
Web集客において、検索順位はとても重要な要素です。

検索順位は必ずチェックしたほうがいいんですか?

Web集客のためには、検索順位のチェックは必須だよ!
検索順位のチェックを怠ってしまうと、ユーザー流入の機会を逃してしまうかもしれません。
この記事では、これまで2万件以上のサイト分析を通じて多くのお客様のWeb集客を支援した弊社の経験から、初心者にもわかりやすく検索順位の重要性を解説いたします。
便利な検索順位チェックツールもご紹介するので、ぜひご一読ください。
この記事のレベル
重要度 | (5) |
---|---|
初心者度 | (3) |
難易度 | (2.5) |
この記事で学べること
- 検索順位チェックツールの種類やメリット・デメリット
- おすすめの検索順位チェックツール(無料・有料)
- 検索順位の概要
- 検索順位の重要性とその理由
検索順位チェックツールについて

検索順位って調べられるんですか?

検索順位チェックツールを使えば、簡単に調査できるよ!
検索順位チェックツールとは、その名のとおり検索結果に表示される順位をチェックできるツールです。SEOチェックツールや、キーワードツールの一種ともいえます。
検索順位をこまめにチェックしておくことで、行った施策の有効性を見るだけでなく、突然の順位変動にも対応できます。
より質の高いコンテンツを作り続けるためにも、検索順位のチェックは欠かせません。
ツールを使うメリット
順位を自力でチェックする場合、キーワードを1件1件入力してそれぞれ何位になっているのか探さなくてはいけません。それは大変非効率な作業です。
検索順位チェックツールを活用すれば、すべてのキーワードの順位を自動で出してくれるため、手間をかけずに順位を確認できます。
ツールの種類にもよりますが、自動で順位を取得してくれたり、SEOについてのアドバイスがもらえたりすることもあるため、新しいSEO施策の立案にも役立つ点はメリットといえます。
ツールを使うデメリット
無料のツールであれば、機能の少なさはデメリットといえます。
チェックできるキーワード数が少なかったり、集計作業に手間がかかったりするため、面倒に感じてしまうこともあるかもしれません。
有料の検索順位チェックツールの場合、機能は増えますがコストがかかる点はデメリットといえます。
また、無料でも有料でも登録したキーワードでの順位しかチェックできないため、潜在的なニーズがあるキーワードの調査は引き続き実施する必要があります。
ツールの種類
簡易型
簡易型は、ブラウザで簡単に使えるツールを指します。会員登録不要で無料のツールが多く、URLとキーワードを入力するだけで検索順位をチェックできます。
データの蓄積やキーワード登録といった機能はありませんが、誰でも手軽に使える点がメリットです。
簡単にチェックしたい方、その場限りで順位を知りたい方におすすめといえます。
クラウド型
クラウド型は有料のツールがメインで、簡易型と同じくブラウザで使用できます。
PC本体にインストールせず、インターネットのクラウド上で管理できる点が特徴です。そのため異なるデバイスでもチェックでき、複数人で共有できる点もメリットといえます。
インストール型
インストール型は、PC本体にツールソフトをインストールするタイプです。
複数のデバイスで管理することはできませんが、簡易型やクラウド型よりも使える機能が豊富な点がメリットです。
大量のURLやキーワードの登録も可能ですので、大規模サイトの管理や、長期間のサイト管理に向いています。
ツールの選び方
ツールを選ぶ際は、以下のポイントを意識しておきましょう。
チェック頻度
どのくらいの頻度で検索順位をチェックしたいかによっても、選ぶべきツールは異なります。
月1程度で調べたい場合は、無料のツールでも問題ありません。
毎日チェックしたい場合は、有料のツールのほうが手間を省けるためおすすめです。
調べられるキーワード数
チェックしたいキーワードが5件程度であれば、無料のツールでも問題ありません。しかし、10件以上になってくると、手動で入力してチェックするのは手間がかかってしまいます。
キーワードを手入力する手間を考えると、キーワードの数が多い場合は、有料のツールを選ぶのがおすすめです。
登録できるURL数
無料版だと、1つのURLしかチェックできないこともあります。
複数のサイトを持っていて、それぞれ調べたいという場合は、複数のURLを登録できる有料のツールがおすすめです。
管理する人数
複数の人数でツールを管理したい場合は、クラウド型がおすすめです。
クラウド型であればデバイスに依存しないため、複数人でデータを共有し、スムーズに管理ができます。
反対に1人で管理している場合は、機能性が高いインストール型のほうがおすすめです。

実際におすすめのツールとかあるんですか?

無料・有料それぞれのおすすめツールを解説するよ!
無料のおすすめ検索順位チェックツールを比較
無料のツールの中から、5つのツールをご紹介します。
TOOL 1検索順位チェッカー

Webサイト上で対象キーワードを入力すると、100位までの順位を取得できます。
1度に5キーワード入力でき、Google・Yahoo!・Bingで、PCとモバイル両方の順位を取得できることが特徴です。
履歴を残すことができないため、集計作業には手間がかかりますが、登録不要かつ無料で使えるため、手軽にチェックしたい方にはおすすめです。
TOOL 2ohotuku.jp

1度に3キーワード入力でき、PCでの検索順位を取得できます。
無料の簡易ツールの中では唯一、300位まで取得できる点が特徴です。
履歴も残すことができるため、手軽かつ定期的に順位チェックを行いたい場合におすすめです。
TOOL 3SEOチェキ!

1度に3キーワード入力でき、Googleは100位、Yahoo!は10位まで順位取得が可能です。取得できるのはPCのブラウザで閲覧した順位のみですが、発リンク数やインデックスなどの情報も調べることができます。
SEO対策初心者で、SEO対策に必要な基本的な情報を得たい方におすすめのツールです。
TOOL 4SERPOSCOPE

SERPOSCOPEは、無料で使えるツールの中では珍しくインストール型のツールです。また、キーワードとURLを上限なしで登録できる点も特徴です。
ただし、英語で表示される点とご自身でコードなどを設置する必要がある点には注意しましょう。
ある程度PCの知識があり、コストを抑えて順位チェックしたい方にはおすすめといえます。
TOOL 5Googleサーチコンソール

Googleが提供する無料のツールです。検索順位のチェックに特化したツールではありませんが、検索パフォーマンスの画面でページごとに順位をチェックできます。
キーワードごとに特定のページの順位をチェックするとなると手間がかかってしまうため、他の検索順位チェックツールと併用して活用するのがおすすめです。
有料のおすすめ検索順位チェックツールを比較
有料のツールは、料金も機能も様々です。それぞれの特徴を知って、自分に合ったツールを選択しましょう。
TOOL 1GMO順位チェッカー

クラウド型の検索順位チェックツールで、日々の順位チェックや順位レポート作成をスピーディーに行うことができます。
MacでもWindowsでも順位チェックでき、クラウド型なのでいつでもどこでも利用可能です。
徹底的に「時短」にこだわったツールですので、正確かつ早く順位チェックを行いたい方におすすめのツールです。
料金は4つのプランがあり、月額485円(税込)~利用できます。1カ月間無料お試しも可能です。
TOOL 2SEOツールラボ(GRC)

SEOツールラボ(GRC)は、2004年にリリースされたインストール型のツールです。
Google、Yahoo!、Bingに対応しており、上位100位の取得が可能です。
登録できるキーワードやURLの数は、契約する料金によって異なります。一番安いベーシックプランでも500個のキーワードを登録できます。
チェックする順位がPCなのかモバイルなのかでソフトが別になっているため、両方調べたい場合は2つのライセンスが必要です。
検索順位チェックに特化したツールなので、比較的安く順位チェックだけできればいい方におすすめのツールといえます。
無料版と有料版があり、有料版の場合は一番安いベーシックプランで月額495円(税込)です。年払いだと4,950円で、2ヶ月分お得になります。
TOOL 3RankTracker

世界中の600以上の検索エンジンに対応している点が、RankTrackerの大きな特徴です。
モバイルの順位取得ができない点はデメリットですが、登録キーワード数の上限がなく、最大1,000位まで順位取得可能と大きなメリットもあります。
上級者向けのツールですので、SEOやWebサイト運営の知識をある程度持っている方におすすめです。
インストール型で無料版と有料版があり、料金プランによって機能に差があります。
- プロフェッショナル版:15,000円/年
- エンタープライズ版:35,000円/年
TOOL 4TACTSEO

クラウド型のツールで、順位チェックだけでなくWebサイト全体の分析が可能です。
無料版でもすべての機能を使うことができますが、有料版だと検索できる回数・量が増える点が特徴です。
検索順位チェックに特化しているわけではないため、SEO対策全般で役立つツールを探している方におすすめといえます。
料金プランは複数あり、月額90,000円~(税抜き)から利用できます。
TOOL 5AZC

クラウド型のツールの中では、比較的料金が安い点がポイントです。
検索順位を自動で取得できるため、できるだけ毎日簡単に順位を確認したい、複数人でデータを共有したいケースにおすすめです。
無料版と有料版があり、有料版の中でも複数のプランがあります。
金額が高くなるほど登録キーワード・URL数が増え、一番安いプランで2,980円/年となっています。
TOOL 6Gyro-n SEO

クラウド型のツールで、検索順位チェックだけでなく競合分析やキーワード分析、ローカル検索チェックなど、様々な機能を兼ね備えています。
Google(PC・モバイル)、Yahoo!(PC)の順位を確認でき、毎日自動計測できます。
月額500円のスタータープランがあるため、SEO初心者でも気軽に試せるツールです。
TOOL 7SE Ranking

クラウド型のツールで、Google、Yahoo!、Bingだけでなく、YouTubeなどその他の検索エンジンの順位を見ることもできます。地域をしぼった検索順位や、競合調査、被リンクの調査なども可能です。
SEO対策に初めて取り組む企業から熟練のマーケティングコンサルタントまで、幅広いケースで利用しやすいツールです。
プランは3種類あり、一番安いEssentialプランは月額6,500円で利用できます。
TOOL 8BULL

クラウド型のツールで、Google、Yahoo!、BingのPC・モバイルそれぞれの上位100位までの順位を取得できます。
上昇または下降したキーワードの数を管理画面で表示してくれるため、キーワードの順位変動を一目でチェックしたい方におすすめです。
料金は5つのプランがあり、月額1,150円(税込)~利用できます。
TOOL 9KEYWORD FINDER

KEYWORD FINDERは、コンテンツSEOに役立つツールです。
検索順位チェックツールとしても利用でき、毎日自動でGoogle、Yahoo!の検索順位を取得できます。
ページごとに上位のキーワードを調べる「URL逆引き順位取得機能」を搭載している点が特徴です。
料金は3つのプランがあり、月額50,000円(税抜)~利用できます。
TOOL 10Ahrefs

検索順位のチェックをはじめ、競合分析を行ったりソーシャルメディアでの反応を見たりと、様々な機能を搭載したSEO分析ツールです。
被リンクのデータ量が豊富な点や、ほかのツールに比べてデータの表示速度が早い点が特徴です。
料金は4つのプランがあり、月額で約$99~利用できます。
検索順位とは?

検索順位はどうやって決まるか覚えているかい?

確か、アルゴリズムにもとづいて決まっているんでしたっけ…?

それも正解だよ。検索エンジンの種類や、検索順位について詳しく説明するから覚えていこう!
検索エンジンの種類
検索エンジンとは、指定したキーワードに関連するWebサイトを探し出し、一覧で表示してくれるシステムを指します。
インターネット上には世界中の様々なWebサイトが存在しているため、検索エンジンを活用することで、自分が求めるWebサイトにたどり着けるのです。
世界中には様々な検索エンジンが存在していますが、代表的なのは「Google」「Yahoo!」「Bing」の3つです。
Googleは、世界で最も利用者が多い検索エンジンです。
徹底したユーザーファーストを掲げていることが特徴で、独自のアルゴリズムをもとに検索順位を決定しています。
定期的にアップデートがあるため、SEO対策を行う際は注意が必要です。
Yahoo!
Yahoo!は、日本国内ではGoogleの次に利用者が多い検索エンジンです。
Googleの検索アルゴリズムを採用しているため、検索結果はGoogleと大差ありません。しかし、検索画面にYahoo!が提供するサービスを一覧で表示したり、最新のニュースを表示したりと、独自の工夫が見られる点も特徴です。
Bing
Microsoft社が提供する検索エンジンで、他の検索エンジンとは異なる独自の検索技術を有しています。
アメリカを中心に利用されており、Windows10ではブラウザのデフォルト検索エンジンに設定されているため、今後利用者が増えていくことも考えられます。
検索エンジンの国内シェア率
代表的な3つの検索エンジンの日本でのシェア率は、以下のとおりです。
検索エンジン | 国内シェア率 |
---|---|
約74% | |
Yahoo! | 約19% |
Bing | 約5% |
ご覧のとおり、日本ではGoogleとYahoo!で国内シェアの9割以上を占めています。
ただし、Yahoo!はGoogleの検索エンジンアルゴリズムを使っており、検索結果はほぼ同じです。そのため、実質Googleの検索エンジンアルゴリズムでシェア率のほとんどを占めているといえます。
BingはGoogleとYahoo!に及びませんが、Microsoft Edgeブラウザのデフォルト検索エンジンに設定されているため、数%のシェア率があります。

Google、Yahoo!、Bing以外の検索エンジンもあるんですよね?

Baidu(百度)やDuckDuckGoといった検索エンジンも世界では使われているよ!でも日本でのシェア率はとても低いんだ。

僕も使ったことないかも…。

だから、SEO対策はGoogleを意識した施策を行うのが一般的なんだ。
検索順位はどうやって決まる?
ユーザーが検索エンジンの検索枠にキーワードを入力すると、関連性の高い順にWebサイトが表示されます。
では、具体的にその順位はどうやって決まっているのでしょうか?
こちらでは、Googleの検索順位の決め方について解説します。
検索順位の決め方
Googleには膨大な数のWebサイトの情報が登録されており、その内容と200以上の項目があるGoogleアルゴリズムを照合して、検索順位が決定しています。
アルゴリズムの項目は詳しく公表されておらず、基本的には「ユーザーにとって有益かどうか」が判断基準になります。
Webサイトの品質はいいか、コンテンツの鮮度はいいか、検索キーワードとコンテンツのタイトルや内容がマッチしているかといったことはもちろん、ページスピードや被リンクの数なども評価の基準です。
こういった検索アルゴリズムのすべての項目と照らし合わせ、検索したキーワードと密接に関連するWebサイトを判断し、検索順位をつけて表示しているのです。
検索順位が決まるまでの流れ
Googleでは、以下の流れで検索順位が決まります。
- クローラーがWebサイトを1つひとつ巡回し、情報を読み取る
- 収集した情報をインデックス(データベースに格納)する
- インデックスされたページの中から、Googleアルゴリズムに沿って検索キーワードに関連する順に表示する
クローラーとは、Webサイトの情報を自動で読み取るロボットのことです。検索順位を上げるためには、このクローラーやインデックスが重要といえます。
例えばWebサイトを新しく公開しても、クローラーに読み取ってインデックスしてもらえなければ、検索結果には表示されません。
上位表示を目指す第一歩として、まずはクローラーにWebサイトを見つけてもらい、インデックスされるように対策しましょう。
検索順位の重要性

検索順位の仕組みがわかったら、検索順位の重要性についても知っていこう!
検索順位の向上を目指すSEO対策
Webサイトを公開したら、まずはクローラーに読み取ってもらってインデックスされることが重要だと解説しました。
インデックスされたら、次は検索順位を上げるためにSEO対策を行いましょう。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化を意味します。
簡単にいうと、Googleなど検索エンジン上で特定のWebサイトを上位に表示させたり、インデックスさせたりするために改善を行う施策全般を指します。
検索エンジンは日々アップデートされているため、それに合わせてWebサイトも改善していかなければなりません。
ユーザーが求めている内容を盛り込んだコンテンツ作成はもちろん、必要なキーワードを含めたり、適切なタイトルをつけたりといった工夫を行うことで、検索エンジンからの評価が上がり、検索順位も上がっていくのです。
キーワードをたくさん含む、被リンクを増やすといった小手先のテクニックではなく、「ユーザーにとって有益なコンテンツ」を作ることが重要とされています。
検索順位が重要な理由
SEO対策を行って検索順位を上げることは、現代のWebマーケティングにおいてかかせない工程です。
検索順位が重要とされている理由としては、以下が挙げられます。
検索順位で異なるクリック率
seoClarity(SEOクラリティ)が公開したデータによると、日本の検索順位ごとのクリック率は以下のとおりです。
検索順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
このデータからもわかるように、検索順位が高ければ高いほど、クリックされる確率が上がります。
単純に検索順位が上がると、サイトの訪問者数を獲得できると考えられるのです。
広告より費用対効果が高い
Web上には検索結果の上部に表示されるリスティング広告や、ユーザーの趣味嗜好に合わせて表示されるディスプレイ広告などがあります。
こういった広告は、表示するために費用がかかります。しかし、広告は避けるユーザーも多いため、平均クリック率は2~5%ほどです。
一方上記でも解説したように、検索結果の上位になれば、広告よりも高いクリック率を実現できるのです。
SEO対策にもコンテンツ制作などで費用はかかりますが、費用対効果の面で考えると広告より優れているケースもあります。
継続的に集客できる
Web広告は広告を出している期間しか集客できませんが、SEO対策はそうではありません。
SEO対策を行って安定して上位表示されるようになれば、大幅なアップデートがない限りは検索順位に大きな変動は起きないといえます。
そのため、中長期的に上位表示が可能なので、継続的な集客につながるのです。
もちろん何も対策を行わなければ徐々に検索順位が下がってしまうため、順位を維持するコストや労力は必要になります。
購買意欲の高いユーザーが集まる
インターネットで検索するユーザーは、検索するキーワードに対して強い関心を抱いていることが多いです。
消費者の購買行動プロセスの1つとして「AISAS」が挙げられます。
ユーザーは購買までの間に、Attention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(購買)→Share(情報共有)のプロセスがあるという考え方で、「購買」の前には「検索」があるのです。
そのため、検索からWebサイトに流入してくるユーザーは、購買意欲が高いと考えられるのです。
検索キーワードを厳選してSEO対策を行い、より購買意欲の高い見込み客を集めるようにしましょう。

検索順位が上がれば、様々なメリットがあるんですね!

そうだね。時にはWeb広告よりも効果を発揮するんだ。

でもそんなに効果があるなら、検索順位を上げるのってとっても難しいんじゃないですか…?

じゃあ次は検索順位を上げるポイントを紹介するよ!
検索順位を上げるためのポイント
検索順位を上げるためには、まず「Googleが掲げる10の事実」を把握しておくことがおすすめです。
なぜなら、Googleはここで掲げた内容をベースに、Webページの評価を行っていると考えられるためです。
検索順位を上げるためには、「Googleが掲げる10の事実」を把握したうえで、以下のポイントを意識した施策を実施しましょう。
質の高いコンテンツ
Googleから評価され検索順位を上げるためには、ユーザーに求められるコンテンツを作成しなければなりません。ユーザーニーズを満たす内容であることはもちろん、コンテンツの質も重要です。
質の高いコンテンツを作るためには、E-E-A-Tを意識するようにしましょう。

E-E-A-Tって何でしたっけ…?

Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもので、Webページの品質を評価する重要な要素なんだ。
SEOにおけるE-E-A-Tは、以下のように説明できます。
- Experience(経験):コンテンツ制作に必要な実体験や人生経験
- Expertise(専門性):コンテンツ制作に必要な知識やスキル
- Authoritativeness(権威性):コンテンツの情報源
- Trustworthiness(信頼性):Webページの安全性や誠実性
E-E-A-Tを無視してしまうと、ユーザーが求めるコンテンツを提供できないだけでなく、Webサイトの安全性や信頼性がなくなり、ユーザーの訪問が減ってしまいます。
E-E-A-Tを重視したコンテンツ作りは、Webサイトの品質向上につながるため、必ず意識するようにしましょう。

2023年最新!SEO対策で知っておきたいE-E-A-Tの考え方
検索品質評価ガイドラインが更新され、新たな基準となったE-E-A-Tの意味や重要性とあわせて、E-E-A-Tの対策のポイントをわかりやすくご紹介します。
ユーザビリティの改善
Webサイトで評価されるのは、コンテンツの内容だけではありません。
ユーザーが使いやすいか、クローラーが情報を読み取りやすいか、といった点も重要な要素です。
例えば、少ないクリックで情報にたどり着くようにする(階層を浅くする)、ページの表示速度を改善する、画像にalt属性を記述するといった施策も実施するようにしましょう。
サイトのモバイル化
スマートフォンユーザーが増えたことにより、Webサイトがモバイルフレンドリーかどうかも評価されるポイントになりました。
Googleでは、2018年にモバイルサイトをメインに評価を行う「モバイルファーストインデックス」の仕組みへと移行する方針を示したこともあり、モバイルサイトがより重要視されているのです。
そのため、サイトを構築する際は、モバイルフレンドリーを意識するようにしましょう。
スマートフォンの画面でも見やすいデザインか、タップしやすいか、データの読み込みスピードは遅くないかといった点に注意してください。
サイトマップ設置
サイトマップとは、Webサイトのどこにどのようなページがあるのかを示す、ページやファイルのことです。
Webサイトによっては、「サイトマップ」のリンクが貼られているケースがあります。これは「htmlサイトマップ」というもので、クリックするとサイト内のページ一覧を見ることができます。
そして、サイトマップにはもう1つ「xmlサイトマップ」という種類があります。
これはサイト内の情報を読み込むクローラーのために用意するもので、スムーズな巡回を促すことが可能です。
検索順位が上位のサイトほどxmlサイトマップが設置されているという調査結果もあるため、検索順位に影響する要素の1つだと考えられるのです。

サイトマップはSEOとして有効?
サイトマップは、クローラーがサイト内を巡回する際の道しるべにもなります。今回の調査は「サイトマップにURLが記載されているとSEOに有利になる?」という噂の検証です。
SSL化でセキュリティ対策
SSL化とは、インターネットのデータ通信を暗号化することを指します。SSL化によって、サイト全体のセキュリティを強めることができるのです。
SSL化すると「http」から「https」に変わるため、HTTPS化とも呼ばれます。
Google公式も「検索基準の1つとしてSSL化を含める」と言及しているため、セキュリティ面だけでなくSEOの面でも重要なのです。
定期的なコンテンツ投稿
コンテンツの内容は、新鮮さも重要です。10年前と今ではユーザーニーズも最新情報も変わっている可能性があるため、何年も放置したままではいけません。
検索順位で上位を目指すためには、定期的にコンテンツをリライトしたり増やしたりといったことが必要です。
被リンクの獲得
被リンクとは、外部サイトに貼られた自サイトへのリンクを指します。
被リンクが多いということは、他サイトが参考にする有益なサイトであると判断されるため、Googleもその点を評価しているのです。
ただし、被リンクは数ではなく質が重視されます。
人工的に増やした被リンクはむしろマイナスになる可能性もあるため、自然に発生した被リンクを増やすことが重要です。
検索順位を上げるために絶対にやってはいけないNG行為
質の悪いコンテンツ
これまで、Googleはコンテンツの質を重視すると解説してきました。そのため、必然的に質の悪いコンテンツは検索順位を下げる要因となってしまいます。
情報量が少ないコンテンツや自動作成されたコンテンツ、他のサイトと内容が似ているコピーコンテンツなどが質の悪いコンテンツの例です。
こういったコンテンツはユーザーにとって見るメリットがないため、評価が低くなってしまいます。
そのため、できるだけオリジナリティが高く信頼できるコンテンツを作っていくことが重要なのです。
隠しリンク
隠しリンクとは、文字の色を背景と同じにしたり、画像の後ろに置いたりして、リンクを見えないように入れ込むことです。
隠しリンクはユーザーには見えませんが、検索エンジンは認識できます。10年ほど前は隠しリンクで検索順位を上げることが可能でしたが、今ではGoogleガイドラインのペナルティ対象になっています。
万が一自サイトに隠しリンクを見つけた場合は、速やかに改善を行うようにしましょう。
まとめ
この記事では、検索順位の重要性や、検索順位チェックツールについて解説しました。
検索順位は、Web集客やSEO対策においては重要な要素の1つです。
Googleの検索アルゴリズムは日々アップデートしており、「これをすれば必ず順位が上がる」といった決まりはありません。
そのため、ユーザーが求めるコンテンツを提供することはもちろん、しっかりとキーワードやURLごとの検索順位を管理して、改善を繰り返して上位表示を目指しましょう。
Webサイトの検索順位は、ツールを使えば簡単に確認できます。
Webサイトの規模やニーズに合わせて、適切なツールを選択して活用していきましょう。