能」を使えば、期間を限定してキーワードの候補を検索できます。
季節や時期が限定される検索キーワードで活用すれば、検索傾向の把握に役立ちます。
フィルタが追加できる
フィルタを追加し、キーワード候補の絞り込みが可能です。
「キーワードのテキスト」や「月間平均検索ボリューム」など、様々なフィルタがありますので、目的や用途に合わせて活用しましょう。
表示項目を変更できる
表示項目を変更すると、必要な情報を絞り込んで表示できます。
「月間平均検索ボリューム」や「競合性」など、該当する項目にチェックを入れるだけで、簡単に表示結果を絞り込めます。
必要な項目だけを表示し、不要な項目を非表示にできるため、設定しておけばより見たい情報だけをスムーズに確認できます。
言語・地域・検索ネットワークが変更できる
言語や地域、検索ネットワークを絞り込んだ検索も可能です。
国や地域、日本語や英語などの言語、特定の広告配信先に絞り込んで、キーワード候補を確認できます。
このような便利な機能を駆使して、目的のキーワード候補を探していきましょう!
SEO対策におけるキーワードプランナーの使い方・登録方法
Googleキーワードプランナーの概要や機能を把握できたら、早速使ってみましょう。
STEP 1Google広告の登録
Google広告にアクセスしたら、「ログイン」または「キーワードプランナーに移動」を選択し、Googleアカウントでログインして登録しましょう。
STEP 2Google広告の設定 ※Google広告を使用する場合のみ
項目 | 詳細 |
---|---|
① 広告の目標 | 広告を配信しない場合でも、目標の設定は必要です。表示された項目から選択してください。 |
② ビジネスの名前 (Webサイト名) |
お店やサービスの名前の入力を求められますので、Webサイトの名前などを入力してください。 |
③ WebサイトのURL | 広告のクリック後に遷移するページのURLを入力しましょう。 |
④ 広告配信先 | モバイルまたはパソコンのいずれかを指定します。 |
⑤ 広告の作成 | Googleキーワードプランナーを使うだけで、広告を配信しない場合は、用意されているフォーマットのままで問題ありません。 任意の情報を入力したら、「広告に通話ボタンを表示」のチェックを外しましょう。 |
⑥ キーワードのテーマの設定、 広告を適切な地域に表示 |
広告を配信しない場合は、「次へ」をクリックして進んでください。 |
⑦ 広告予算の設定 | 間違って広告を配信しても広告費がかかってしまうため、「¥1」などできるだけ低い金額を設定しておきましょう。 |
⑧ お支払い情報の設定 | 最後に、氏名・住所・クレジットカード情報など、お支払い情報を設定しましょう。 |
STEP 3キーワードプランナーへ
STEP 4「新しいキーワードを見つける」を選択
STEP 5キーワードを入力する
STEP 6キーワード候補を確認する
SEOライティング前に知っておくべきキーワード選定
SEOライティングのキーワード選定にお困りではありませんか?上位表示するコンテンツ作成には「キーワード選定」が最重要です。キーワード選定完全攻略法として、コツ・おすすめのツール・選定後のキーワードの使い方などをご紹介します。
Googleキーワードプランナーでよくあるトラブル
Googleキーワードプランナーは便利なツールですが、以下のようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
検索ボリュームが出てこない
さっき言っていた、おおよそのデータしか表示されないってやつですか?
そもそも検索ボリュームが表示されないケースもあるんです!
検索ボリュームが出てこない理由として、以下が挙げられます。
- Google広告を出稿していない
- 広告を出稿してすぐに数値を見ようとした
- 設定したキーワードが新しい言葉
- 設定したキーワードの情報が少ない
近年SNSの流行もあり、日々新しいキーワードが生まれています。そのスピードに計測が追いつけなくて、検索ボリュームが出てこないといった可能性が考えられます。
機能が足りない
「Googleキーワードプランナーだと使いにくい」「欲しい機能がない」と感じる方もいるはずです。
無料で使えてキーワード調査を楽にしてくれるツールですが、SEO対策を長く行っていると、次第に物足りなさを感じてしまうこともあるかもしれません。
基本的に、SEO対策では複数のツールを平行して使用するのがおすすめです!
検索ボリュームが出てこないケースでも、他のツールも一緒に活用していれば、それで補うことができます。
無料のGoogleキーワードプランナーでは物足りなくなってきたら、ぜひ他のツールとの併用もご検討ください。
よくある質問
Googleキーワードプランナーは有料ですか?
利用自体は無料でできます。ただし、正確な数値を見るためには広告の配信(広告費)が必要になります。
前述したように、Googleキーワードプランナーは「Google広告」の機能の1つです。
一定の広告費を払って広告を配信していれば、すべての機能を利用できます。
Googleキーワードプランナーを使うメリットはなんですか?
Googleキーワードプランナーを使用する主なメリットとして、以下が挙げられます。
- キーワードの検索需要をチェックできる
- キーワードの競合性をチェックできる
- 関連キーワードを提案してくれる
もちろんこの3つ以外にもさまざまなメリットがあるため、ぜひお試しください。
Googleキーワードプランナーの代わりになるツールはありますか?
無料で使えるものだと、以下のようなツールがあります。
また、「GMO順位チェッカー」の利用もおすすめです。キーワードの順位取得だけでなく、AIがキーワードを提案する機能もあるため、SEO対策に便利に活用できます。
最低限の機能だけ良いならGoogleキーワードプランナーは無料での使用がおすすめ
Googleキーワードプランナーはリスティング広告だけではなく、SEO対策にも欠かせないツールです。
ユーザーのニーズは常に変化しているため、Googleキーワードプランナーを使って、キーワードを定期的に改善しましょう。
また、Googleが無料で提供するツールには、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどもあります。
実現させたい目的に合わせた、ツールの使いわけが大切ですので、ぜひ3つのGoogle公式ツールを使いこなせるようにしましょう。
キーワード選定・分析に使えるツールをお探しでしたら、GMO順位チェッカーもご利用ください。
順位チェックだけでなく、AIによるキーワード提案機能も搭載しているため、さまざまなシーンでご活用いただけます。