SEOとHタグ(見出し)の関係性とは?使い方や書き方、効果を解説

公開日 2023/02/08 12:00
更新日 2023/05/20 18:25

「hタグの種類が多すぎて使いこなせない」「hタグを使うメリットがわからない」とお悩みではありませんか?

ここでは、hタグのSEO効果や使い方を、初心者の方にわかりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • hタグを使うと得られる2つのメリット
  • 基本的なhタグの種類と使い方
  • hタグを使う際の注意点

hタグ(見出し)とは?

TAGSと書かれた文字

そもそも、HTMLタグの一種であるhタグの「h」の意味を、ご存じない方も多いかと思います。

hタグのhは「heading」の頭文字から取っていることから、「見出しタグ」とも呼ばれています。タイトルや文章の構造を、ユーザーと検索エンジンに正しく伝えるために、hタグを用います。

SEOを意識することが多い現在では、hタグ不使用のページは、目にする機会がほとんどありません。

hタグを用いないと、HTMLの構造がわかりにくくなるため、ユーザーと検索エンジンに、ページの内容を明示できないからです。

内容が明らかでないページは、ユーザーの利便性が低下するだけではなく、GoogleやYahoo!などの検索エンジンも理解しにくくなるため、評価の低下につながってしまいます。

検索エンジンに評価を下げられないようにするには、hタグを適切に使用し、ユーザーと検索エンジンにわかりやすいページを作りましょう。

hタグを使うメリット・効果

MERITと書かれたブロック

hタグを使うと、「SEO効果が期待できる」「ユーザーが読みやすくなる」という、2つのメリットがあります。

MERIT 1SEO効果が期待できる

まず1つ目のメリットが、hタグを使うとSEO効果が期待できることです。

検索順位が高いWebサイトでは、見出しの階層が高ければ高いほど、テキストを大きくしたり、装飾したりして、ユーザーに見やすい工夫をしています。

大きく表示されたテキストは、視覚的にアピールできるため、ユーザーが重要だと判断しやすくなり、見出しのテキストに続いて書かれた内容を、理解しやすくなります。

Googleではユーザーファーストを掲げていますので、hタグを使ってわかりやすくしたページは、評価の向上によるSEO効果が期待できることがメリットです。

利便性が向上したページは評価が高まり、検索結果の順位も上がる、SEO効果が期待できるでしょう。

MERIT 2ユーザーが読みやすくなる

2つ目のメリットには、hタグを使うと、ページの内容をユーザーが読みやすくなることが挙げられます。

ページを本で例えた際に、本のタイトルや各章の見出しにあたるものが、hタグです。hタグを使うと、テーマの区切りやページの階層構造を、ユーザーが理解しやすくなります。

見出しとなりうるテーマでhタグを使うことで、ユーザーがすばやく欲しい情報にたどり着くことができます。

また、WordPressで目次を自動生成するプラグインを用いると、hタグで作った見出しが目次として設置されます。

目次があると、ユーザーがどこまで読んだのかがわかりやすくなるだけではなく、隅々までページを読まなくても、書かれている内容がわかるため、さらなる利便性の向上につなげられます。

基本的なhタグの種類や使い方、書き方

H3と書かれたブロック

hタグには種類があることをご存じですか?hタグにはh1からh6まで、全部で6つの種類があります。

タグを活用するために知っておきたい、種類や使い方など、hタグの基本的な知識をご紹介します。

基本的なタグの種類

hタグにはh1~h6まで種類があり、数字が小さくなればなるほど、重要度が高まります。

主にタイトルに使われるのがh1タグで、h2タグ以降のタグは、ページをわかりやすくするために、記事の内容や文章の構造に合わせて設定します。

h1タグの記述は、<h1></h1>の間に、タイトルとして表示させたいテキストを挿入します。

例えば、「東京で人気!手土産10選」がタイトルの場合は、「<h1>東京で人気!手土産10選</h1>」と記述します。

SEO効果が高まる hタグの使い方

hタグを適切に使うことで、SEO効果が期待できます。SEO効果が高まるhタグの使い方には、3つのポイントがあります。

①h1タグの重要性

ページの内容を示すh1は、Googleの検索エンジンロボットの「クローラー」が、ページの内容を理解するための、重要な判断材料となります。

そのため、記事の内容がわかるように、簡潔かつ正確にh1タグを記述しなければなりません。

ユーザーやクローラーにわかりやすい見出しにするために、h1タグには対策キーワードを入れることが基本です。

また、ユーザーとクローラーの目に留まりやすいように、見出しの書き出しとなる左側に、対策キーワードを入れるとより効果が期待できます。

ただし、対策キーワードの盛り込みすぎには注意が必要です。キーワードで埋め尽くされた見出しは、不自然な文章となってしまうため、Googleの評価が下がる恐れがあります。

②hタグは順番に配置する

hタグは数字に従って順番に配置します。

配置を誤ると、見出しと本文の見え方が変わってしまうため、順番に配置することが重要です。

まず初めに、タイトルとして使うh1タグは、Googleによって使用回数の制限を設けられていませんが、何度も使うとページの構造を把握しにくくなるため、1ページにつき1回のみの使用が最適です。

続くh2タグは、主に中見出しとして活用します。タイトルのh1タグで示した指標に沿って、本文で中見出しを作成しましょう。

最後に、h3以降のタグは、中見出しを補足するために用います。

ただし、hタグはすべての種類を使う必要はありません。hタグを多用したページは、かえって見にくくなるため、h3~h4タグまでに、使用を抑えておくことをおすすめします。

Googleではユーザーの利便性を第一に考えていますので、順番を誤ってhタグを使用したページは、ユーザーがわかりいくいと感じてしまうため、評価が下がる可能性があります。

SEO効果を高めるためには、hタグの正しい使用を心がけましょう。

③見出しを見ただけで内容がわかるようにする

見出しを一度見ただけで、内容がわかるようにするためにも、hタグが欠かせません。

ページにアクセスしたユーザーは、書かれている内容を把握するために、ページの一番下までスクロールすることがよくあります。

スクロールする中で、気になる見出しがなければ、ユーザーは離脱してしまいます。ユーザーの離脱を防ぐためには、見出しを見ただけで、ページ全体の内容がわかると効果的です。

また、ページ内容が一目でわかる見出しを付けると、SEO効果も期待できることをご存じですか?

見出しによってページの内容が一目でわかると、利便性が向上してユーザーの評価が上がるため、Googleの評価の向上にもつながるからです。

さらに、SEO効果を高めるためには、なるべく対策キーワードを含めることをおすすめします。

書かれている内容が一目でわかるページは、ユーザーだけではなくGoogleにも評価されますので、配置する順番を守ることはもちろん、ページの内容を簡潔かつ正確に見出しに反映させるなど、正しく使いましょう。

hタグを使う際の注意点

hタグを使う際には、注意しなければならない点がいくつかあります。

hタグを正しく使わないと、ユーザーが見にくいだけではなく、ペナルティーにつながる可能性もありますので、しっかりと確認しておきましょう。

CAUTION POINT 1hタグを使用しすぎない

hタグには使用回数の制限はありません。

大見出しとなるh1は、1ページにつき1回の使用が推奨されていますが、h2~h6は何度でも使えます。

ただし、必要以上に使ってしまうと、かえってユーザーが読みにくくなってしまうため、h3タグ~h4タグまでの使用に抑えておきましょう。

文章内のテーマの区切りを示すために、見出しを付ける役割を担っているhタグは、必要な箇所だけ使うことをおすすめします。

CAUTION POINT 2キーワードの濫用をしない

ユーザーと検索エンジンに、ページの内容を簡潔かつ正確に伝えるためには、対策キーワードの挿入が効果的です。

ただし、対策キーワードを何度も使用した不自然な文章は、評価を下げる恐れがあります。

また、検索エンジンに伝わりやすいからといって、対策キーワードをh2タグ以降のhタグで過剰に使用する行為も、評価の低下につながりますので、対策キーワードの濫用は避けましょう。

対策キーワードは、ページ内のすべての見出しに入れる必要はありませんので、ユーザーが理解しやすいように、自然な形で挿入することが大切です。

独自調査!対策キーワードの使用回数は上位表示と関係があるか

独自調査!対策キーワードの使用回数は上位表示と関係があるか

SEO対策で上位表示させるため、コンテンツ内に意識してキーワードを入れ込んでいる方は多いと思います。上位表示しているサイトはどのくらいの割合キーワードを含めているのか、調査しました。

CAUTION POINT 3文字数は長すぎず短すぎないように

hタグのテキストの文字数は、特に指定はありませんが、あまりにも長すぎると、デザインが崩れてしまう恐れがあります。

長すぎるhタグには、キーワードがたくさん入ってしまうため、Googleが対策キーワードを理解できません。

また、h1タグはtitleタグに代わって、検索結果に表示される場合もあります。

あまりにも長すぎるタイトルだと、一目でページの内容がわからないため、ユーザーにアクセスしてもらえない可能性が高まります。

反対に、文字数が短すぎると、ページの概要を十分に説明できなくなってしまいますので、hタグの文字数は長すぎず短すぎないようにしましょう。

まとめ

hタグには、SEO効果が期待できるだけではなく、ユーザーがページの内容を読みやすくなるメリットがあります。

h1タグの重要性と、「hタグを順番に配置する」「見出しを見ただけで内容がわかるようにする」などの使い方を理解した上で、正しく使うことが大切です。

SEO対策で重要なのは、ユーザーの利便性を高めることです。hタグを正しく使って、ユーザーがページの内容を理解しやすいようにすると、SEO評価の向上につなげられます。

この記事を書いた人

SEOタイムズ 編集部

SEO対策実績「20,000社」を超えるGMOソリューションパートナー株式会社がインハウスSEOに取り組む企業様・個人に向けSEO情報を発信。

"Web初心者にもわかりやすく"をコンセプトにSEO対策情報をお届けします。

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